Q. 退職時期や退職を告げるタイミングはいつ?
退職するうえでベストな時期は?
↑アシスタントナース有給インターンシップ・プログラムに参加!語学学校で勉強中の皆さん。
看護留学をされる方で最も多い臨床経験年数は、3~4年です。
3年間は、看護師として働くための基盤作りを行い、一通りのことが一人でできるようになったタイミングでの留学を考える方が多いです。また、病院によっては、3年目でプリセプターになるため、自分のことだけでなく、人を育てる経験をしたうえで、退職することができます。ただし、年数を重ねれば重ねるほど、退職することが難しくなる可能性もあるため、近年では、臨床1~2年で退職し、留学をされる方も増えてきました。留学は、チャレンジしたいと思ったタイミングで踏み出さないと、タイミングを逃す可能性があります。臨床1~2年で渡航される方は、「今やりたいことを今やりたい。帰国してからでも、臨床は積める。」と思い、留学を決意されます。
『留学するうえで、いつがベストタイミングなんてものはないように思います。
あのときがベストタイミングだったと言えるよう、自分自身で素晴らしい経験を掴みとることこそが大切だし、だからこそ、自分の決断を後悔のない経験にできるのだと思います。』
これは臨床経験1年目の終わりにお問い合わせをいただき、臨床を丸2年積んだのちに、アシスタントナース有給インターンシッププログラムでオーストラリアに渡航された方の言葉です。留学に行きたいと思ったタイミングが、退職のタイミングだと思います。チャンスを逃さないように踏み出してみてください。
▼臨床経験2年で留学をした方の体験談
退職を告げるタイミングはいつ頃?
↑看護留学中、楽しそうな一枚
上司に退職を告げるタイミングは、病院によって、退職の3ヶ月前、6ヶ月前、1年前など、様々です。各病院で意向調査時期が設けられているかと思いますので、ここで退職を告げる方が多いようです。もちろん、意向調査時期でなくても、看護師長に面談の時間をとっていただき、退職の話をする方もいらっしゃいます。当社で人気のアシスタントナース有給インターンに参加される方の場合、8ヶ月~1年前に退職を申し出ている方が多いかと思います。また、留学の申し込みをしてから退職を告げた方が良いのか、退職が決まってから留学の申し込みをした方が良いのか、ご相談をいただくことがあるのですが、過去の事例に基づくと、留学の申し込みをしてから、タイミングを見て、退職を告げられている方が多いようです。
▼渡航1年前に退職を告げた方の体験談
留学後の再就職について
帰国後の進路は、臨床に戻られる方や一般企業で就職される方、医療通訳士になる方、など様々です。海外での看護経験や英語力は、再就職する際に、プラスに働く可能性が高く、再就職後も英語を使用して働いている方もいます。ちなみに、帰国した方に、再就職の難しさについて質問をしたところ、「普通に就職できます」という回答をいただきます。看護師資格と一定の臨床経験があることで、他の職業と比べて、再就職はしやすいのかと思います。また、渡航前に臨床経験を何年積んでいたとしても、再就職するときには、新しい病院で、病院のルールに基づいて、一から覚えることになるので、臨床のブランクは、大きな影響はないようです。ただし、30歳を超えてから、臨床ではなく、一般企業での就職を目指そうとすると、壁にぶつかることもあります。実際に、帰国後に広告代理店で勤務している看護師さんは、30歳を超えてから、一般企業での就職を目指して転職活動をしたところ、年齢の壁にぶつかったと言います。臨床以外の再就職も視野に入れている方は、早いタイミングで留学をされた方が良いかもしれません。
また、帰国後、すぐに正規雇用で再就職する方ばかりではありません。派遣看護師として働きながら、再就職をするために病院探しをしている方もいらっしゃいます。留学を終えて帰ってくると、「海外旅行をもう少ししておきたい」と思う方も多くいらっしゃるため、派遣で働きながら海外旅行を楽しみ、その後に正規雇用として再就職されます。派遣看護師は、就労場所も働き方も様々であり、沖縄や離島などで働いている方もいれば、ツアーナースやイベントナースなどの短期派遣で働いている方もいます。また、派遣看護師として働いて貯めたお金を使って、別の国へ再度ワーキングホリデーで渡航する方もいます。早いタイミングで1度目の留学をすれば、もう1カ国・2カ国、ワーキングホリデーにチャレンジできるのも、夢がありますよね。このように、帰国後すぐに再就職せずに、派遣で繋ぎながら、海外をまわってみたり、自分が本当に働きたいと思う病院を探してみるのも良いでしょう。
