看護キャリアへの活かし方

年間を通じたくさんの看護師にさまざまな目的でご参加いただく看護インターンシップ・プログラムですが、留学するうえで、不安になるのが帰国後の再就職を含む「進路」ではないでしょうか。
仕事を辞め、今まで築き上げてきた職場での人間関係などをいったんリセットするとなると、見えない未来が不安になるのは当然のことです。

専門職で人手の足りない看護師と言えど、長期で留学した場合にできるブランク(離職期間)は、就労意欲や能力などに対して採用担当に懸念を抱かせます。しかし、看護助手とはいうものの海外の医療や看護の現場で働くことのできるアシスタントナース有給インターンシップの場合、留学での経験が帰国後の進路・キャリアに活きることが多々あります。今回はアシスタントナース有給インターンシップに参加後、さまざまな分野で活躍する人々の姿をご紹介しましょう。

アシスタントナース有給インターンシップ(看護インターンシップ)

参加者サクセス・ストーリー 4選

有給看護インターンシップで英語力を伸ばし学費を稼いだのち、大学編入!正看護師資格取得を達成!

看護インターンで、稼いでは旅行やイベントへ!今しかできない海外生活を満喫!

看護留学経験を介してJICAや国境なき医師団などの国際協力活動へチャレンジ!

習得した英語力を活かして、キャビンアテンダントや翻訳・通訳などへキャリアチェンジ!

SUCCESS STORY 1
有給看護インターンシップ経由で正看護師資格をGET!

オーストラリアで正看護師資格を取得するための条件は大きく2つ。英語力と学位(オーストラリアの看護協会が認める単位数を満たした看護学位)です。日本で専門・短大卒の方の場合、現地で大学へ編入して頂く必要があり、時間を要することはもちろんですが、大きな費用がかかります。

アシスタントナースで大学の学費とその後の生活費を工面しながら、ついに看護師資格を取得したKayokoさんの看護インターン SUCCESS STORYをご紹介します。

STEP1

看護インターンシッププログラム開始。
オーストラリアへ到着後、語学研修と看護専門コースを受講。2年目のワーホリビザ取得のためにファームへ移動。ファームからシドニーへ戻ったら、仕事の斡旋サポートを受け、インターン開始。

STEP2

とにかく稼ぐ!
看護師資格取得のために大学編入を目標としていたKayokoさんは、貯金と英語力の向上に奔走。最も稼いだ月は月60万円にも!看護の現場で働くことで、英語力も総合的に伸ばし、大学編入に必要な費用と英語力を習得。

STEP3

進学(編入準備)
大学進学に伴い、アカデミックな英語力を習得するため、語学学校に約2ヶ月間通う。並行して大学へ出願、編入手続きを行う。看護インターンで培ってきた英語力と語学学校で身に付けたアカデミックスキルをもって、大学へ編入。

STEP4

大学編入(2年次)
大学生活スタート。日本との学習方法の違い戸惑いを覚えつつも、日々の勉強や実習をこなしていく。看護インターンで働いてきた経験を活かし、大学在学中も週に2~3回働き生活費を賄うことができたという。Kayokoさんは金銭的なストレスなく、勉強に集中できたことは非常によかった点だったという。

STEP5

大学卒業(3年次) 英語の規定クリア
最終学年で看護の勉強や実習と並行し、看護師資格取得に必要な英語力(IELTS/OET)のスコア規定をクリア!大学卒業と同時に、正看護師資格の認可を受けるため、看護協会へ手続きを行う。
看護師資格取得

「一度きりの人生。チャレンジして頑張っていれば結果はついてくる」
嘉代子さんは、セカンドワーキングホリデー制度を利用しての2年間の有給看護インターンシップ中に大学編入用の学費数百万円を貯め、大学へ編入、オーストラリアでの正看護師資格取得を成し遂げました。

「頑張ればできるかも」
頑張ればできるかも」と感じさせてくれたのは、ある英語力レベルチェックテストでした。有給看護インターンシップに参加し看護助手として働き始めたとき、「オーストラリアでの正看護師資格取得に挑戦したい」と考えるようになりました。ただ、高校生時代センター試験で400人中398番目という奇跡的な英語レベルだった私は、英語力への不安がありました。そんなとき、「進学準備コースのレベルチェックテストを受けてみては?」とワールドアベニューのスタッフからアドバイスを受けました。テストの結果、大学進学は意外とすぐそこにあることを知り、思い切って挑戦することに決めました。

