年間を通じたくさんの看護師にさまざまな目的でご参加いただく看護インターンシップ・プログラムですが、留学するうえで、不安になるのが帰国後の再就職を含む「進路」ではないでしょうか。
仕事を辞め、今まで築き上げてきた職場での人間関係などをいったんリセットするとなると、見えない未来が不安になるのは当然のことです。
専門職で人手の足りない看護師と言えど、長期で留学した場合にできるブランク(離職期間)は、就労意欲や能力などに対して採用担当に懸念を抱かせます。しかし、看護助手とはいうものの海外の医療や看護の現場で働くことのできるアシスタントナース有給インターンシップの場合、留学での経験が帰国後の進路・キャリアに活きることが多々あります。今回はアシスタントナース有給インターンシップに参加後、さまざまな分野で活躍する人々の姿をご紹介しましょう。
アシスタントナース有給インターンシップ(看護インターンシップ)
参加者サクセス・ストーリー 4選
有給看護インターンシップで英語力を伸ばし学費を稼いだのち、大学編入!正看護師資格取得を達成!
看護インターンで得た収入を使って旅行やイベントへ!チャリティイベントにも挑戦!
看護留学経験を介してJICAや国境なき医師団などの国際協力活動へチャレンジ!
習得した英語力を活かして、キャビンアテンダントや翻訳・通訳などへキャリアチェンジ!
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アシスタントナース(看護助手)なのに月収80万円も夢じゃない!?とNHK「クローズアップ現代」や日テレ「真相報道バンキシャ!」でも話題に!年間300名もの看護師が参加する大人気留学「看護インターン」の無料説明会。今すぐ参加者特典満載の説明会を予約しよう。
SUCCESS STORY 1
有給看護インターンシップ経由で正看護師資格をGET!
オーストラリアで正看護師資格を取得するための条件は大きく2つ。英語力と学位(オーストラリアの看護協会が認める単位数を満たした看護学位)です。日本で専門・短大卒の方の場合、現地で大学へ編入して頂く必要があり、時間を要することはもちろんですが、大きな費用がかかります。
アシスタントナースで大学の学費とその後の生活費を工面しながら、看護資格を取得したMizukiさんの看護インターンSUCCESS STORYをご紹介します。
STEP1
- 看護インターン開始
- 看護インターン用に組まれている語学研修カリキュラムを受講。少しずつ英語力を伸ばすものの、同じプログラムに参加している方達と比べると自分の英語力はまだ足りないと感じ、英語力を伸ばすためにファームへ。ファームのしごとを終えてシドニーに戻り、無事に英語テストを1回で合格してインターン開始。
STEP2
- ひたすら英語の勉強!
- オーストラリアのNICUで働きたいという思いを持ち始めたことから正看護師資格取得を目指すことにしたMizukiさん。大学に編入するための英語スコアを取得するために、ひたすらIELTSの勉強をし続け、進学英語コースを介してフリンダース大学へ無事に編入。
STEP3
- クラストップスコア獲得
- 大学入学後、エッセイを書くことに苦労し、周囲よりも低いスコアを取得してしまう。本気で「まずい」と思い、高得点を取得している友人や学生サポートセンターでコツなどを聞いて、とにかく勉強。気づいたときにはクラストップスコアを取得し、厳しい先生からも褒められるまでに。
STEP4
- 英語規定をクリア
- オーストラリアで正看護師になるために必要な英語スコアを取得するために勉強。友人たちの助けもあり、無事にPTEで規定スコアを取得し、看護師認定協会へ正看護師登録手続きを行い、オーストラリアの正看護師に。
STEP5
- 就職!
- 働きたいと思っていた病院から連絡をいただき、就職に向けて準備。NICUで働きたいという目標に着々と近づいている様子。
SUCCESS STORY 2
海外生活を楽しみながら、看護師として英語を使えるようになる留学をしたかった
14歳の頃にアメリカへ短期留学をしたことから、いつか海外に住んでみたいと思っていたYutaさん。看護師として働くうちに「看護師として英語を使えるようになりたい。海外で働きたい」と思うようになり、働きながら看護英語を身につけることができる看護インターンに参加されました。
看護インターンで得た収入を使って、旅行やイベントへの参加、ヨガやサーフィン、スポーツ観戦を楽しんだり、インターンを通して海外と日本の看護の違いや各施設毎の違いなどを学んだりと、充実した留学生活を過ごされました。留学中にチャリティイベントも開催したYutaさんの看護インターンSUCCESS STORYをご紹介します。
STEP1
- 英語学習からスタート!
