オーストラリア正看護師資格取得看護留学プログラム(大学卒業の方向け)看護師免許と大学卒業資格を利用してオーストラリア正看護師資格を取得

日本の大学卒業資格と
免許を利用し、
オーストラリア正看護師免許を
取得しよう

日本で4年制大学の看護課程を修了し、正看護師資格を取得・保有されている方は、オーストラリア看護師認定協会指定の条件を満たすことによってオーストラリアの正看護師資格を取得できる可能性があります。
2020年3月より、現行のブリッジングコースに変わる審査方法として、 outcomes-based assessment(以下、OBA)*が導入されます。1段階目の書類申請完了後に、知識面・技術面のアセスメントを受け、オリエンテーションプログラムに参加することにより、オーストラリアの正看護師免許の認定をオーストラリア看護師認定協会より受けることが可能です。近年、永住権取得難易度の観点から、日本の大学卒であっても、オーストラリアの大学や大学院に入学し、看護師免許切り替えを行う方も増えています。

*outcomes-based assessment(OBA)知識面のアセスメントを行うa multiple-choice question(MCQ)と技術面のアセスメントを行うobjective structured clinical exam(OSCE)に分かれている新しい審査方法。

a multiple-choice question(MCQ) :アメリカで正看護師資格を取得する際に受験するNCLEX-RNを採用。合格をすることで、OSCEに進むことができる。
objective structured clinical exam(OSCE) :オーストラリア看護師認定協会が指定する施設において実施。オーストラリアの新卒看護師と同等のスキルに達しているかを評価される。

オーストラリア正看護師
資格取得 (大学卒)の流れ


日本で既に看護学士を取得されている方がオーストラリアの正看護師資格を取得するためには、まずオーストラリア看護師認定協会指定の英語スコアを取得する必要があります。

英語スコア取得のために、語学留学をするのが一般的ですが、オーストラリアのワーキングホリデービザを取得できる方はアシスタントナース有給インターンシッププログラムに参加してから、正看護師資格取得にチャレンジする方も増えています。インターンシッププログラムに参加することで、オーストラリアの看護現場を体験することができるため、資格取得に挑戦する前にオーストラリアの働き方や看護観等を知ることが可能です。

従来の審査方法では、英語スコア取得後に書類申請及びブリッジングプログラムの受講をして、正看護師登録をする流れとなっていました。しかし、2020年よりブリッジングプログラムが廃止され、新しい審査方法OBAが導入されることになり、NCLEX-RN(知識アセスメント)・技術アセスメント・オリエンテーションの参加が必要となりました。

-審査方法変更までの流れ-

2018年10月
2019年よりブリッジングプログラムを廃止し、新しい審査方法OBAを導入することが発表された。

2019年7月
2020年にOBAの開始及び詳細発表は延期された。

2019年9月
2021年1月以降にOBAの開始は延期された。2019年10月以降に書類申請をする場合はブリッジングプログラムとOBAの2つの審査方法の内どちらかを申請者自身が選択することになり、2020年1月以降に書類申請をする場合はOBAでの審査となる旨が発表された。

2019年12月
2020年3月にOBAの開始が延期された。

2020年2月
2020年2月21日までに書類申請をする場合は、ブリッジングプログラムとOBAの2つの審査方法の内どちらかを申請者自身が選択することになり、それ以降の申請はOBAでの審査となる旨が発表された。

日本の看護師資格を保持し、大学(看護学)をご卒業された方 2020年3月以降の基準

語学学校
(オーストラリア)
必要IELTSスコア
初級から入学可能
12ヶ月~24ヶ月
オンライン上でオーストラリア看護師認定協会に書類申請
NCLEX-RN(知識アセスメント)の受験・合格
(オーストラリア国内及び国外にあるピアソンVUEテストセンターにて受験可能)
オーストラリア・アデレードにある指定施設にて実施される
技術アセスメントを受ける
オーストラリア看護師認定協会より提供される
オリエンテーションプログラムに参加
オーストラリア 正看護師免許取得

正看護師資格を日本の大卒資格で
挑戦する場合の注意点


2010年にオーストラリアでは看護協会が各州で統一され、州による看護登録制度の違いがなくなり、アメリカの看護登録制度と比較するとわかりやすくシンプルになりました。また、永住権の対象職種であることから、世界各国からオーストラリアで働きたいナースが集まる看護留学大国の一つとなっています。しかし、毎年申請の条件や永住権の申請基準については変更が発生する可能性があり、最新の情報を収集して留学計画を立てることが重要な留学となります。

永住ビザのポイント不足にならないようなプランを計画する

2017年後半より永住ビザの申請許可に必要なポイントが増加しており、日本の大学卒を利用した看護師免許取得プランでは永住ビザの申請が難しくなる傾向にあります。今後もポイントは上下する可能性があり、これから看護師資格を目指される方にとっては永住ビザのポイントを稼ぐ方法を予め検討する必要性があります。ポイントが足りない、少ない場合は、日本の大学卒業であったとしてもオーストラリアの大学や大学院に入学し、永住ビザのポイントを稼ぐ方法が一般的です。

→ オーストラリアの看護大学の編入の流れ
→ オーストラリア正看護師免許を利用した永住ビザ申請方法

対象者はブリッジングプログラムかOBAのどちらかを選択できる

2019年10月~2020年2月21日の間にオーストラリア看護師認定協会に書類申請をされる方は、ブリッジングプログラムの受講かOBAによる登録かのどちらかを、選択することが可能です。ただし、OBAの開始は、2020年3月となります。

ブリッジングプログラム受講予定の方はOBAへの切り替えが可能

オーストラリア看護師認定協会よりブリッジングプログラムの受講許可が出ている方が、OBAによる登録へ変更することも可能です。変更される場合は、ブリッジングプログラム入学許可を認める書類に記載された看護師認定協会の担当者に連絡をしなければいけません。

ブリッジングプログラムは2021年まで継続される

オーストラリア看護師認定協会より、ブリッジングプログラムの受講許可が出ている方は、2021年まではブリッジングプログラムを受講いただくことが可能です。

オーストラリア正看護師
資格取得(大学卒) 体験談

御名前:
中田 安妃子さん
留学プログラム:
2007年4月 オーストラリア 語学留学
その後、看護師資格取得に必要な英語力の証明OET ‘B’を取得。
オーストラリア 正看護師として就職、現役看護師として活躍中

IELTSからOETへの切り替えで見えた正看護師資格取得

オーストラリアでの看護師資格を目指したきっかけ

オーストラリアでの看護師資格取得を考えたきっかけは、オーストラリア旅行の際、ツアーガイドさんから言われた「オーストラリアに向いているよ」の一言でした。
たわいもない一言でしたが、その一言から、オーストラリアへの移住を本気で考え始めました。
もともと日本で看護師をしていたこともあり、「移住して働くなら、日本の看護師資格や経験を活かしたい」と思い、オーストラリアでの看護師資格取得を目指すことを決意しました。

オーストラリアで看護師資格取得するためには、オーストラリアの看護協会が認める学士(看護)と英語力が必要でした。すでに日本で看護学士を取得していたため、乗り越えるべき壁は、「英語力」でした。

語学学校で、一般英語コースからスタートし、少しずつレベルを上げ、IELTS対策コースに入り、看護協会が定めるIELTS7.0取得にむけて奮闘しました。
勉強面で最も苦労したのはリーディングです。リーディングはもともと日本語でも苦手で、それが英語ともなるとなおさらでした。最初は子供向けの本ですら辞書と向き合いながら読んでいたほどです。
語学学校のクラスがあがるにつれて、さまざまなリーディングテクニックを教わるものの、知らない単語が多い、文章のニュアンスがわからないなど、実際の試験ともなると、実践することができず、繰り返しIELTSに挑戦するも、目標スコアはなかなか取得できずにいました。

今、体験談を読んでくださっている方も、海外で看護師資格を目指すなら、必ずどこかでぶつかる何かに出会うはずです。ここで肝心なことは、「結局あきらめないこと」です。努力を積み重ね、リーディングのための特訓を繰り返すことで、少しずつですが成長し、できないことができるようになり、気が付けば「苦手」や「嫌い」という気持ちは薄れていきました。

わからないことがあれば、調べる。
調べるときは必ず英英辞典を使う!これら積み重ねた努力の結果、今では看護や医学に関する文献なども難なく読めるようになりました。

ただ、着実に英語力は伸びていったものの、なかなかIELTSの規定を満たすことができず、何度も悔しい思いをしました。それでもあきらめなかった私に、ワールドアベニューから「思い切ってOETに切り替えて挑戦してみては?」と提案をいただきました。そして、OETに切り替えた後、とうとう、念願の看護協会が定める規定の英語スコアを取得、無事正看護師資格を手にすることができました。

看護師として働いたことで見えたオーストラリアという国の魅力

日本で看護師をしていた方は、日本の患者第一の精神や、非常に繊細な看護を学んできていることから、働き手を非常に大切にするオーストラリアの看護現場で働き始めるとき、日本とオーストラリアとの「ギャップ」に戸惑いを覚える方もいらっしゃるかもしれません。

単一民族で成り立つ日本と、多種多様な民族に溢れ、多文化主義を導入するオーストラリアとでは、仕事、生活などさまざまな点で、「違い」があります。且つ、「違う」ものを受入れることに抵抗感の強い日本人は、オーストラリアのように誰もが違う価値観、考え方、習慣、文化を当たり前とし、暮らしている国で生活する際には、驚きやショックも多いと思います。

ただ、分業化が進み、各々の専門性を活かし働くことができ、働き手を大切にするオーストラリアの看護や就労に関する制度を理解できれば、自分の生活を本当に大切にしながら、且つ安定した待遇の良い仕事、職場だということを感じることができるはずです。

キャリアアップは自分次第

例えば、私は、仕事をしながらパートタイムで大学院に通い、日々勉強に勤しんでいます。
理由は、私が勤める病棟全体で、循環器に関する知識が薄いと感じていたことにあります。
もともと、「一看護師として終わりたくない」「より高い専門性をたずさえ、将来的には『教育』に携わる仕事をしていきたい」と考えていたこともあり、病棟が抱える課題を、「私が改善してやる!」という気持ちと共に、大学院への進学を決意しました。

なんと大学院の学費は無料で、日々の勉強のために休暇が必要であれば、希望を出し勉強のための休暇を取得することができます。病棟・病院の質向上に対する取り組みのため、病院が非常に強力的なのです。

このように、外国人であっても、役職をあげるために勉強することに対して、非常にサポーティブな環境が整っているので、努力次第、なんでも可能です。
実際、日々の勉強の成果から、私の同僚は私のもつ知識に一目置き尊敬してくれていますし、今後の役職UPに関しても非常に明るいという現実があります。外国人だからと差別されることはなく、自分次第で、なんでも可能となるのがオーストラリアのいいところです。

同僚は多国籍でさまざまな考え方や価値観を持っているので、日々、新しい発見があったり自分の視野が広がるきっかけを与えてくれたりします。

恵まれた就労環境

就職活動も「病院に就職する」のではなく「病棟に就職する」という感覚です。
オーストラリアでの就職は、日本のように、病院に就職して、その後の科の配属はどこになるのかわからない……というものではなく、自分で病棟を選び、就職できるため、苦手だったり興味が持てなかったりする科に行く必要はありません。
その他にも、労働条件は日本と比較にならないほど優遇されていると思います。
特に年間6週間の有給休暇をきちんともらうことができ、且つ、休暇の日程は自分で決めることができます。
オーストラリアの永住権者になると公的保険に加入することもでき、基本的な医療費は無料ですし、とにかく生活の充実度は非常に高いです。

英語さえできれば!

母語でない「英語」での生活に、戸惑いを覚えることもありますし、不便を感じることもあるでしょう。
そこに苦労がないとは言いません。
しかし、多文化主義を導入するオーストラリアでは、それぞれがそれぞれを尊重し合い生活しているため、自分が持つ「違い」に対して、他人に常に気を遣って生活をしなければならないということはありません。「違い」があったとしても、それが「普通」なため、精神的に楽なのです。
もちろん、分別をわきまえることはオーストラリアでも大切です。良識のある行動が取れれば、周りから愛される人になれます。実際に私は、看護師として働くなかで患者さんには感謝されますし、同僚とも良好な関係が築けています。去年は病院にて、年間表彰にも選ばれました。

今の目標は看護教育に携われる役職に就くこと

先述したように、「普通の看護師で終わりたくない」という思いがあり、認定看護師、または教育に携われるような役職につきたいと以前から持っていました。そんなとき、CNS(Clinical Nurse Specialist)や、CNE(Clinical Nurse Educator)に興味を持ちました。
CNS、CNE、この2つの役割に共通することは、病棟または病院全体の「教育」に携わり貢献することができるということです。

CNEは患者を持たず、病棟看護師の定員外の役割となるため、現時点では、より自分自身の知識技術向上のため、自分の患者に対する迅速なアセスメント力技術を養うため、CNSでいたいと思っていますが、将来的には病棟・病院全体の教育に携わっていきたいため、CNS・CNEとなるために必要不可欠な修士号取得にむけ、勉強しています。

現在私が勤める病棟にはCNSがいないため、実際に、CNSが現場でどのようなことを、どれだけしなければいけないのか?が、すべて手探り状態です。今後、心臓血管に関して、特に心電図の読み方などについて勉強会を開くなど、少しずつ行動していこうと考えています。

※2020年より審査方法が変更となっております。本ページ掲載の体験談は、参考までにご利用ください。