「自分のキャリアにプラスになる」と挑戦した看護師ワーホリ

お名前Shioriさん留学期間2024年4月-現在
滞在都市シドニー/オーストラリアインターン先ナーシングホーム

1.キャリアに活かせるからこそ選んだ看護インターン


当時は日本の病院で看護師として5年目に差し掛かる時期でした。職場の環境も看護師の仕事も大好きで、辞めたいと思ったことは一度もありませんでした。しかし、「このまま同じ場所で看護師人生を歩み続けていいのだろうか」と考えるとどこか納得しきれない自分がおり、今後のキャリアについて深く悩むようになりました。そんな時、ふと「日本に来る海外の患者様に対して、英語でさらっと看護ができるようになったら、自分のキャリアの幅がもっと広がるかもしれない」と思いました。そこでオーストラリアの看護留学の存在を知り、自分の将来に間違いなくプラスになると確信して参加を決めました。

私の中で「看護師という職業や医療・介護の現場から離れたくない」という軸がブレることはなく、留学するなら絶対に自分の看護キャリアに生かせる経験をするとと決めていました。そんな時に出会ったのが「看護インターン」のプランです。もしこの看護インターンという選択肢がなければ、ワーキングホリデー自体をしていなかったです。

2.初級だった英語力が渡航時には中上級レベルに


渡豪の1年前に申し込みをした際、最初の英語レベルテストの結果はElementary(初級)でした。そこから渡航までの1年間、オンライン英会話や課題にコツコツ取り組み、渡豪後に語学学校へ入学するタイミングではIntermediate(中上級)クラスからスタートすることができました。学校入学後、周りのレベルの高さや自分の思うように喋れないもどかしさを感じ、絶望していました。でも、その悔しさがあったからこそ、その後の学習へのエンジンがかかったと思っています!

オンライン授業は大人数で画面越しという環境でしたが、疑問点があれば先生が必ず丁寧に答えてくれました。また、自分のレベルに合わせたクラスで受けられたため、無理なく安心して参加することができました。

コーチングでは、英語学習における自分のリアルな悩みをたくさん相談させていただきました。コーチングスタッフがどんな悩みにも深く共感してくれたことで、「自分だけじゃないんだ、みんながぶつかる壁なんだ」と勇気をもらい、心が折れずにモチベーションを維持することができました。さらに、その課題に対して「どう対処すべきか」という具体的な道筋を立てていただいたおかげで、少しずつ確実に英語力を伸ばすことができました。

私自身、少し自分に甘いところがあり、一人だと自己学習を継続するのが難しいタイプでした。そのため「オンラインレッスンと課題だけは絶対にやる!」と自分に言い聞かせて走り続けました。もしこの渡航前の仕組みがなかったら、何も準備しないままElementaryレベル(初級レベル)で渡豪していたと思うので、本当にあって良かったと感じています。ただ、もっと真剣に課題に取り組み、また自己学習ももっとやっておけばよかったと後悔しています。

3.必死に食らいついて勉強した語学研修


最初の滞在先はシェアハウスを選択しました。その後のアコモデーションは「Flatmates」を使って探しました。 シドニー滞在中は語学学習や資格取得に専念するため「あえてバイトはしない」と心に決めていました。家賃も高く貯金が減っていく一方ではありました。ですが、渡航前からしっかり計画的に貯金をして備えていたため、焦ることなく勉学に集中して乗り切ることができました。

語学研修

語学学校は、Intermediateクラス(中上級クラス)に入ったものの、周囲のクラスメイトの英語レベルが非常に高く、毎日理解できない単語や言い回しに直面する日々でした。そのため、日々の授業後の復習は欠かさず行いました。また、先生に直接相談して個別の追加課題をもらい、それをこなすことで食らいついていきました。

医療英語クラスでは、日本の看護現場で自分が使っていた医療用語が「英語でも全く同じ名前」だと知ったり、逆に「全く違う表現」や初めて目にする器具を知ることができたりと、新しい発見の連続でした。通常の英語授業以上にワクワクしながら楽しく学ぶことができました。

また、週末は積極的にMeetupに参加し、多様なバックグラウンドを持つ人たちと英語で話す機会を増やしました。また、シェアハウス選びの際もあえて多国籍な環境を選び、日常的にシェアメイトと積極的に会話するよう心がけました。

Certificate3 Course(アシスタントナース資格取得コース)

座学や学内演習では、First Aidの基礎や、現場で使用する移乗器具の使い方などを学びました。筆記課題は、オーストラリアならではの多文化・宗教的な配慮に関するものから世界共通の医療知識まで多岐にわたり、一つひとつ自力で調べながらこなしていくのは大変でしたがとても勉強になりました。 施設実習では、実習生1〜2名に対して1名のケアラーがついてくださり、ペアで全ての介護・看護ケアを行いました。ホイストやサラステディといった移乗器具は日本の現場にはないものばかりだったため、実習中は自分から積極的に申し出て、実際に操作させてもらうよう意識しました。

4.オーストラリアで働いたことで柔軟な視点が持てるように


私は語学学校でのスピーキングテストや仕事紹介は受けませんでした。住みたい地域がクイーンズランド州にあったため、まずはそこで自力の就職活動に挑戦してみたかったからです。 語学学校とCertificate3 Course(アシスタントナース資格取得コース)修了後は、サードワーキングホリデービザ取得を視野に入れてファームで働き、その後、希望の地域にある高齢者施設へネット経由で直接応募したところ、なんと応募から面接、採用決定までわずか5日間というスピードで仕事を勝ち取ることができました!