- 看護インターン用に組まれているカリキュラムをみっちり受講して、英語力をUP。学校での勉強だけでなく、ホストファミリーや週末に訪れていた教会で積極的にアウトプットしていたため、少しずつ英語力が伸びていき、Certificate3 Course(看護助手資格取得コース)入学レベルに到達。
STEP2
- チャリティイベントを開催
- Yutaさんが渡航した2018年は、西日本に甚大な被害を及ぼした集中豪雨があった年。同じプログラムに参加をしている看護師が集まり、母国・日本に対してできることを考え、チャリティイベントを開催。チャリティイベントの収益約27万円の義援金を岡山県へ寄付。何事も行動してみることが大切と実感。
STEP3
- 看護助手資格を取得!
- オーストラリアで看護助手として働くために必要な知識と技術を学んだという証明「Certificate」を取得。ネイティブから英語で専門知識を教わるため、語学力の面で苦労する。わからない専門用語はその都度調べて吸収し、専門知識だけでなく英語力も向上。しんどかったことも終わってみれば良い思い出に。
STEP4
- セカンドワーホリビザ取得のためファームへ
- 2年目のワーキングホリデービザ申請要件を満たすため、クイーンズランド州のファームへ。ヨーロッパの人々と一緒に生活をしながら、英語力をUP。ファームの仕事を終えてシドニーに戻ってきたら、看護助手の仕事をスタート!
STEP5
- 働きながら海外生活を満喫!
- 様々な病院と高齢者施設で就労しながら医療者としての学びを得つつ、海外生活を楽満喫!仕事の量を調整して、週に600~700ドルほどもらいながら生活。ニュージーランド、インドネシア、ブリスベン、ウルルなどの旅行をしたり、サッカー観戦やラグビー観戦も楽しむ。
最初は、語学学校の先生が言っていることをうまく理解できなかったというYutaさん。ホストファミリーと積極的に会話をしたり、ホストが外出するときにはついて行って行動範囲を広げました。毎週日曜日には、教会へ行き沢山の方たちと話をすることで、学校で学んだ英語をアウトプットするようにしていました。語学研修が終わる頃に最初のホームステイ先に遊びに行くと、きちんとコミュニケーションが取れるようになっており、行動力次第で英語力が上がり世界が広がるのだと感じられました。
「看護師をしていた良かったと思えた瞬間」
英語を使って海外で働くということは大変で、かなり苦労をされたようです。ただ、一生懸命働いていると、オーストラリアの方たちは惜しみなく感謝を表現してくれるため、「看護師をやっていて良かった」と思えたとのことです。また、最初は苦労した英語ですが、患者さんや施設の利用者さんから英語を褒められると嬉しい気持ちになり、充実感を得ることができました。
SUCCESS STORY 3
国際協力活動への参加や日本での国際的な看護活動につながった。
国際協力活動(JICAの青年海外協力隊や、国境なき医師団など)への参加を志そうと思ったときにぶつかる「英語力」という壁をなんとかと突破したい!英語力と海外の看護の経験と医療や看護の現場での実践的な経験を一気に得られる方法はないものか・・・そんな方にも人気の看護インターンシップ。
看護インターン SUCCESS STORY 3は、看護インターンで培った英語力や経験を足がかりに国際協力活動へ踏み出された方をご紹介。
STEP1
- 看護インターンシップ開始。
- 看護インターンシップ用に組まれた語学研修を受講して、集中的に英語力を伸ばし、Certificate 3 Courseで働くために必要な専門的な知識や技術を習得。サポートを受けながら派遣会社登録手続きを行い、就労開始。
STEP2
- 仕事開始!
- 介護施設、病院、クリニック、訪問看護などさまざまな派遣先があるが、英語力によってはすぐに働けない場所も…。Certificate修了後も、自己学習を並行しながら、経験を積んでいく。
STEP3
- 国際的な環境で働く。
- オーストラリアは140ヵ国以上の人々が集うといわれる非常に多民族な国。他の文化や宗教、習慣、価値観のなかで働くことで、異文化を柔軟に受け入れつつ、日本人としてのアイデンティティ、良さを生かしながら、看護を提供することを理解していく。他の専門職の人々ともコミュニケーションを取れるようになる。
STEP4
- TOEICにチャレンジ!
- 国際協力活動への参加応募には英語力の規定が設けられていることが一般的。帰国後、スムーズに活動を開始したい方は、渡航期間中にTOEICをはじめとする英語能力判断テストを受験し、スコアを伸ばしていく。
STEP5
- 国際協力活動へ応募!
