オーストラリア正看護師資格で永住権取得を狙う方法[2023年版]

無事にオーストラリアの正看護師資格を取得した!その後に、オーストラリアの永住権を取得し、オーストラリア国内で正看護師として働けるようにしなければいけません。2018年よりオーストラリアの永住権取得難易度も高くなっていっております。また2017年までの取得する方法が通用しなくなりつつあるため、オーストラリアの看護留学を考える前に将来の永住権取得可能性を広げる留学プランを検討することが大切です。特に、オーストラリアの看護大学を卒業せずに、オーストラリアの看護師免許を取得された場合に永住権の申請ポイント不足になる傾向があるため注意が必要です。オーストラリアの認定移民エージェント資格を持つワールドアベニューが2018年7月1日時点での申請方法を元に永住権の申請資格と取得可能性を高める方法をご紹介いたします。
(永住権申請は経歴や年齢などによって異なるため、本記事はご参考までに活用ください。)

 
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看護師でオーストラリアの
永住権資格って取れるの?


オーストラリアで永住権を取得すると、オーストラリア国民と同じくMedicare(国民健康保険)に加入できる他、就労や就学への制限がなくなり、オーストラリアで半永久的に生活をすることができます。永住権取得後は学費もオーストラリア国民と同じ料金に変更されるため、オーストラリアで看護学の修士号に進学予定の場合は海外留学生と比較すると安価で通学することができます。

オーストラリアの永住権取得の制度は、いくつかの道のりがあります。日本人がオーストラリアで正看護師資格を取得した場合に永住権取得の可能性が高い制度として以下のビザ制度があります。※2018年7月1日時点

技術独立ビザ (Skilled Independent Visa)
技術推薦ビザ (Skilled Nominated Visa)
技術地域ビザ (Skilled Regional Visa)
雇用主指名ビザ (Employer Nomination Scheme Visa)
州スポンサー雇用主指名ビザ (Reginal Sponsored Migration Scheme Visa)
パートナービザ (Partner visa)

オーストラリアのビザ制度は、年度スタートの7月1日を含む年2回程度変更されるため、常に最新の情報を移民局のホームページを確認し、変更にあわせて永住権取得方法を検討しなければなりません。

オーストラリア認定移民エージェントからのアドバイス

永住権とオーストラリア国籍は何が違うの?

オーストラリア永住権者は、オーストラリアの被選挙権・選挙権を持たず陪審員制度などオーストラリア国民の義務も課せられません。あくまでもオーストラリアに永住する権利であるため、オーストラリア国民ではありません。そのため、パスポートなどは日本など自国のパスポートを使い続けることなります。オーストラリア国籍はオーストラリア永住権を取得後に一定の条件(オーストラリア滞在歴やテストの合格)を経て申請可能ですが、日本国が二重国籍を認めていないため、成人後にオーストラリア国籍を取得した場合は自動的に日本国籍を失う可能性があります。(または、国籍選択が必要)オーストラリア永住権に更新はありませんが、オーストラリアを自由に出入国するResidentReturnVisa(レジデントリターンビザ)を更新し続けなければならず、同ビザが失効するとオーストラリアへの入国ができません。ResidentReturnVisaには更新の要件(滞在歴)があり、満たさない場合はオーストラリアへ戻ってくることができなくなるため注意が必要です。

オーストラリアの永住ビザ申請で
必要な基本知識


永住ビザ申請にあたって、基本的なルールや用語についてご紹介します。各ビザによって申請要件は異なるものの、原則的なルールは共通しています。

IMMIアカウント

オーストラリアではビザ申請の大部分をオンライン化しており、書面での申請が可能なビザは年々減っています。オーストラリアの永住権が取得できるビザも基本的にはオンラインでの申請となります。オンラインでビザ申請をするために必要になるのは、オーストラリア州政府のDepartment of Home Affairs にあるIMMIアカウントというシステムです。こちらは誰でも無料でアカウントが作成でき、ワーキングホリデーや学生ビザといった一次滞在ビザでも利用します。

ビザ申請料金(VAC)

ビザ申請料金はVisa Application Charge(VAC)と呼ばれ、IMMIアカウントで作成したビザ申請フォームを提出する最後の画面で支払が必要となります。クレジットカードまたはペイパルで支払可能ですが、各カードでそれぞれクレジットカードサーチャージ(手数料)が別途かかります。(1%-1.99%)

