オーストラリアでの看護留学【2017年度版】


看護留学とは、海外で看護師資格取得を目指す方や、海外で看護の現場を経験したい方など、看護関係の目的を持った方向けの留学です。今回は看護留学が最も盛んなオーストラリアでの看護留学について説明していきたいと思います。

オーストラリアの看護留学とは


オーストラリアは主要英語圏のなかでも、学生ビザやワーキングホリデービザなど非常に柔軟な留学制度を持つ国です。また留学生を保護する法律などもあり、安心して留学できる国でもあります。
そんな制度も多様で安心して留学できるオーストラリアには、さまざまな目的・目標を叶える看護留学があります。
例えば、日本での正看護師資格や臨床経験を活かし、オーストラリアの病院や施設で看護助手として有給で働くことのできるアシスタントナース有給インターンシップ・プログラムや、正看護師資格取得、その後、オーストラリアでの就職や永住権獲得を目指す正看護師資格取得サポートプログラムなどです。

オーストラリアにある看護留学プログラムが、どのような目的・目標に合ったものなのか見ていきましょう。

目的別 おすすめ看護留学プラン

看護留学プログラムには大きく分けて2つのプランがあります。アシスタントナース有給インターンシップと正看護師資格取得サポートプログラムです。アシスタントナース有給インターンシップには1年バージョンと2年バージョンがあり、正看護師資格取得サポートプログラムには3つの条件別プログラムが存在します。

アシスタントナース有給インターンシップ 1年Ver.


アシスタントナース有給インターンシップ・プログラムでは英語力をしっかりと身に付けた後にオーストラリアの病院や施設で看護助手として働くことのできます。看護助手ではあるもののオーストラリア人と同等の給与水準でお給料をもらうことができます。平均月収は約30万円と高額で、現地生活費10~15万円を差し引いたとしても十分なお金を手元に残すことができます。残ったお金を日々の生活のなかで楽しく使うもよし、貯金して思い切り旅行やプラスアルファの勉強に使うものよし!自由にオーストラリアでの生活を楽しんで板でいただけます。ネイティブ環境で働くため、英語力も伸ばすことができ、海外の医療・看護の現場を経験、そしてお金も稼げる看護留学 アシスタントナース有給インターンシップは年間250名以上の方にご参加いただいているオーストラリアで人気の看護留学です。

こんな方におすすめ
・日本での資格や経験を活かし充実した海外生活を送りたい
・思い切りリフレッシュしたい!でもブランクを作りたくない
・看護プラスアルファ、旅行や勉強など、さまざまなことにチャレンジしたい
・国際協力参加に向けて医療英語や海外経験を習得したい
・正看護師資格取得の足掛かりにしたい

参加条件
・日本の正看護師資格を持ち、正看護師としての臨床経験(フルタイム)を1年以上有している
・ワーキングホリデービザの年齢制限に該当する(30歳以下 渡航時に31歳になっているのは問題ありません)
・1度もオーストラリアのワーキングホリデービザを利用したことがない
・心身ともに健康であること

スケジュール
語学研修 11週間

看護専門コース 6~8週間

看護助手として仕事開始 最長6ヵ月間

アシスタントナース有給インターンシップ 2年Ver.


アシスタントナース有給インターンシップは、ワーキングホリデー制度を利用した看護留学です。オーストラリアのワーキングホリデー制度にはセカンドワーキングホリデー制度と呼ばれる制度があります。セカンドワーキングホリデー制度とは、オーストラリア政府が指定する地域で約3ヵ月間働くことで、もう1年、ワーキングホリデー制度を利用できるという制度です。
セカンドワーキングホリデー制度を利用し、最長2年間オーストラリアに滞在するとなると、仕事も勉強も1年バージョンの倍の長さで挑戦いただける権利を得ることができます。アシスタントナース有給インターンシップを足掛かりに、正看護師資格取得を考えていらっしゃる方におすすめです。
このセカンドワーキングホリデー制度を利用したのが、アシスタントナース有給インターンシップ 2年Ver.です。1年Ver.にするか、2年Ver.にするかは、現地渡航後に決めていただくことができます。

こんな方におすすめ
アシスタントナース有給インターンシップ 1年Ver.でのお勧めポイントに加え…
・できるだけ長く海外生活を満喫したい
・高いレベルまで英語力を伸ばしたい