SUCCESS STORY 2
ただ遊んだだけじゃない! 意味のある海外体験にしたかった。

「旅行が好き!」「もっと英語ができたら楽しいだろうな」「もっと海外で長く生活ができれば楽しいだろうな」そんな思いからワーキングホリデーを考える方は多いと思います。ただ、せっかく今まで頑張ってきた仕事を辞めて行くのだから、「楽しかった」だけではなく、看護師としても「意味のある時間にしたい」と看護インターンに参加したYasunoriさん。

看護インターンで稼いだお金で、オセアニアを制覇する勢いで旅行に行ったり、インターンを介して日本と海外の看護の違いを垣間見たり、普通のワーキングホリデーではできないさまざまなことにチャレンジされました。Yasuhiroさんの看護インターンSUCCESS STORYをご紹介します。

STEP1

渡航後、英語学習からスタート!
1日6セット、「聞いて」「話して」を繰り返すカランメソッドダブル受講で密度濃く英語を学習。日常的に使うフレーズなどもたくさん覚えられた!という。

STEP2

Certificateを取得!
看護助手として働くために必要な知識や技術を学んだという証明「Certificate」を取得。英語を学んでいた語学学校から、英語で学ぶCertificateでは英語力の面で一苦労。ただ、ここで学んだ専門用語や器具の使い方が後々の就労で役立ったという。

STEP3

セカンドワーホリビザ習得のために、ファームへ
2年目のワーキングホリデービザ取得のため、ファームへ。カンガルー島でのはちみつ作りや、馬の世話など日本では絶対にできない経験をしつつ、ネイティブと働くなかで英語力も伸ばす。

STEP4

シドニーへ戻り、看護インターンスタート!
看護助手(アシスタントナース)として働くために斡旋サポートを受け、面接、派遣会社への登録手続き。仕事をスタート!

STEP5

稼ぎつつ、海外生活を満喫!
月の収入は30万円越え!オーストラリア国内はもちろん、ニュージーランドやパプアニューギニアなどオセアニアを制覇する勢いで旅行を楽しみつつ、バンジージャンプやダイビングなどにもチャレンジ!2年間のオーストラリア生活を満喫し、帰国。
日本へ帰国

「日本での経験があったからこそ気が付けたこと。気づきを伝えられる英語力を得られた感動」
オーストラリアで看護助手として働いていたときのことです。
患者さんのトイレ介助をしていたとき、患者さんの下とかふらついたのを見てこれこの患者さん起立性低血圧かもと気がつきました。一瞬迷いもありましたがトイレ誘導を途中でやめ、正看護師に報告しました。結果、思ったとおり起立性低血圧でした。看護師から「あなたは正看護師の視点を持ってるから頼りになるわ」と言われてとてもうれしかったです。また同時に自分の考えを伝えられる英語力を身につけられたことに感動しました。

英語力がなければ起立性低血圧だとわかっても自分から自信を持って言い出すことができずやり過ごしていたかもしれません。しかし、英語力がついていたからこそ自らの考えや意見を伝えることができてそれはほんとに嬉しかったです。

「英語を喋れるってすごい!」
留学でうれしかったことを一言で表現すると、英語という世界共通言語を使えるようになることによって、自信がつき、何事にも積極的になれる。話して、驚いて。世界観が変わる。喋れるって本当に凄い!ということです。

友達は世界中でできました。旅行では様々な国の人たちとの出会いがありました。日々の生活の中でもさまざまなイベントに参加し、人々との出会いに溢れていました。できた友達はオーストラリア人だけではなく、イタリア人、スペイン人、フィリピン人、韓国人、イギリス人と超多国籍でした。ここでの経験を活かし、さらに世界を広げていきたいです。

SUCCESS STORY 3
国際協力活動への参加や日本での国際的な看護活動につながった。

国際協力活動(JICAの青年海外協力隊や、国境なき医師団など)への参加を志そうと思ったときにぶつかる「英語力」という壁をなんとかと突破したい!英語力と海外の看護の経験と医療や看護の現場での実践的な経験を一気に得られる方法はないものか・・・そんな方にも人気の看護インターンシップ。

看護インターン SUCCESS STORY 3は、看護インターンで培った英語力や経験を足がかりに国際協力活動へ踏み出された方をご紹介。

STEP1

看護インターンシップ開始。
カランメソッドで英語力を集中的に伸ばし、Certificateで働くために必要な専門的な知識や技術を習得。看護派遣会社に登録手続きを行い、サポートを受けながら仕事開始。

STEP2

仕事開始!
介護施設、病院、クリニック、訪問看護などさまざまな派遣先があるが、英語力によってはすぐに働けない場所も…。Certificate修了後も、自己学習を並行しながら、経験を積んでいく。