ブリッジングビザ

オーストラリアに他のビザで滞在中に永住権や一次滞在ビザを申請した場合、申請中のビザが許可されるまでの期間、オーストラリアで合法的に滞在するための一時的なビザとしてブリッジングビザが発行されます。ブリッジングビザには種別があり、原則自分で申請する必要はなく自動的に発行されますが、オーストラリア国外に出る場合はブリッジングビザBを別途申請し取得しなければいけません。ブリッジングビザBが無いままオーストラリア国外に出国すると、オーストラリア国内に戻れないため注意しましょう。もし、オーストラリアビザの発行条件にオーストラリア国内にいることが含まれている場合は、ビザが発行されないことになってしまいます。

追加書類提出の案内

オーストラリアの移民審査官が書類を不十分であると判断した場合は、追加書類を提出するようメールおよびIMMIアカウントを通じて連絡が来ます。追加書類の提出期限は原則として28日が設定されていますが、難しい理由がある場合は延期してもらえるようにリクエストができます。追加書類の提出ができる限り無いように、最初のビザ申請時にできる限り全ての書類を揃えておく方がよいでしょう。

技術独立ビザ
(Skilled Independent Visa)

オーストラリアの正看護師資格で、永住権取得するもっとも代表的なビザが技術独立ビザ(Skilled Independent Visa)です。大きな理由は、誰かにスポンサーしてもらうわけではなく、自分のスキルや経歴を元に自力でビザ申請ができるからです。2018年7月1日に申請に必要なポイントが増えた他、申請可能な年齢が49歳までから45歳の誕生日を迎えるまでに厳しくなっています。留学のプランを考える場合は注意しましょう。

技術独立ビザでの永住権取得までの流れ

Step

01

申請資格の確認

技術独立移民の対象職種リスト (The Medium and Long-term Strategic Skills List (MLTSSL) にRegistered Nurse(正看護師)が含まれていることを確認する。

Step

02

ポイントテスト

ポイントテスト で65点以上あるか確認する。※65点は必ず必要

Step

03

スキルアセスメント(約8週間)

オーストラリア正看護師の場合は、Australian Nursing & Midwifery Accreditation Council(ANMAC)でビザ申請のための経歴証明を依頼

Step

04

EOIの提出

オーストラリア移民局のスキルセレクトよりExpression of Interest(EOI)をオンラインで申請。ポイントテストが65点未満だと申請不可。

Step

05

ビザ申請(8〜11ヶ月)

EOIが完了し、ポイントテストが高い人から順番に移民局からInvitationが発行されます。Invitationが発行されたらIMMIアカウントよりビザ申請を行う。

ビザ発行


技術独立ビザの申請条件

年齢制限 45歳未満(Invitation時点)
職業 オーストラリア正看護師を含むMLTSSLの職種
スキルアセスメント スキルアセスメントに合格すること(ANMAC)
最低英語基準 Competent English(IELTS6.0相当)
健康診断 有り(申請後)
無犯罪証明書 必要(過去10年以内に居住していた国)
過去のビザ履歴 過去にキャンセルやRefuseされていないこと
ビザ申請手数料 3755豪ドル

ポイントテストの詳細

EOIを行う場合に、ポイントテストに合格しないといけません。合格点は2018年6月30日までは60点、2018年7月1日からは65点となっています。

年齢基準

18 – 24歳
25 – 32歳
33 – 39歳
40 – 44歳

英語力

Competent English (IELTS6.0相当)
Proficient English (IELTS7.0 相当)
Superior English (IELTS8. 0相当)

オーストラリア国外での申請職種での勤務経験
(直近の過去10年間)

3年未満
3 − 4年
5 − 7年
8 − 10年

オーストラリア国内での申請職種での勤務経験
(直近の過去10年間)

1年未満
1 − 2年
3 − 4年
5 − 7年
8 − 10年

オーストラリア国内での就学

ディプロマ以上(CRICOS認定の学校)

申請職種の卒業学位

博士
学士・修士
専門
その他

その他ポイントになるもの ※複数選択可

NAATI認定の通訳・翻訳資格
指定地域で居住し学校に通学
パートナーも同じ技術独立対象
プロフェッショナルイヤー
スコアの確認はここをクリック
  • 永住権スコア
  • 0

