【看護交流会の様子】
海外小児総合病院見学ツアー(2016年9月開催)
オーストラリア シドニーにて看護留学中の方を対象に、看護交流会を開催しました!沢山の方にご参加いただきました。
参加者の皆さんが、感動されたことは、「子供たちへの配慮」。
難病を患い、親元を離れて闘病生活を送る子供たちのストレスレベルに最新の注意が払われている様子が、病院の各所から伝わってくることでした。
- 「子供たちへの配慮」を強く感じさせてくれた点は大きく3つ。
- ▼ エントランスや受付はまるで空港や美術館のよう!
- ▼ 入院日数は短く!学業への配慮
- ▼ 遊び心満載の病棟。
エントランスや受付はまるで空港や美術館のよう!
まず、病院に到着し、「いざ、見学!」となった際、「病院」という雰囲気を全く感じないエントランスや受付の雰囲気に驚きます。
エントランスは空港のラウンジのような、ショッピングモールのような、そんな雰囲気が漂います。病棟へ足を運ぶ際にも、さまざまな絵画が飾られており、病院というよりはどこかの美術館へ来たような気分に。
入院日数は短く!学業への配慮
子供たちのライフバランスを崩さないようにと、平均在院日数が半日から3日間と短く、5日以上の入院となると、院内学校へ通うことができ、欠席期間ができる限り生じないように配慮されています。学校とも連絡を取り合い、授業の遅れが出ないようにされています。
ライフバランスを崩さないため、日々の信仰の場も設けられています。
クワイエット・ルーム
・・・お祈りができる部屋
多国籍なオーストラリアでは、宗教もさまざまです。入院中に信仰を途絶えることのないように配慮されています。
遊び心満載の病棟。
例えば、耳鼻咽喉科の入り口にはコウモリの絵が飾られています。
病院のさまざまなところに、TV局から寄付された大きなマスコットやディズニーでも有名なキャラクターが置かれています。
また、各病室のカーテンにもさまざまなアートが施され、気持ちを明るくさせてくれます。
特にこの3つめの遊び心は、病気と闘う子供たちにとって、とても大切な環境づくりだと感じます。
マルチセンサリー・ガーデン
・・・免疫不全疾患などを抱える子供たちでも遊べるお庭です。
隔離病棟で過ごすことの多い子供たちへの配慮がなされています。
スターライトエクスプレス
・・・子供たちのための遊び部屋
医療従事者は立ち入り禁止!キャプテンスターライトと呼ばれるボランティアの方が子供たちのケアをしてくれます。
チャイニーズガーデン
・・・シドニーのダーリングハーバーにもあるチャイニーズガーデン
運気を運んでくれるといわれるチャイニーズガーデンを院内に設置しています。
ブック・バンカー(図書館)
・・・世界中から寄付が寄せられ、さまざまな文化、さまざまな言語の絵本を楽しむことができます。すべての絵本は世界中からの寄付で成り立っているそうです!
父の日イベント
・・・随時、さまざまなイベントが実施されています。このタイミングでのイベントは「父の日」のイベント。ボランティアワーカーの人々がアイアンマンや白雪姫などさまざまなキャラクターに変身!子供たちを楽しませてくれます。
寄付の寄せられるさまざまな遊具あふれるガーデン
オーストラリアで有名なラグビー選手が寄付した車いすのまま乗れるブランコや、マクドナルドが寄付したご両親が宿泊できるマクドナルドハウスなど、思いやりにあふれています。
施設見学だけではなく、病院の歴史や、日本とオーストラリアとの看護師の役割の違いなど、さまざまなお話を聞く機会もあり、参加された皆さんにとっては大きな刺激になった様子でした!
ワールドアベニューでは、大手の病院や国公立の大学などとコラボし、このような看護交流会を国内外で開催いたしております。英語の勉強をしつつ、オーストラリアの看護事情を知ることのできる豊富なチャンスあふれるワールドアベニューの看護留学。ご興味をお持ちの方は、お気軽にお問合せください。