楽しかった海外生活が忘れられず、シドニーに戻ってきました!

お名前甲斐 由美香 さん留学期間2012年9月~2013年9月/2018年1月~2018年6月
滞在都市シドニー/オーストラリアインターン先ナーシングホーム

はじめまして、由美香と申します。
2018年1月現在、5年前にアシスタントナース有給インターンシップに参加し、約半年間アシスタントナースとして働きました。日本に帰国後、英語に携わる環境で看護師として働いていましたが、もっと語学力を伸ばしてもう一度海外の医療現場で働きたい、楽しかったシドニーライフが忘れられず、シドニーに戻ってきました。

今回、そんな私がアシスタントナースについて簡単に紹介させていただきます。
海外で看護師の資格を活かして働きたい方やインターンシップに興味のある方の参考になれればと思います。
甲斐 由美香さん‐アシスタントナース有給インターンシップ時代の体験談

1 ある日の一日の流れ


今回は学生ビザを取得して渡豪しているため、平日の午前中はシドニー都心部の学校に通い、英語を勉強しています。
授業後、仕事に行く時間まで友達とランチをし、腹ごしらえ。この日はバスで仕事先のナーシングホームまで約40分かけ移動します。道中、車窓からはシドニーならではの綺麗なビーチが見え、緊張している私を癒してくれます。
仕事先に到着後、ナースラウンジで正看護師に声掛けをし、いよいよ仕事がスタート。日によりますが、この日は6時間(3PM-9PM)労働でした。

仕事が始まれば、施設利用者の明るい笑顔や個性溢れるスタッフに囲まれ、あっという間に時間が過ぎていきます。オーストラリアでは、日本とは異なり残業が一切ありません。定時に仕事が終わり、バスや電車を利用し帰宅の途につきます。この日はラッキーなことに、バディーとして働いていたペルー人のアシスタントナースナースが車で家まで送ってくれました。車内ではシドニーのおすすめスポットやお互いの国の話など色んな話で盛り上がり、英語でのコミュニケーションを取るいい機会となりました。

2 仕事内容や労働環境


ナーシングホームによって異なりますが、各セクションに正看護師がおり、アシスタントナース3、4人ほどでバディーを組んで仕事をします。日本とは違い、食事介助やシャワー介助、リフターを使用しての車いすやベッドへの移動介助、ベッドメイキング、ナースコール対応などはアシスタントナースが担当します。多国籍のスタッフと働くことができるのもオーストラリアならではと思います。

施設利用者と関わるうえで文化的な配慮が必要な一例としては、例えばあるナーシングホームでは、ユダヤ系の施設利用者が多くいて、彼らのバックグランドから、シャワールームには一人きりにせず無理強いをしない(有毒ガスの事を思い出してしまうため)や厳しい食事制限などがあります。オーストラリアには文化背景や宗教、多国籍の人が集まっており、看護を通して異文化の違いを理解する重要性を感じています。

3 ありがたいお給料

私は学生のため、就労時間が20時間/週(正確には40時間/2週間)と決まっています。
※学校の休み期間はこの制限はなくなります。

モーニングシフト($27)、アフタヌーンシフト($29)、ナイトシフト($30)、週末や祝日($40-60)によって時給が異なります。来週からホリデーに入るので、時間を気にせずに働くことが出来るので待ち遠しいです!もちろん、ワーキングホリデーの方は時間を気にせず働けるので、だいぶ稼げると思います。

日々英語でのコミュニケーションに苦戦していますが、毎日が貴重でかけがえのない日々を送っています。ワールドアベニューのスタッフの方々には、いつもそばでサポートをしていただき、本当に心強く感じ感謝の気持ちでいっぱいです。

4 日本人は働き者!


アシスタントナースとして働き始め、4ヶ月が経とうとしています。この4ヶ月の間に6ヶ所のナーシングホームで働きました。
あるナーシングホームは、何度か同じセクションで働くことができ、スタッフや入居者とも顔見知りになり、とても有意義に働くことが出来ています。(イラっとすることもありますが。笑)

時には入居者に、『あなたは私の言うことを理解してない(英語で)』と怒られ担当を外されることもありましたが、スタッフに相談し、フォローして貰いながら、その方と少しずつ関係を築くことが出来ました。そして今では、仕事に行くたびに『あなたが居てくれてよかった、また来てね』と言って貰えるように…本当に嬉しかったです。

アシスタントナースをしてして、日本とオーストラリアでの違いを多々感じることがあります。例えば、日本の場合、看護師は患者や入居者をまるでお客様のように、丁寧に対応しますが、オーストラリアでは看護師と患者、入居者はいつも対等にいます。日本に比べ、こちらはお互いにとてもフレンドリーです。

また、オーストラリアでは、全介助や一部介助が必要な入居者の移動にはリフターを使用します。

これが本当にすごい!
学生時代、ボディメカニクスが大事!と何度も先生に言われましたが(笑)、リフターを使用することで、介助者の負担を軽減することが出来ます。安全に使用するために、現場では一人で使用することはありません。

そして、どの施設に行っても、『日本人はとても働き者』と言われます。とても嬉しいですし、その言葉が励みになります!

海外で看護師の仕事を活かして働きたい、または少しでも興味のある方は、ぜひアシスタントナース有給インターンシップに参加してみてください!