CASE STUDY 1

・日本の看護専門卒
・オーストラリアの看護大学2年次編入
(アデレード)
・31歳
・日本での勤務経験5年3ヶ月
・オーストラリアでの勤務経験 1年1ヶ月
・OET B(全科目)

ポイントテスト

年齢点 30点
英語力 10点
オーストラリア国外での申請職種での勤務経験(直近の過去10年間) 10点
オーストラリア国内での申請職種での勤務経験(直近の過去10年間) 5点
オーストラリア国内での就学 5点
申請職種での卒業学位 15点
指定地域で居住し学校に通学 5点
合計 80点(申請可)

CASE STUDY 2

・日本の4年制看護大学卒業
・29歳
・日本での勤務経験6年
・オーストラリアでの勤務経験なし
・IELTS 7.0(全科目)

ポイントテスト

年齢点 30点
英語力 10点
オーストラリア国外での申請職種での勤務経験(直近の過去10年間) 10点
申請職種での卒業学位 15点
合計 65点(申請可)

技術独立ビザで永住権を狙う場合の認定移民エージェントからのアドバイス

日本で看護専門学校をご卒業されている場合は、オーストラリア国内で大学に編入することになり、年齢や日本での勤務経験にもよりますが、ポイントが足りないというケースはあまり発生しません。しかし、ポイントを少しでも高くしたいのであれば、1.移民局指定のエリアにある大学を選ぶ、2.卒業まで2年以上のコースを選ぶ、3.卒業後ビザを取得し、1年間働く、という3点を検討しましょう。移民局指定のエリア(アデレードやタスマニア、サンシャインコーストなど)で2年間就学することにより、オーストラリアの教育機関に就学すると獲得できる5点に加えて、さらに5点獲得できます。また2年のコースを卒業すれば卒業ビザの対象となり2年間卒業後に就労できるビザが獲得できます。もし、年齢や英語力でポイントが足りない場合は、卒業ビザで正看護師として1年働き5点稼ぐことができます。昨今、EOIを通過するためのポイントが増えている傾向にあるため上記の3点を踏まえてより高いポイントを獲得できるようにしましょう。

日本で大学をご卒業されている場合は、オーストラリアの大学に通学する必要性が少ないため、オーストラリアの教育機関に通うことによるポイントが獲得できません。またそれに伴い、卒業ビザや指定エリアでの就学ポイントなども得られないことから永住ビザの申請ポイントで苦労する可能性があります。オーストラリアの看護大学にわざわざ行かなくてもオーストラリアの看護師免許は取得できます!という情報や個人のブログなどでありますが、技術独立でのビザ申請ができず苦労されている方もいらっしゃいます。技術独立ビザの申請を確実にするためには、人によってはオーストラリアの看護大学や大学院進学がベストなケースもあるため、慎重に検討すべきでしょう。特に、2017年後半からはポイントテストで合格点を取っていたとしても、必ずしもInvitationが来るわけではなく、70点または75点以上ポイントがないと厳しい状況にあります。オーストラリア看護師免許を取る、ところまでを見るのではなく、オーストラリアの永住権を取る可能性を高められるかという広い視野でプランを検討することが大切です。

Invitationの発行時期や点数などは、オーストラリアの移民局のスキルセレクトにて公表されています。

専門卒・大学卒に関わらずポイントをできる限り増やすコツとしては、1.ビザ申請時の年齢を意識すること(25歳から32歳までが最も高い)、2.英語力を出来る限り高める、3.日本での勤務年数を最低5年以上とする、という3点です。1と2については、あまり日本の勤務年数が長すぎるとビザ申請時の年齢が32歳を超えてしまうため、勤務年数8年を目指すのではなく5年以上で十分と考えるべきでしょう。(すでに十分な勤務年数をお持ちの方は除く) 2の英語力については、IELTSやOETだけではなく、PTE AcademicというテストでSuperior English (IELTS8相当)になる79点以上を目指すのが一般的になっています。

PTEアカデミックの詳細は以下から確認ください。

技術推薦ビザ
(Skilled Nominated Visa)