参加条件
・日本の正看護師資格を持ち、正看護師としての臨床経験(フルタイム)を1年以上有している
・1年目のワーキングホリデービザからご渡航いただけること
・セカンドワーキングホリデービザ申請時に30歳以下であること
・心身ともに健康であること

スケジュール
語学研修 11週間

看護専門コース 6~8週間

季節労働 最低3ヵ月~6ヵ月間(88日間の就労規定を満たすまで)

看護助手として仕事開始 最長1年間

正看護師資格取得サポートプログラム

オーストラリアでは看護の現場における分業制が進んでおり、日本よりも正看護師が正看護師としての仕事に注力できるとされています。家族との生活やプライベートタイムを非常に大切にするオーストラリアでは、残業も少なく、休暇もきちんと取ることができます。また、人件費の高いオーストラリアでは、看護師の初任給が500~600万円程度といわれており、給与面でも魅力的です。また、キャリアサポート体制も整っており、働いる病院からの支援のもと大学・大学院での勉強も可能です。

▼オーストラリア 看護留学経験者インタビュー

このようにオーストラリアは、看護師として働くうえで魅力あふれる環境が整っています。そんな環境で働きたい、生きていきたいと考え、オーストラリアで正看護師を目指す方も多くいらっしゃいます。

オーストラリアで正看護師資格を取得するための条件は大きく2つあります。
1. 学士:オーストラリアの看護協会が認める単位数を満たした学士
2. 英語力:IELTSまたはOETと呼ばれる英語試験でそれぞれIELTS7.0またはOET B以上のスコアを証明
※オーストラリアには国家試験がありません。

よって現在の学歴や英語力などによって、看護師資格取得までのルートは異なります。
個々の条件に沿って、どの看護留学が適切か見ていきましょう。

日本で4年制大学(看護学部)卒、看護師資格をお持ちの方対象【英語力認定プログラム】


先述したように日本で正看護師資格を取得した際、すでに4年制大学(看護学部)を卒業されていらっしゃる方の場合、原則、改めて学位を取得する必要はありません。必要なのは英語力です。

申請時に認められている英語能力判断テストはIELTS(アイエルツ)とOET(オーイーティー)です。

IELTS(アイエルツ):International English Language Testing System
オーストラリアを含む主要英語圏ほぼすべての高等教育機関で認められる英語能力判断テスト(英語力の証明)の一つです。進学時以外にも、就労ビザ取得や海外移住申請時などに用いられる信頼性の高い英語能力判断テストです。
オーストラリアで看護師資格取得するためには、ライティング、リーディング、スピーキング、リスニングの4科目すべてで7.0以上のスコアを取得する必要があります。

OET(オーイーティー):The Occupational English Test
医療従事者(歯科医、栄養士、獣医師、医師、看護師、作業療法士、薬剤師など)専用の英語能力判断テストで、IELTSだけでは補えない医療従事者専用の英語力(語彙力や表現力など)の査定を行うために生まれました。現在はオーストラリア、ニュージーランドを中心に、医療従事者の英語力を判断する基準として用いられています。
オーストラリアで看護師資格取得するためには、ライティング、リーディング、スピーキング、リスニングの4科目すべてでB以上のスコアを取得する必要があります。

学生時代から専門的な看護に関する勉強と実習、そして国家試験対策、就職後も日々新しくなる医療や看護の勉強に勤しむなか、英語の勉強に対する学習時間を捻出することが難しいといという看護師の方がほとんどです。よって多くの方が英語力初級の段階から看護留学にチャレンジされていらっしゃいます。

IELTSは0.5ポイント伸ばすのに、約10~12週間要すると言われています。英語力初級からの場合、目標となる7.0取得までには早い方で1年~1.5年間程度かかります。試験は違えどOETでも要する時間は同様です。
看護師資格取得に必要な英語力を習得した後、看護師登録のための専門コースを受け、看護師資格を取得することができます。

【英語力認定プログラム】は、他の看護師資格取得を目指す看護留学と異なり、大学へ編入・進学の必要はありません。よって、最短・最安でオーストラリアでの正看護師資格取得を目指すことができます。

参加条件
・日本の4年制大学(看護学部)を卒業していること
・日本の正看護師資格を持っていること
※年齢制限・英語力の下限は設けておりません。ただしその後の就職や永住権申請などを考えると、申請時に45歳未満であることが望ましい。

スケジュール
英語研修(一般英語から始め、OETまたはIELTS対策)

