自分のやりたいことに気づくことができた看護留学

お名前三上宗太郎さん留学期間2018年4月~現在
滞在都市シドニー/オーストラリアインターン先ナーシングホーム

大学院進学のための英語力を身に付けることを目的に留学することを決めた宗太郎さん。
渡航してから1年4ヶ月間経った留学生活を振り返っていただきました。

1.大学院に進学するために考えた留学という選択


留学を考えるようになったのは、臨床2年目の終わりの頃です。小児の専門看護師資格を取得するために、大学院進学を考え始めるようになり、大学院試験や入学後の英論文を読む作業などに英語は必須と考え、折角英語を勉強するのであれば、試験のための英語を勉強するだけでなく、話せるようになりたいと思うようになりました。
ただ、専門看護師になるためには、関連病棟での経験が5年以上必要となるため、まずは5年の臨床を積もうと考えましたが、あまりにも先過ぎるなと思い、最終的には臨床4年目が終わったタイミングで留学すること決意しました。専門看護師資格を取得するために不足している1年に関しては、帰国後にカバーしようと思いました。

留学を考え始めた当初、フィリピンで語学勉強をしてから、オーストラリアでワーキングホリデーをしようと思っており、すでにフィリピンで通う学校も決めていました。よし、次はオーストラリアのワーキングホリデーを調べようと動き出したときに見つけたのが、ワールドアベニューの看護インターンシップでした。看護師資格や経験を活かせること、また給与面から、普通のワーキングホリデーで行くより面白いかもと思い、看護インターンシップで渡航することを決めました。フィリピン留学は、話すことに慣れるために行こうと思っていましたが、ネイティブ発音ではないものが身についてしまうのは気が進まないなと思ったことと看護留学の国内準備に専念したいと思い、最終的にはオーストラリアのみに渡航することにしました。

留学プランや渡航時期が決まってから、英語の勉強はあまりしませんでした(笑)。ただ、英論文を読んで訳していたこともあり、少なからずベースの英語力は身についていたと思います。あとは、オーストラリア渡航後に頑張ろうと思い、出発しました。

2.英論文を読んで身につけた英語力のベースが活かせたCertificate3コース


看護インターンシップは、まず語学学校で英語の勉強をすることからスタートしました。カランメソッドと言って、スピーキングとリスニングに特化した勉強なのですが、発音矯正を徹底的にしてくれるので、変な発音が染みつく前にネイティブの先生から綺麗な発音を学び、身につけることができて良かったです。
また、私は追加で看護コミュニケーション英語コースを受講しており、シチュエーション別に使える言い回しを教えてもらい、ロールプレイングで練習しました。ここで学んだ英語力は、次に受けるCertificate3コースでも活かされました。

Certificate3コースは、学科と実習に分かれているのですが、とにかく課題が多かったことが大変でした。先輩看護師から、「一人でやったら大変だよ!」と言われていたので、クラスメートと助け合いながら課題を仕上げていきました。
英論文を訳すことで英語に触れておいたおかげで、授業や実習は特に大変さは感じず、無事に看護助手の資格を取得することができました。

3.英語を絶対的に使う環境を求めてタスマニアの牛肉工場へ


無事に看護助手の資格を取得した私は、2年目のワーキングホリデービザを取得するための要件「88日間の季節労働」を満たすため、日本人の少ないタスマニアへ行き、牛肉工場で5か月間働きました。牛肉の加工場なので、スライサーパートやパッキングパートなどがあったのですが、私は何故か床に落ちた肉や骨を集めてゴミのベルトコンベアに乗せるという珍しい仕事をしていました。落ちているものを拾ってコンベアに乗せるだけなので、全然大変ではなかったです(笑)。この工場で働いている人の8割がオーストラリア人で、アジア人の仕事を管理してくれるスーパーバイザーもオーストラリア人なので、絶対的に英語を使う環境で英語力をさらに伸ばすことできました。また、空き時間には、Netflixを英語字幕付きで観て勉強をしたり、ファーム生活最後の1ヶ月間はオンライン英会話もやっていました。英語力を伸ばすためにできることは、とことんやるべきですね。