帰国後の再就職が心配な方は、「休職」という選択肢もありますので、留学後に現職場で働くことを望むのであれば、病院側に相談してみても良いかもしれません。
▼1度目はカナダ、2度目はオーストラリアで看護留学をされた方の体験談
退職をして留学をするメリットとは
何かを得るためには何かを捨てなければならない…… とはよく言ったもので、留学に踏み出すためには多くの方が、退職、つまり積んできたキャリアをいったんストップさせる必要があります。しかし、あえて留学に踏み出す方が年々増えているのには、キャリアを一度止めてしまうことや、お金や時間を投資するというリスクに対し、あまりあるメリットがあるためです。
退職をしてまで留学するメリットは大きく3つあります。
1,視野を広げることができる
2,増加する外国人患者に対応するための英語力を身につけることができる
3,出逢いを増やすことができる
1, 出逢いを増やすことができる
退職をしてまで留学するメリットの1つ目は、出逢いを増やすことができるという点です。
病院で働いていると、医療従事者や患者さんとの関わりがほとんどであり、視野が狭くなると、看護師さんからよく伺います。留学することで、他業種での経験を持つ社会人や学生だけでなく、文化や言葉などが異なる日本人以外の人々を関わることができます。異なるバックグラウンドを持った方々とコミュニケーションをとることによって、視野を広げることができるでしょう。
また、「婚期逃してしまいそうで、留学するか悩んでいる」というご相談をいただくことがあります。日本でも、もちろん出逢いはあると思いますが、とどまっているより、行動を起こして、沢山の人に出逢った方が、恋人ができる可能性も高まると思います。実際に、看護留学をされている方々から、「彼氏ができました!」「オーストラリア人の彼氏と婚約をしました!」「結婚をしてオーストラリアに永住することにしました!」という報告が絶えません。また、海外の人だけでなく、日本人の方と出逢い、結婚される方もいらっしゃいます。ワールドアベニューのお客様同士で結婚された方もいるので、どこに出逢いが待っているかわかりませんね。
▼オーストラリアで出会ったフィリピン出身の彼と共にシェアハウスで生活!
2,増加する外国人患者に対応するための英語力を身につけることができる
退職をしてまで留学するメリットの2つ目は、実践的な英語力の習得です。
看護師さんが留学したい理由として、近年多く挙げられるのは、外国人患者さんへの対応です。外国人観光客や外国人労働者が、年々増加している影響で、来院される外国人患者さんも急激に増えています。アプリでの対応やビデオ通話で医療通訳士が対応するなど、対応方法は充実してきていますが、看護師としては、「自分の言葉で患者さんの不安な気持ちを和らげてあげたい」「日本人と同じ看護を提供したい」という思いを持つ方が多いようです。
当社でも特に人気のアシスタントナース有給インターンであれば、語学学校で英語を学ぶだけではなく、アシスタントナースとしてオーストラリアの介護施設や病院で実際に働くことができます。仕事を通して、医療従事者同士でのコミュニケーションはもちろん、ネイティブの患者さんや利用者さん、またそのご家族の方々と会話する機会を持つことができます。留学して、英語を話せるようになれば、自分の言葉を使って、外国人患者さんを対応できるようになれます。
3,帰国後の就職の選択肢を広げることができる
退職をしてまで留学するメリットの3つ目は、将来の選択肢広げることができるという点です。
休職して留学することも一つの選択肢ですが、退職して留学した場合、留学中の進路変更に柔軟に対応することが可能です。1年間の留学のつもりが、2年目・3年目と、滞在を延ばす方、帰国後にチャレンジしたいと思うことが変わる方、国際結婚をする方もいらっしゃいます。留学して、視野を広げた状態で、進路を柔軟に選択することができるのは、退職をして留学するメリットと言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。看護学生時代から、看護の勉強をしっかりとされ、臨床経験を積んでいる看護師さんにとって、退職して、臨床を離れることの不安や帰国後の再就職への心配など、悩みは尽きないという方も多いかと思います。ただ、退職し、留学に踏み出したからこそ見える世界も出会える人も、そして広がる選択肢や可能性も多くあります。
退職して留学したことを後悔しないためにも、帰国後の人生に繋がる留学を選びましょう。