オーストラリアは移民をより受け入れる必要のある州を設定しています。Skilled Nominated Visaでは州政府に申請し、推薦をもらうことにより、EOIのポイントにおいてさらに5点追加で獲得することができます。基本的な申請の流れは技術独立移民と近いため比較しながら検討をしてください。州政府からサポートしてもらうことになるため、住むエリアに一定期間制限がかかり、技術独立ビザよりは選ぶ方が少ない傾向にあります。

技術推薦ビザでの永住権取得までの流れ

Step

01

申請資格の確認

技術独立移民の対象職種リスト(The Medium and Long-term Strategic Skills List (MLTSSL)にRegistered Nurse(正看護師)が含まれていることを確認する。

Step

02

ポイントテスト

ポイントテストで65点以上あるか確認する。※65点は必ず必要

Step

03

スキルアセスメント(約8週間)

オーストラリア正看護師の場合は、Australian Nursing & Midwifery Accreditation Council(ANMAC)でビザ申請のための経歴証明を依頼

Step

04

EOIの提出

オーストラリア移民局のスキルセレクトよりExpression of Interest(EOI)をオンラインで申請。ポイントテストが65点未満だと申請不可。

Step

05

州政府への申請(約8週)

州政府のオファー用書類を提出し、審査してもらう。

Step

06

ビザ申請(8〜11ヶ月)

EOIが完了し、ポイントテストが高い人から順番に移民局からInvitationが発行されます。Invitationが発行されたらIMMIアカウントよりビザ申請を行う。

ビザ発行


技術独立ビザの申請条件

年齢制限 45歳未満 (Invitation時点)
職業 オーストラリア正看護師を含むMLTSSLの職種
スキルアセスメント スキルアセスメントに合格すること (ANMAC)
州政府のオファー 必要
最低英語基準 Competent English (IELTS6.0相当)
健康診断 有り (申請後)
無犯罪証明書 必要 (過去10年以内に居住していた国)
過去のビザ履歴 過去にキャンセルやRefuseされていないこと
ビザ申請手数料 3755豪ドル

州政府に推薦されるための条件

州政府によって推薦するための制度が異なりますが、申請する州の教育機関(CRICOS認定)に進学しながら、その州に居住していた人(12ヶ月以上)または、申請する州で就労しており(週35時間換算のフルタイムで半年以上)、今後1年間に渡って雇用してくれる雇用主がいることなどの規定があります。タスマニア州などでは、オーストラリアに居住していない正看護師(オーストラリアの資格を持つ)が直接海外から永住ビザ申請ができる制度もあります。(諸条件あり)


州政府の推薦を受けた場合の条件

技術推薦ビザでは、永住権がおりた後も最低2年間は推薦を受けた州内で生活しなければなりません。また、州政府のアンケート調査に参加する義務があったり、居住している場所や連絡先を報告する義務があります。柔軟に引越ししたい人や日本に帰国予定がある方にはおすすめできませんが、指定エリアで生活することが苦にならない方で後少しポイントがほしい方にとっては検討する価値のあるビザになります。シドニーのあるニュー・サウス・ウェールズ州でも募集を受け付けているものの大都市がある州は早期に募集が締め切られる傾向にあるため、事前に計画を練って申請準備が必要と考えるべきでしょう。

技術地域ビザ
(Skilled Regional Visa)


オーストラリアで人口が少ない地域での専門職を増やす目的で設定されている技術地域ビザは、Skilled Regional(Provisional) visa(一次滞在ビザ)とSkilled Regional visa(永住権)の二段階からなるビザ制度です。オーストラリアの正看護師免許は技術地域ビザの対象職種でもあります。Skilled Reginal(Provisional) visa(滞在期間4年)が許可された後に、州政府指定の一定の基準を満たすことによりSkilled Reginal visa(永住権)の申請資格が与えられます。看護師は技術独立ビザや技術推薦ビザで永住権申請が見込める職種であるため、技術地域ビザでの申請者は多くはありません。
2019年11月16日より、Skilled Regional (Provisional)は廃止され、491 Skilled Work Regional (Provisional) visaへ変更されます。また、対応する永住権も191 Permanent Residence(Skilled Regional) visaへと2022年11月16日に移行される予定となっています。(2019年4月9日発表の情報)

申請の流れは、技術推薦ビザに近くEOIも必要となるため、ポイントテストも必要となります。

Skilled Regional Provisional

Skilled Provisional (永住権)