STEP3

国際的な環境で働く。
オーストラリアは140ヵ国以上の人々が集うといわれる非常に多民族な国。他の文化や宗教、習慣、価値観のなかで働くことで、異文化を柔軟に受け入れつつ、日本人としてのアイデンティティ、良さを生かしながら、看護を提供することを理解していく。他の専門職の人々ともコミュニケーションを取れるようになる。

STEP4

TOEICにチャレンジ!
国際協力活動への参加応募には英語力の規定が設けられていることが一般的。帰国後、スムーズに活動を開始したい方は、渡航期間中にTOEICをはじめとする英語能力判断テストを受験し、スコアを伸ばしていく。

STEP5

国際協力活動へ応募!
書類審査や面接などさまざまなステップがあるため、きちんと書類を整理し、いざ応募手続きへ!合格したら帰国後とその後の活動参加への準備をしよう。
国際協力活動へ参加

事例1:国際協力活動のパシフィックパートナーシップにてフィリピンでの医療支援活動へ参加|反保太一さん
国際協力活動のパシフィックパートナーシップへの参加
2012年夏、反保さんは、国際協力活動のパシフィックパートナーシップ(パシフィックパートナーシップとは、環太平洋地域の発展途上国、また医療支援が十分に行きとどかない地域を中心に、米軍や日本の自衛隊が主体となり、医療支援を行う活動)にて、フィリピンでの医療支援活動に参加されました。
パシフィックパートナーシップでは、自衛隊や米軍の自衛官はもちろんのこと、NGOメンバーにおいても、国際支援や国際協力活動面において、経験のある方が多く、アメリカ・イギリス・オーストラリア・オランダなどの世界中の人々が参加、年代層も20代から60代と幅広く、共に業務に取り組む中で、非常に刺激をうけられたそうです。

オーストラリアで学んだ英語は世界で通じる
「帰国してから一年、久しぶりの英語のみの環境に、最初数日は緊張し、言葉も思ったように出てきませんでした。しかし、2~3日経つと徐々に勘も戻り、業務の中での英語での会話も自然とこなせるようになりました。オーストラリアの英語はなまっている…などという方もいますが、僕は、オーストラリアで学んだ英語、出会った様々な人々のおかげで、アメリカやイギリスなど、どんな国人の英語も特に抵抗なく聞き取ることが
でき、非常に助かりました。また、オーストラリアでアシスタントナースとして働いていた時に使用していた体温計と同じものを使用していたため、使用方法がスムーズにわかり、小さなことですが、一つ一つの経験が、今に繋がっている、という感動を覚えました。」


事例2:オーストラリアでの経験を経てケニアでの医療支援活動|山田翔太さん
ケニアで参加!国際ボランティア活動

アフリカでのボランティア支援を行うNGO団体を通じてケニアのボランティア団体とコンタクトを取り支援が必要な病院へ向かいました。ただ、向かった先の病院で医師と看護師がストライキを起こしており、結果働けず…。ケニアのボランティア団体のサポーターを名乗る16歳の少年に協力してもらい、再度医療支援のニーズがある病院を探しました。
マラリアに感染した患者を診る科を中心に、いくつかの科で(産科など)ではたらきました。
マラリア感染患者を診たことはありませんでしたが、検査技師の方に検査の方法を教えてもらったり、治療の方法を聞いたりし、看護にあたりました。産科での経験もありませんでしたし、助産師の資格は持っていませんでしたが、看護師としてできることを事前に勉強し全力で支援にあたりました。災害支援や国際協力活動などでは、「自分は〇〇が専門だから…」なんてことは言っていられないんだろうな…ということを実感した瞬間でした。
イライラしたこともありました。
ケニアの看護師の方々は、日本人の感覚からすると、もう本当にいい加減で…(苦笑)
例えば…マラリア感染患者の治療を行う際に、4回点滴を行います。4時間で500mlの点滴を落とし、4時間置いてさらに500mlの点滴を落とし……というのを繰り返します。結果1日半で退院できます。
しかしケニアでは、なぜか、この500mlの点滴を落とすのに8時間かけます。そしてさらに待ち時間に8時間…。残念ながら血中の菌は死滅していないので、4回分の点滴が終わっていない患者さんの血を吸った蚊が誰かを刺せば、刺された人はまたマラリアに罹ります。
イライラしている私をみて、ケニアの人々は笑います。
「翔太はなんでそんなにイライラしているの?ポレポレ―(スワヒリ語で大丈夫という意味)」と(笑)。
ポレポレじゃない!と思うも、もはや通じません(笑)。国際協力活動に参加するとなればいろんな意味で忍耐力が必要だな…と感じました。

その他にも、JICAや国境なき医師団の活動に参加されている方も多くいらっしゃいます。

SUCCESS STORY 4
身に付けた英語力を活かし、キャリアチェンジ!