OET‘B’取得後、AHPRA(オーストラリアの医療従事者登録・審査機関)にて書類審査
AHPRAでは日本で取得している学位の内容を細かく精査されます。
日本とオーストラリアの教育システムは異なるため、一度申請は「却下」され、その通知結果に「ブリッジプログラムを受講せよ」と指示があります。

EPIQ又はIRONコースと呼ばれる看護師登録ブリッジングコースを受講

EPIQ又はIRONコース修了

AHPRAにて再度審査

AHPRAにて正看護師資格登録完了

ANMAC(移民局指定スキルの判定機関)へ技術査定(Skill Assessment)申請

正看護師資格取得・正看護師として働けるようになります。

日本で専門短大卒(看護学部)卒、看護師資格をお持ちの方対象【大学編入プログラム】


日本の看護師資格は持っているものの、最終学歴が専門・短大卒で、学位は持っていない…という方は、オーストラリアの大学に編入いただき、学士を取得いただく必要があります。

【英語力認定プログラム】と比べると、大学に通う分、時間もお金もかかります。しかし、オーストラリアの看護を実際に学んでいただくことによって、オーストラリアの看護現場で働くために必要な知識や技術、そして心構えなど、「準備」を整えることができます。また、オーストラリアで学士を取得することで、卒業後、働くためのビザ取得がしやすくなったり、大学卒業生を対象とした新卒トレーニングを受けることができたりと、さまざまなメリットがあります。

オーストラリアの大学は原則3年生で、日本で正看護師資格を取得している方の場合、大学の2年次または3年次に編入することができます。ほとんどの大学は2年次編入を原則としていますが、南オーストラリア州にあるフリンダース大学のみ3年次への編入が可能です。

※オーストラリアでの看護留学において高い注目を集めるフリンダース大学に関しては「看護学部紹介-フリンダース大学」をご参照ください。

【大学編入プログラム】には一点、注意しなければならないことがあります。
それは、日本の専門・短大を卒業してから、どのくらいの年数が経過しているか?という点です。編入コースを持つオーストラリアの大学ほとんどが、専門・短大卒業から7~10年以内の編入を原則としてます。編入可否は受入れ大学が判断するため、必ずしも編入できないということではありません。しかし、日々進化を遂げる医療や看護の業界において、10年以上前の単位は、古く、単位移行を認めてもらえない可能性が高くあるということです。

看護学部に編入するためには、IELTS6.5から7.0が必要です。つまり、英語初級者の方の場合、大学編入までに、1年から1年半程度英語研修に時間を要するということです。専門・短大を卒業してからすぐに正看護師として働き始めたと仮定すると、渡航時の臨床経験は8年までが限界ということになります。

参加条件
・日本で正看護師資格を有していること
・大学編入時に、最終学歴卒業後から10年以上経過していないこと
※年齢制限・英語力の下限は設けておりません。ただしその後の就職や永住権申請などを考えると、申請時に45歳未満であることが望ましい。

スケジュール
語学研修 1年から1年半
一般英語から始め、進学に必要な英語力を身に付けるため、進学準備コースへ、または大学が求める英語力を証明するためIELTS対策コースへ進む。

大学2年次編入 2年間
大学在学中に、IELTS7.0 またはOET Bを取得

卒業

日本で正看護師資格をお持ちでない方【大学進学プログラム】


日本で正看護師の資格をお持ちでない方、また、日本で正看護師資格は有しているものの、専門・短大卒で、且つ、卒業後10年以上経過している方を対象とした看護留学です。これは日本で高校を卒業し、オーストラリアで正看護師資格を取得したいという方も該当します。

参加条件
特になし。どなたでもご参加いただけます。

スケジュール
語学研修 1年から1年半
一般英語から始め、進学に必要な英語力を身に付けるため、進学準備コースへ、または大学が求める英語力を証明するためIELTS対策コースへ進む。

大学進学 3年間
大学在学中に、IELTS7.0 またはOET Bを取得

卒業

まとめ

一世代前には、医療や看護関係の留学となるとアメリカやイギリスへ留学する人々が多かったため、看護留学というと、アメリカへの留学をイメージする方はいまだに多いかもしれません。しかし、柔軟な留学制度、高い教育水準、安心して生活を送ることのできる生活環境(治安)など、多方面から見て、オーストラリアでの看護留学は、他国に引けをとらないと言えます。また、アメリカやイギリスが移民の受入れを始め自国の保身に走り閉鎖的になるなかで、看護師資格取得後の就職や永住権取得に可能性がある点においても、オーストラリアは注目すべき国と言えます。

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