- 書類審査や面接などさまざまなステップがあるため、きちんと書類を整理し、いざ応募手続きへ!合格したら帰国後とその後の活動参加への準備をしよう。
国際協力活動のパシフィックパートナーシップへの参加
2012年夏、反保さんは、国際協力活動のパシフィックパートナーシップ(パシフィックパートナーシップとは、環太平洋地域の発展途上国、また医療支援が十分に行きとどかない地域を中心に、米軍や日本の自衛隊が主体となり、医療支援を行う活動)にて、フィリピンでの医療支援活動に参加されました。
パシフィックパートナーシップでは、自衛隊や米軍の自衛官はもちろんのこと、NGOメンバーにおいても、国際支援や国際協力活動面において、経験のある方が多く、アメリカ・イギリス・オーストラリア・オランダなどの世界中の人々が参加、年代層も20代から60代と幅広く、共に業務に取り組む中で、非常に刺激をうけられたそうです。
オーストラリアで学んだ英語は世界で通じる
「帰国してから一年、久しぶりの英語のみの環境に、最初数日は緊張し、言葉も思ったように出てきませんでした。しかし、2~3日経つと徐々に勘も戻り、業務の中での英語での会話も自然とこなせるようになりました。オーストラリアの英語はなまっている…などという方もいますが、僕は、オーストラリアで学んだ英語、出会った様々な人々のおかげで、アメリカやイギリスなど、どんな国人の英語も特に抵抗なく聞き取ることが
でき、非常に助かりました。また、オーストラリアでアシスタントナースとして働いていた時に使用していた体温計と同じものを使用していたため、使用方法がスムーズにわかり、小さなことですが、一つ一つの経験が、今に繋がっている、という感動を覚えました。」
ケニアで参加!国際ボランティア活動
アフリカでのボランティア支援を行うNGO団体を通じてケニアのボランティア団体とコンタクトを取り支援が必要な病院へ向かいました。ただ、向かった先の病院で医師と看護師がストライキを起こしており、結果働けず…。ケニアのボランティア団体のサポーターを名乗る16歳の少年に協力してもらい、再度医療支援のニーズがある病院を探しました。
マラリアに感染した患者を診る科を中心に、いくつかの科で(産科など)ではたらきました。
マラリア感染患者を診たことはありませんでしたが、検査技師の方に検査の方法を教えてもらったり、治療の方法を聞いたりし、看護にあたりました。産科での経験もありませんでしたし、助産師の資格は持っていませんでしたが、看護師としてできることを事前に勉強し全力で支援にあたりました。災害支援や国際協力活動などでは、「自分は〇〇が専門だから…」なんてことは言っていられないんだろうな…ということを実感した瞬間でした。
イライラしたこともありました。
ケニアの看護師の方々は、日本人の感覚からすると、もう本当にいい加減で…(苦笑)
例えば…マラリア感染患者の治療を行う際に、4回点滴を行います。4時間で500mlの点滴を落とし、4時間置いてさらに500mlの点滴を落とし……というのを繰り返します。結果1日半で退院できます。
しかしケニアでは、なぜか、この500mlの点滴を落とすのに8時間かけます。そしてさらに待ち時間に8時間…。残念ながら血中の菌は死滅していないので、4回分の点滴が終わっていない患者さんの血を吸った蚊が誰かを刺せば、刺された人はまたマラリアに罹ります。
イライラしている私をみて、ケニアの人々は笑います。
「翔太はなんでそんなにイライラしているの?ポレポレ―(スワヒリ語で大丈夫という意味)」と(笑)。
ポレポレじゃない!と思うも、もはや通じません(笑)。国際協力活動に参加するとなればいろんな意味で忍耐力が必要だな…と感じました。
その他にも、JICAや国境なき医師団の活動に参加されている方も多くいらっしゃいます。
SUCCESS STORY 4
身に付けた英語力を活かし、キャリアチェンジ!
「英語力が身に付くと、看護師以外にもさまざまなキャリアへの選択肢が生まれます。今で看護インターンに参加した看護師の方でも、身に付けた英語力を活かし、航空業界でグランドスタッフやキャビンアテンダントになったり、インターナショナルスクールで養護教員になったりされた方が多数いらっしゃいます。他にも、ディズニーランドで働いたり、世界をめぐるクルーザーの船員になった方なども!しっかり稼げて英語力も伸ばせるインターンだからこそ、海外生活を楽しみつつ、プラスαでかかる語学研修終了後の資格取得や試験対策などへの費用もカバー可能!