「英語力が身に付くと、看護師以外にもさまざまなキャリアへの選択肢が生まれます。今で看護インターンに参加した看護師の方でも、身に付けた英語力を活かし、航空業界でグランドスタッフやキャビンアテンダントになったり、インターナショナルスクールで養護教員になったりされた方が多数いらっしゃいます。他にも、ディズニーランドで働いたり、世界をめぐるクルーザーの船員になった方なども!しっかり稼げて英語力も伸ばせるインターンだからこそ、海外生活を楽しみつつ、プラスαでかかる語学研修終了後の資格取得や試験対策などへの費用もカバー可能!

さまざまなキャリアに踏み出された方々の看護インターンSUCCESS STORY 4をご紹介。

STEP1

渡航前、転職したい先の条件をチェック
留学前、チャレンジしてみたい仕事や転職したい会社が決まっていれば、入社条件(TOEICやその他資格など)を確認。条件を確認したら、看護インターンと並行して「いつまでに」その条件を満たすべきかのプランニング。

STEP2

看護インターン開始
求められる英語力や、資格などの取得にどのくらいの時間やお金がかかるのか次第で渡航期間を決定。1年プランの方は、Certificate修了後、インターン開始。2年プランの方はCertificate修了後、ファームへ。セカンドワーホリビザの条件を満たしてからやりたいことにチャレンジ。

STEP3

帰国後のキャリアを見据え準備開始
看護インターンとして働き始めたら、渡航前に、または渡航中に計画していた英語力証明のための試験勉強や資格の取得のための勉強、トレーニングを始める。
また漠然とキャリアチェンジを考えていた方もシドニースタッフに相談しながら、「興味があること」にチャレンジ!(例:バリスタ、ネイル、フラワーアレンジ、ダイビングなど)

STEP4

帰国
準備してきた転職に向けて、転職活動開始!新しい世界に踏み出すには「不安」が付き物。ですが、海外留学を経て得たチャレンジ精神や積極性は、皆さんの転職活動を支えてくれたという。

STEP5

方向性はさまざま。
キャビンアテンダントやグランドスタッフ、同じ看護関係でも豪華客船の船内看護師やインターナショナルスクールでの仕事、ディズニーランドなどへの転職者もゾクゾク!
新しいキャリアへ

海外に出ると視野が広がる!という言葉を耳にしたことがあるかと思います。
普通のワーキングホリデーで渡航し、日本食レストランの日本人ばかりの環境でアルバイト生活しつつ1年が終わった…という方の場合、「視野を広げる」というのはなかなか難しいかもしれませんが、アシスタントナース有給インターンシップであれば、ネイティブ環境で働き、海外の就労に対する価値観に触れ、看護師としての働き方にも、広がりを持てる方が多いようです。

アシスタントナース有給インターンシップ・プログラムを通じて医療や看護の現場でも使える英語力を身に付けることができることはもちろん、看護助手なのにも関わらず、日本の正看護師並み(もしくはそれ以上)のお給料をもらいながら、派遣で比較的自由に生活することでるのも、それまでの人生観や働くことに対する価値観を変える大きな理由のようです。

例えば、
・空港内クリニックの看護師や検疫官
・外資系医療コンサルでアナリスト/コンサルタント
・外資系企業で産業看護師
・インターナショナルスクールでの養護教諭
・大学スタッフ(日本赤十字看護大学など国際支援や協力に積極的な大学での留学生支援)
・製薬会社から委託される外部機関(CRO=Contract Research Organization)での臨床開発モニター
・船内看護師(シップナース)
など、ご帰国後、病棟勤務以外の職場で活躍されている方はたくさんいらっしゃいます。

他にも、看護インターン修了後の人生の広がりは、仕事のことだけではありません。

国際結婚される方もゾクゾク!
20代後半で留学すると、婚期を逃すのでは??なんて考えている方もいらっしゃるようですが、そんなネガティブな考えこそ、まさに婚期を逃す大きな原因なのかも!?と思わせるほど、多い国際結婚。
旦那様はフランス人や韓国人、イタリア人やドイツ人。留学を通じて人との出会いが広がり、気が付けば家族になっていた…なんてことがかなりの頻度で実現しています。
愛は国境を超える。言葉は世界を狭くする。本当ですね!