私自身は結果的にクイーンズランド州の施設に就職したため、仕事紹介サポートは利用しませんでした。 しかし、自力で仕事が勝ち取れなかったとしても、シドニーに戻って学校の就職サポートを受けられるという強い選択肢があったからこそ、リスクを恐れずに自分の理想の地域で挑戦することができました。このバックアップ体制があったこと自体が、就活に挑む上での大きな心の支えになりました。

現在は高齢者施設で働いています。全体で91名のレジデント(利用者さん)が暮らしており、4つの部署に分かれている比較的大きな施設です。 職場のスタッフはオージー(オーストラリア人)を中心に、アフリカ系など様々なバックグラウンドを持つ多国籍なチームです。アジア系のスタッフは少なく、最初は少し寂しさを感じることもありましたが、とにかくスタッフ全員が優しく、人種差別なども一切ないとても温かい環境です。レジデント(利用者さん)の方々もオージー(オーストラリア人)の方ばかりなので、日々ネイティブな英語や現地ならではの文化に触れながら、心地よく働くことができています。

主な業務

シャワーや更衣、トイレ介助、移乗、食事介助、服薬サポート、ご家族対応など、レジデント(利用者さん)の日常ケア全般です。私の施設では全体で集まる形式的な申し送りはありませんが、前のシフトのスタッフや正看護師と「今日どうだった?」「何か変わったことある?」とフランクに声をかけ合い、情報共有を行っています。 レジデント(利用者さん)とのコミュニケーションはすべて英語で、一人ひとりの生活ルーティーンや好みをしっかり把握し、個々に寄り添ったケアを提供することを大切にしています。

1週間の仕事の頻度

現在はパートタイム雇用で固定のシフト(週4日)で勤務しています。パートタイム採用は勤務時間やベース収入が担保されているため、生活の予定や貯金計画が非常に立てやすいのが魅力です。 時給は平日・土日・祝日や時間帯によってアップします。また、固定シフトで収入のベースが安定しているからこそ、無理のない範囲でダブルワークに挑戦したり、プライベートの時間も充実させたりと、メリハリのある生活を送ることができています。

仕事をする中で感じた日本とオーストラリアの違い

私が感じた大きな違いは、働く人のワークライフバランスと身体の負担に対する意識です。残業はほぼなく、休みも取りやすい環境が整っています。また、レジデント(利用者さん)は体格が大きい方が多いため、移乗器具の使用が徹底されている点は本当に助かっています。

一方で、オーストラリアならではの文化に戸惑うこともありました。例えば、休みが取りやすい反面、欠員が出た際は、慣れていないスタッフと組んで大変な思いをしたり、ケアの現場では「丁寧な質」よりも「作業の速さ・効率」が優先される場面に直面したりしました。また、スタッフとレジデント(利用者さん)の関係が日本以上にフラットで対等なため、時には「少しフランクすぎるのでは?」と感じたこともあります。

それでも、シフト開始時の「Have a good shift!」というフランクで温かい声かけや、お互いを尊重し合う雰囲気はとても大好きです。オーストラリアの効率的な働き方を体験できたことで、日本の丁寧な看護・介護の良さを再確認しつつ、柔軟な視点を持てるようになりました。

5.プライベートも満喫!


プライベートでの旅行や観光も大満喫しています!シフトや収入が安定しているおかげで、有給をうまく利用してオーストラリア各地へ旅に出ることができています。

メイン都市や有名な観光地はもちろん、マイナーな離島も含め、これまでにたくさんの場所に行きました。完全帰国までに、まだ行けてない地域を網羅する予定です。しっかり働きながら、プライベートでも一生ものの思い出をたくさん作ることができています。

6.今後の目標と正看護師資格取得を考える方へのメッセージ


まずは帰国後、3年間のブランクを埋めるために日本で大きめな病院への就職をし、看護師としての臨床スキルや感覚をしっかり取り戻すことが最優先の目標です。 急性期現場のスピード感が恋しいという思いもありますが、今回の渡豪で培った英語力や多文化環境での経験を活かし、将来的に日本でも海外から来られる患者さんに対して、英語でスムーズかつ質の高い看護ケアを提供できるようになりたいと考えています。

メッセージ

「迷っているなら、行けるうちに挑戦してみてほしい!」、本当にこれに尽きます。
最初は英語力に不安があったり、現地で仕事が見つかるか悩んだりするかもしれません。私自身も英語力、金銭面などたくさんの不安を抱えたままオーストラリアに来ました。しかし、最終的には自分の選んだ場所でやりたいことをやることができています。

オーストラリアには“Easy going”という素晴らしい精神があります。深く考えすぎて足踏みするよりも、準備をしたらあとは現地でその時々の環境を思いきり楽しむ気持ちが一番大事だと思います!日本では決して味わえない経験と素敵な出会いが待っています!

7.さいごに

体験談を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Shioriさんの体験談はいかがでしたでしょうか。

Shioriさんのように「キャリアに活かせる留学を」と考えて、看護インターンシップに参加をされる看護師さんは多いです。
仕事をやめて、お金と時間を使って行く留学なので、せっかくであれば、帰国後に繋がる経験をしたいですよね。

「臨床経験は浅いけどチャレンジできる?」
「留学前から帰国後のキャリアを考えないといけない?」
など、ぜひ個別カウンセリングでご相談ください。

皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしています。