有給海外看護インターンシップ
一般的なワーキングホリデーとの違い
有給海外看護インターンシップ・プログラムとは、アシスタントナース(看護助手)としてオーストラリアの病院や介護施設で「有給」で働くことのできる留学プログラムです。時給の高いオーストラリアでは、アシスタントナースといっても月収平均30万円~40万円*と高く、オーストラリアで充実した海外生活を楽しむことのできる人気の看護留学です。
日本での経験が活かせて、医療英語も学べて、海外生活も楽しめる!夢のような留学プログラムですが、海外の介護・看護の現場で働くともなれば、高い英語力やオーストラリアで働くために必要な資格を求められるなど、乗り越えなければならないステップがいくつか存在します。
ここでは「一般的なワーキングホリデーの方が挑戦しやすい?」と悩んでいる方に向け、有給海外看護インターンシップと一般的なワーホリとの違いをいくつかの比較ポイントに分けご紹介します。
一般的なワーキングホリデーと
どう違うの?
比較の前に、有給海外看護インターンシップ・プログラムと一般的なワーキングホリデーってどう違うの?というご質問にお答えしておきたいと思います。
よく、ワーキングホリデーは留学プログラムの名前だと勘違いされていることがあります。実は、「ワーキングホリデー」とは、査証(ビザ)及び制度の名称であり、留学プログラムの名称ではありません。ワーキングホリデーは、ワーキングホリデー協定国同士の若者(原則18歳から30歳)を対象とし異文化交流・促進を図ることを目的とした制度で、協定国の中で休暇や観光を楽しみながら、滞在期間中の滞在資金を補うために一定の就労や就学を許可されています。
「一般的なワーキングホリデー」とは、その国で生活するために必要な語学力を身に付けるため語学を学び、その後はアルバイトをしながら自由に生活を楽しむというのがです。
一方、「有給海外看護インターンシップ・プログラム」は、このワーキングホリデーという制度と皆さんの看護師としてのキャリアを最大限活かし、オーストラリアで語学研修後、アシスタントナースの資格を取得、その後、病院や介護施設でお給料をもらいながら働くことのできる看護師限定の特別な留学プログラムです。
いろんなポイントで比較してみた!
では、有給海外看護インターンシップ・プログラムと一般的なワーキングホリデーを次の項目で比較してみていきましょう。
比較ポイント
1. 仕事紹介の有無
2. 働ける場所
3. 仕事内容
4. 給与
5. 働き方
6. 英語力の伸び具合
7. ブランク度合
8. 帰国後の可能性
比較ポイント1. 仕事紹介の有無
ワーキングホリデー
・仕事紹介なし
・自力で就活
・面接できるか不明
看護インターン
・仕事紹介あり
・自力で就活不要
・面接もセッティング
一般的なワーキングホリデーの場合、原則仕事は自分で探します。
アプリで簡単に仕事が見つかる日本と異なり、海外では職を求めて履歴書を配り歩く場合もあります。実際、20件、30件と履歴書を配り歩いて、ようやく仕事につけました.. と言う方も少なくありません。
一方、看護インターンの場合は、主催校が提携している派遣会社・施設・病院を紹介、面接のセッティングまでしてもらえるため、自力で就職活動を行う必要はありません。派遣会社登録や面接時に提出が必要な書類も、ワールドアベニューや主催校から事前に情報提供を受け、準備万端で望むことができるので安心です。
比較ポイント2. 働ける場所
ワーキングホリデー
日本食レストランなど飲食店、お土産屋などの小売店、農場など
看護インターン
介護施設や病院、クリニック、訪問看護・介護など、医療・介護・看護に携わる場所
一般的なワーキングホリデーの場合、日本食レストランや居酒屋、ラーメン屋などの飲食店、またお土産屋さんなどの小売店、農場など、接客・サービス関係の仕事をされている方が多いです。
一方、看護インターンの場合、海外の介護・看護施設、公立・私立病院、クリニック、訪問介護・看護など、医療や看護、福祉に携わる場所で働くことができるため、海外の医療者の働き方や業務内容を知ることができます。なかには看護助手の仕事と飲食店の仕事を掛け持ちしている方なんかもいらっしゃいます。看護ばかりはちょっと.. 海外のカフェでも働いてみたい!なんて方もご安心くださいね。
比較ポイント3. 仕事内容
ワーキングホリデー
接客サービス、食器洗い・調理、販売、農作業など
看護インターン
生活介護全般、エスコートサービス、バイタル測定など
一般的なワーキングホリデーの場合、レストランのウェイターやウェイトレスで接客・配膳などを行ったり、食器洗いや調理などのキッチンハンド、販売、農作業などをされています。
看護インターンの場合、アシスタントナースとして働くため、食事介助、シャワー介助、おむつ交換、更衣、移乗、トイレ介助、血糖測定などの業務を行います。他にも「エスコートサービス」と言って、施設から病院に検査に行かれる方や検査結果を聞きに行かれる方の付き添いをすることもあります。また、病院で働いている場合、バイタル測定を行う機会もあります。
比較ポイント4. 給与
ワーキングホリデー
AUD18-26/時給*
(1,800円-2,600円相当)
最低賃金以下のことも..
看護インターン
AUD31-80/時給*
(3,100円-8,000円相当)
他の職種と比較し高時給
オーストラリアの最低賃金は、AUD24.10、日本円で約2,400円と世界的に見ても時給の高い国です。
一般的なワーキングホリデーの場合、最低賃金を割るAUD18-23ほど、日本円で言うと1,800円〜2,300円ほどで働いている人も多く、最低賃金以上であったとしてもAUD25-26、日本円で2,500円〜2,600円ほどと最低賃金ギリギリの時給のところも多いです。もちろん、ホテルのレストランやカフェなど場所によっては、もう少し時給の高いアルバイトもあります。
看護インターンの場合、AUD31~35ほど、日本円で3,100円〜3,500円ほどで働いており、土日祝日の勤務となるとAUD50-80ほど、日本円で5,000円から8,000円程度まで時給が上がります。
このように、同じ時間働いても収入が大きく異なることがお分かりいただけると思います。
*ワールドアベニュー調べ。収入を確約・保証するものではありません。
比較ポイント5. 働き方
ワーキングホリデー
低賃金のため就労時間は長くなりがち..また仕事の競争率が高く長期休暇は取りにくい..
看護インターン
高時給に加え、残業なし!
休暇も自由に申請可能。ワークライフバランスを上手に取れる
一般的なワーキングホリデーの場合、先程もお伝えした通り時給が高くないため、時間数働かないと生活費を賄うことができません。そのため、働き詰めの日々を送っている方もいます。また、働き手が多いため、長期休暇を取ろうと思うと、その間に仕事を失ってしまうリスクもあります。
看護インターンの場合、就労先にもよりますが、自由に休暇希望を出している方が多いです。また原則残業もありません。「残業がない」なんて、日本で働く看護師さんからすると夢のような環境ですよね。高い時給で働くことができるため、仕事に多くの時間を費やさず、旅行や習い事などに時間を使うこともできます。
比較ポイント6. 英語力の伸び度合
ワーキングホリデー
英語力がなくても生きてはいける..が故に明確な目標を持たない限り飛躍的な向上は期待薄
看護インターン
常に明確な目標を持っての英語学習に加え、英語環境で働くことで実用的な英語力が伸びる!
一般的なワーキングホリデーの場合、語学学校にいくことは必須ではありません。
極端な話、学校に通わず、日本食レストランなどの日本人環境でのアルバイトで凌いで終わる.. なんてこともあり得ます。この場合、海外で暮らす日本人コミュニティのなかでそれなりに楽しく生活することはできますが、英語を使う機会は少なく、結果英語力は伸びなかった.. と言う方も多いのが実情です。また語学学校に通ったとて、明確な目標がなければたった1年のワーホリでは満足のいく英語力の習得はなかなか難しいものです。
看護インターンの場合、冒頭でもお伝えした通り海外で看護助手として働くことを目標としているため、英語はしっかり勉強していただきます。
まず渡航を目標にオンラインで勉強することからスタートし、次に資格取得を目指して語学研修を受け、インターンを目標として資格取得コースを受けながらさらに英語力を伸ばしていきます。つまり、明確な目標を持って英語学習をすることができるため、勉強する指標も見えやすく、短期間で英語力を伸ばすことも可能です。またインターン中は、英語環境での仕事となるため、看護・介護の現場で使える実践的かつ実用的なコミュニケーション英語力を身につけることができます。
比較ポイント7. ブランク度合
ワーキングホリデー
他業界や英語を使った仕事をするのは難しく病棟勤務など一般的な看護職に戻る..
看護インターン
トラベルクリニックや外資系企業への就職、海外で正看護師資格取得を実現!
一般的なワーキングホリデーの場合、アルバイトつまりはフリーターとして看護とは全く関係のない業務を行う1年となるため、ワーキングホリデーをしている間はそのままブランクとして捉えられます。転職活動の際に、就職後の技術面や知識面、仕事に対するモチベーションなどに疑念を抱かれる可能性があります。
看護インターンの場合、正看護師ではないものの海外の医療・看護・介護現場で看護助手として働くという経験ができるため、現場の感覚をあまり忘れることなく留学生活を送ることができます。また海外で働いていたと転職時に伝えることができるため、仕事に対するモチベーションや職務能力に対する疑念を抱かれにくいです。ブランクを最小限に抑えて再就職できることは、安心ポイントの1つですよね。
比較ポイント8. 帰国後の可能性
ワーキングホリデー
他業界や英語を使った仕事をするのは難しく病棟勤務など一般的な看護職に戻る..
看護インターン
トラベルクリニックや外資系企業への就職、海外で正看護師資格取得を実現!
留学前から帰国後のキャリアについて考えている方もいれば、留学生活を過ごしている中で「帰国後はどうしよう」と考え始める方もいます。
一般的なワーキングホリデーの場合、帰国前と同じ看護師に戻る可能性が高いです。明確な目的がない、かつ英語力もあまり伸ばせずに帰国すると、他業界へ就職したり、英語を使った仕事につくことはなかなか現実的ではありません。
看護インターンの場合、プログラム参加をされた方は、外国人患者や医療者の受け入れ病院、トラベルクリニックへ就職したり、国際協力活動への参加、大学院進学、航空業界やインターナショナルスクールへの就職、シップナース、臨床開発モニター、治験コーディネーター、医療関連ではない一般企業への就職など、様々な仕事されています。また、帰国せずにそのままオーストラリアで正看護師資格を取得して、就職される方もいます。このようにキャリアの幅を広げられるプログラムとなっています。
- ・外国人患者の多い病院などでの再就職
(外国人患者やそのご家族とのやり取りもスムーズになる) - ・国際協力活動(JICAや国境なき医師団など)への参加
- ・認定・専門看護師になるため、またその他キャリアのため
大学院進学(進学に伴う英語力規定もクリア) - ・海外での正看護師資格取得・就職
- ・航空業界(キャビンアテンダント、空港ナースなど)
- ・外資系製薬会社
- ・インターナショナルスクール
- ・シップナース(世界を周る豪客船の医務室勤務など)
- ・臨床開発モニター
- ・治験コーディネーター
- ・医療関連ではない一般企業 など
まとめ
いかがでしたでしょうか?今まで頑張って積み重ねてきたキャリアを一旦ストップし、貯金してきたお金を使っていく留学なので、「仕事を辞めてでも、時間とお金を使って留学してよかった」と思える留学にしていただきたいと思っています。「何かを得られる留学をしたい」と思っている方には、得るものや経験が多い看護インターンがお勧めです。
プログラムについて、「どんな学校に通うのか」「何にどのくらいのお金がかかるのか」「本当に仕事ができるのか」など、疑問を持たれた方はお気軽に、無料オンライン説明会、または留学カウンセリング(無料)をご利用ください。