実は、タスマニア滞在中に車を購入していまして、工場での勤務が終わったあとに、車でタスマニアをラウンドトリップしていました。そのまま、車ごと船に乗って、メルボルンへ渡り、メルボルンからシドニーまで車で戻ってきました。道中、星空がすごく綺麗で、肉眼で天の川を見ることができました。

シドニーへ戻ってから、英語力判定テストを受けて合格をしたのちに、日本へ一時帰国をして数週間過ごし、シドニーへ再び渡りました。

4.積極性と発信力が大切だと感じたインターンシップ


今は、ニューキャッスルというシドニーシティから2時間半ほど離れた場所で働いています。基本的には、ナーシングホームで働いており、生活介助の仕事をしています。一度だけ、私立病院で働く機会があり、生活介助にプラスして、バイタルサイン測定や血糖測定も看護助手が行いました。
仕事は、週6日ほどあり、1日平均7~8時間働いています。週の手取り額は、8~9万円ほどあり、今まで一番働いたときは週で11万円ほどもらえました。生活費が、月9~10万円ほどで済んでいるので、貯金もできています!

やはり日本との違いは沢山感じますし、ポジティブなこともネガティブなこともあります。派遣先の施設でもらう指示が統一されていなかったり、先を見越して指示を出されなかったり、申し送りされなかったり…。ただ、申し送りに関しては、ハンドオーバーシートという申し送りシートがあるので、それを見せてもらうと患者さんや利用者さんの情報がわかります。こういうことは、施設の正規雇用スタッフに自分で積極的に聞きに行くことが大切です。受動的になっていたり、わからないのに質問していないでいたりすると、「わかっている」と思われてしまいます。海外では、積極的に、自分から発信していくことが大切です。

もちろん、良い面もあります。残業がないことや分業化がされていること、また看護助手が患者さんや利用者さんと接する機会が多いことです。日本で働いているときは、残業が当たり前でしたが、オーストラリアは残業がありません。分業化もしっかりとされており、各職種で仕事の幅が決められています。分業化がされているからこそ、1人の人が担う仕事が多くなりすぎず、時間内に仕事を終わらせることができているのだと思います。また、患者さんや利用者さんと接することが多く、ただ業務をこなしているのではなく、話をしてコミュニケーションを取りながら業務を進めているのが、オーストラリアの看護助手の特徴です。お互いがお互いを尊重し、信頼しあって、ケアをしたり、働いているところが良いところだなと感じます。

ちなみに、私は日本で小児病棟での経験しかありませんでしたが、成人のケアをするにあたって、特に苦労したことはないです。働き始めのときは、戸惑うこともあるかと思いますが、特に支障はないと思います。ただ、小さい子にはないおむつの匂いなどは、慣れるまでちょっと辛いかもしれないですね。

仕事をしながらも、プライベートは楽しめています!
メルボルンに2回、ゴールドコースト・バイロンベイに1回旅行に行きましたし、これからお金を貯めて、ウルルやダーウィン、ケアンズに旅行しようと思っています!

様々な場所への旅行を全力で楽しんだ!

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これからの自分と思い


元々、小児の専門看護師になるために大学院進学をする予定で、そのために英語力を伸ばそうと思い、オーストラリアへ来たのですが、目標は変わっています。
私が学びたいのは、小児の領域全般ではなく、小児の血液腫瘍疾患なので、その分野で有名な病院に就職しようと考えています。
留学をして、「本当に自分がやりたいことは何か」と、ゆっくり考える時間が作れたことは良かったと思っています。

今、留学をするかしないか迷っている人もいると思います。ただ、選択肢にあがっている時点で、やった方がいいと思います。悩んでいるくらいなら、動いてみた方がいいし、何か見つかるかもしれません。とりあえず来てしまえば、変化はあります。
行きたいと思っているのであれば、是非来てみてください。