さまざまなキャリアに踏み出された方々の看護インターンSUCCESS STORY 4をご紹介。
STEP1
- 渡航前、転職したい先の条件をチェック
- 留学前、チャレンジしてみたい仕事や転職したい会社が決まっていれば、入社条件(TOEICやその他資格など)を確認。条件を確認したら、看護インターンと並行して「いつまでに」その条件を満たすべきかのプランニング。
STEP2
- 看護インターン開始
- 求められる英語力や、資格などの取得にどのくらいの時間やお金がかかるのか次第で渡航期間を決定。1年プランの方は、Certificate修了後、インターン開始。2年プランの方はCertificate修了後、ファームへ。セカンドワーホリビザの条件を満たしてからやりたいことにチャレンジ。
STEP3
- 帰国後のキャリアを見据え準備開始
- 看護インターンとして働き始めたら、渡航前に、または渡航中に計画していた英語力証明のための試験勉強や資格の取得のための勉強、トレーニングを始める。
また漠然とキャリアチェンジを考えていた方も日本のスタッフに相談しながら「興味のあること」にチャレンジ!(例:バリスタ、ネイル、ダイビング、サーフィン、ヨガ、など)
STEP4
- 帰国
- 準備してきた転職に向けて、転職活動開始!新しい世界に踏み出すには「不安」が付き物。ですが、海外留学を経て得たチャレンジ精神や積極性は、皆さんの転職活動を支えてくれたという。
STEP5
- 方向性はさまざま。
- キャビンアテンダントやグランドスタッフ、同じ看護関係でも豪華客船の船内看護師やインターナショナルスクールでの仕事、ディズニーランドなどへの転職者もゾクゾク!
普通のワーキングホリデーで渡航し、日本食レストランの日本人ばかりの環境でアルバイト生活しつつ1年が終わった…という方の場合、「視野を広げる」というのはなかなか難しいかもしれませんが、アシスタントナース有給インターンシップであれば、ネイティブ環境で働き、海外の就労に対する価値観に触れ、看護師としての働き方にも、広がりを持てる方が多いようです。
アシスタントナース有給インターンシップ・プログラムを通じて医療や看護の現場でも使える英語力を身に付けることができることはもちろん、看護助手なのにも関わらず、日本の正看護師並み(もしくはそれ以上)のお給料をもらいながら、派遣で比較的自由に生活することでるのも、それまでの人生観や働くことに対する価値観を変える大きな理由のようです。
例えば、
・空港内クリニックの看護師や検疫官
・外資系医療コンサルでアナリスト/コンサルタント
・外資系企業で産業看護師
・インターナショナルスクールでの養護教諭
・大学スタッフ(日本赤十字看護大学など国際支援や協力に積極的な大学での留学生支援)
・製薬会社から委託される外部機関(CRO=Contract Research Organization)での臨床開発モニター
・船内看護師(シップナース)
など、ご帰国後、病棟勤務以外の職場で活躍されている方はたくさんいらっしゃいます。
他にも、看護インターン修了後の人生の広がりは、仕事のことだけではありません。
「看護×英語」の職場・仕事例
・医療通訳
・ツアーナース
・イベントナース
・治験コーディネーター
・国際医療搬送
・コーディネーティングナース
・海外の日本人学校内医務室
・アジア、東南アジアの日本人クリニック
・美容クリニック
・EPA外国人看護師受入病院
・外国人患者受け入れ医療機関
・厚生労働省 看護技官
・海外にある日本大使館内医務室
・外務省内医務室
など
国際結婚される方もゾクゾク!
20代後半で留学すると、婚期を逃すのでは??なんて考えている方もいらっしゃるようですが、そんなネガティブな考えこそ、まさに婚期を逃す大きな原因なのかも!?と思わせるほど、多い国際結婚。
旦那様はフランス人や韓国人、イタリア人やドイツ人。留学を通じて人との出会いが広がり、気が付けば家族になっていた…なんてことがかなりの頻度で実現しています。
愛は国境を超える。言葉は世界を狭くする。本当ですね!
瑞希さんは、オーストラリア到着時にホストファミリーとのコミュニケーションやカフェでの注文もままならず、「英語、こわい‥」と思ってしまう状況でした。一度決めたら諦めない性格ということもあり、英語力初級から目標に向かってひたすら勉強し続け、大学編入レベルの英語力、正看護師資格取得に必要の英語力を身につけることができました。
「行動力とコネクションが大切」
働きたい病院で公募している勉強会に参加し、ネットワークを広げた瑞希さん。結果、NICUに空きが出ること、またNICUのユニットマネージャーの連絡先を教えてもらうことができ、履歴書提出に至りました。そして、モチベーションの高さと思いを強さをかっていただき、求人を作ってもらうことに成功しました。