技術推薦ビザの申請条件

年齢制限 45歳未満(Invitation時点)
職業 オーストラリア正看護師を含む職種
スキルアセスメント スキルアセスメントに合格すること (ANMAC)
州政府のオファー 必要
最低英語基準 Competent English (IELTS6.0相当)
健康診断 有り (申請後)
無犯罪証明書 必要 (過去10年以内に居住していた国)
過去のビザ履歴 過去にキャンセルやRefuseされていないこと
ビザ申請手数料 3755豪ドル 永住権の申請手数料385豪ドル

雇用主指名ビザ(Employer Nomination Scheme)/

州スポンサー雇用主指名ビザ(Reginal Sponsored Migration Scheme Visa)


会社にスポンサーしてもらうことにより、永住権の取得が目指せるのが雇用主指名ビザまたは州スポンサー雇用主指名ビザです。どちらも移民局からスポンサーとしての許可を受けた雇用主から推薦してもらうことにより永住権の申請資格を与えられます。州スポンサー雇用主指名ビザは、指定された州(主に人口が少ないエリア)に認定された雇用主から推薦してもらうことにより永住権申請が可能です。どちらのビザもTemporarySkillShortage(TSS)と呼ばれるビジネスビザを経由して申請する方法と、直接永住権を申請する方法があります。
Regional Sponsored visa は2019年11月16日をもって廃止され、494 Skilled Employer Visa へ移行します。(ビザ発給の上限は9,000を予定しています。)

ビジネスビザを経由する場合

TSSビザ (2年間で申請資格)

雇用主指名ビザまたは州政府雇用主指名ビザ

オーストラリアのビジネスビザを取り巻く環境は、2018年の3月にTSSビザが導入されて以降大きく変化しています。しかし、オーストラリアの正看護師免許は幸いなことに、TSSビザの有効期限4年の対象職種であり、TSSビザから雇用主指名ビザや州政府雇用主指名ビザで対象となっています。

雇用主指名ビザでの永住権取得までの流れ

Step

01

申請資格の確認

技術独立移民の対象職種リスト(The Medium and Long-term Strategic Skills List (MLTSSL))にRegistered Nurse(正看護師)が含まれていることを確認する。

Step

02

雇用主のスポンサー登録

雇用主はオーストラリア移民局にスポンサ−登録が必要。登録申請中に次のステップを並行して進めることは可能

Step

03

雇用主からの推薦

スポンサーとなる雇用主から、推薦する雇用者をオーストラリア移民局に申請。この推薦があれば移民局からの返答待ちでも次のステップに進められる。

Step

04

ビザ申請

履歴書や契約書などサポート書類も含めてビザ申請

ビザ発行


雇用主指名ビザの申請条件

年齢制限 45歳未満 (Invitation時点)
職業 オーストラリア正看護師を含むMLTSSLの職種
最低英語基準 Competent English (IELTS6.0相当)
健康診断 有り (申請後)
無犯罪証明書 必要 (過去10年以内に居住していた国)
過去のビザ履歴 過去にキャンセルやRefuseされていないこと
ビザ申請手数料 3755豪ドル
雇用主の推薦 必要
雇用主のスポンサー登録 必要

雇用主指名ビザで永住権を狙う場合の認定移民エージェントからのアドバイス

技術独立と雇用主指名ビザがオーストラリア正看護師として永住権を取得する主要な方法であることは間違いありません。雇用主指名ビザのメリットは、EOIが必要ないため、ポイントテストもなく、Invitation待ちが無いことでしょう。ビザをサポートしてくれる雇用主が見つかれば、すぐにビザ申請に入ることができ永住権がおりるまでもブリッジングビザがあるためオーストラリア国内で働き続けられます。看護師不足が深刻な地域の病院やナーシングホームなどでは正看護師としてビジネスビザのオファーや雇用主指名ビザでの永住権取得サポートもあります。一方で、人が集まる都市部(シドニー・メルボルン・ブリスベン)では、永住権や国籍をもつ正看護師が多く集まるためビジネスビザや雇用主指名ビザの難易度が高い傾向にあります。自力で永住権を目指す場合は、技術独立のポイントテストをクリアできることを前提に頑張りつつも、ビジネスビザ(TSSビザ)を経由した雇用主指名ビザをサポートしてくれる雇用主を探す就職活動を並行して頑張ることが大切といえます。

パートナービザ
(Partner visa)


オーストラリア滞在中にめでたく将来の伴侶が見つかれば、パートナービザを利用して永住権取得が目指せます。パートナービザは、Temporary Partner visa(一次滞在 2年間)を経てPartner Visa(永住権)を獲得することができます。オーストラリアの看護留学で渡航されている方で毎年10名前後の方がパートナービザを利用して永住権取得を目指されています。パートナービザの特徴は、ブリッジングビザの間からMedicare(国民健康保険)に加入することができ、就労時間制限もないためオーストラリア正看護師として働くことをスタートできます。
近年の技術独立ビザやビジネスビザの高難易度化からパートナービザの申請が増え、ビザ申請にかかる期間が17ヶ月〜25ヶ月までとされており、永住権取得までに長い年月がかかることがデメリットとなっています。

パートナービザの申請条件

年齢制限 なし (結婚できる年齢)
健康診断 有り (申請後)
無犯罪証明書 必要 (過去10年以内に居住していた国)
過去のビザ履歴 過去にキャンセルやRefuseされていないこと
ビザ申請手数料 7160豪ドル
パートナーの推薦 必要

パートナービザ申請の注意点

オーストラリア正看護師資格に加えてオーストラリア人または永住権者と結婚(または事実婚)することは、オーストラリアで生活していく上で大切な大部分を得たとも考えられます。しかし、パートナービザの失敗ケースは以外と多いため、事前にしっかりと準備が必要なビザだと認識しておきましょう。雇用主指名ビザや技術独立移民のように申請条件が厳しくないため、パートナービザシステムを悪用している人がいるため、年々パートナービザの審査も厳格化しています。

● POINT1 スポンサーできるパートナーの条件
・過去に3回以上パートナービザサポートをしていないこと。
・オーストラリア国籍または永住権者(該当するニュージーランド国籍者を含む)
・過去のスポンサーから最低5年が経過していること
● POINT2 関係性
・資金面、社交面、将来の計画、日常生活の家事分担などの点で婚姻関係を立証できること
・事実婚で申請する場合は、事実婚状態が12ヶ月以上継続していること。 ※事実婚の場合は、結婚に比べ審査が厳しい傾向にあります。
・永住権がおりるまで継続した婚姻関係が証明できること。

既に二人の関係から子供が誕生している場合などはより申請が通りやすくなる可能性があります。

オーストラリアの永住権をサポートするのは
認定移民エージェントにしよう

前述の通り、オーストラリアの永住権資格が取得できる制度は複数あり申請方法や申請資格が多岐に渡ります。さらに、ビザの制度は目まぐるしく変わるため個人のブログ記事などを参考に申請するのは、リスクがあります。個人のブログは過去のビザ制度に基づく体験を書いているという認識で参考にした方が良いでしょう。また、ご自身でビザ申請をする場合も十分に移民局のサイトを確認するほか、必要に応じてビザの専門家にアドバイスをもらうべきです。オーストラリアでビザの申請をアドバイスできるのは、オーストラリアの移民弁護士または、所定の学位を持ち毎年資格の更新が必要な認定移民エージェント(Registered Migration Agents)のみと法律(Migration Act)で規定されています。認定移民エージェント有資格者は毎年知識をアップデートする講習に参加しなければ、資格の更新ができません。看護留学で多数のナースが留学するワールドアベニューのオーストラリアオフィスでは、認定移民エージェント資格を持つスタッフが常駐しているので、オーストラリアで正看護師資格をとった後の永住権取得まで一貫したアドバイスとサポートが可能です。また、オーストラリアでも最大の認定移民エージェントである、Migration Institute of Australiaにも入会しており、オーストラリアのビザ制度全般の素早い情報収集に努めています。

移民エージェント認定番号 MARN 1800739
MIA メンバーシップナンバー 18495

オーストラリア看護留学のFacebookでは、オーストラリアのビザ制度情報に変更があれば随時配信しています。情報収集に是非フォローしてくださいね。

オーストラリアで正看護師資格は永住権や就労可能なビザを取得して初めて実際に使うことができると言えます。ワールドアベニューでは永住権取得までをしっかり視野に入れ、できる限り永住権を取れる可能性を高められるようにカウンセリングを行っています。

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