「留学のハードルは上げすぎなくていい」看護留学で広がった私の世界

お名前Ayaneさん留学期間2024年7月ー2026年7月
滞在都市シドニー/オーストラリアインターン先施設

1.Ayaneさんのスケジュール

オーストラリアのワーキングホリデー制度を利用した「海外看護有給インターンシップ」に挑戦し、まもなく2年間のオーストラリア生活を終えるAyaneさんから体験談をいただきました。

さまざまなきっかけが重なり、臨床3年を終えた後に留学を決意したAyaneさん。現地ではアシスタントナースとしてがっつり働き、半年間で約180万円を貯金。その後はオーストラリア各地をロードトリップで巡り、現在はアデレードでゆったりと生活しているそうです。

「留学のハードルは上げすぎなくていい」と話すAyaneさんが、看護留学を決めたきっかけや現地での働き方、留学を通して感じた変化について語ってくれました。ぜひご覧ください。

Ayaneさんの留学概要

渡航国:オーストラリア
渡航都市:シドニー
留学プログラム:海外看護有給インターンシップ
渡航期間:2024年7月 – 2026年7月
インターンシップ先:施設

お問い合わせからの流れ

2.母とのカナダ旅行が背中を押した、留学を決意したきっかけ


私が海外や英語に興味を持つようになったきっかけは、母の存在でした。母は25歳の時にカナダでワーキングホリデーをした経験があり、私自身も幼い頃から英語に触れる機会が多い環境で育ちました。

中学3年生の時には、シアトルで1ヶ月間のホームステイも経験しました。その留学中にホストファミリーとFacebookでつながり、帰国後にその話を母にしたところ、母もカナダでお世話になっていたホストファミリーを探してみたいという話になりました。

そこから母のホストファミリーを探し続け、なんと10年越しに見つけることができました!ホストマザーも母のことを覚えていてくれて、「せっかくなら会いに行こう!」と、カナダ行きが決まりました。当時お世話になったホストマザーとの、30数年ぶりの再会でした。

当時の私は、大学病院の脳神経外科で3年間勤務したあと看護師を退職し、一般企業で働いていました。しかし、労働環境が厳しかったこともあり、退職すべきか迷っていた時期でもありました。そんな時、たまたま怪我をされた方に遭遇し、救護にあたる機会がありました。その経験を通して、自分の看護師としての知識やスキルはまだまだ足りないと痛感し、「もう一度看護師として働こうかな」と考えるようになりました。

その後、一般企業を退職し、予定していた2週間のカナダ旅行に行きました。

もともと私は、「留学するなら、何かしら得られるものがないと意味がない」と考えていて、留学に対して少しハードルを感じていました。しかし、実際にカナダで母とホストマザーが再会する姿を見て、考え方が少し変わりました。

母の人柄や価値観には、当時の海外経験やホストファミリーとの出会いが大きく影響しているのだと感じ、留学は目に見える成果だけがすべてではないのかもしれないと思うようになりました。また、カナダでは英語が完璧でなくても待ってくれる雰囲気があり、自分の英語が意外と伝わったことも嬉しく、広大な自然にも感動しました。

帰国後、母から「日本でやりたいことが定まっていないなら、海外に行ってみたら?」と背中を押してもらったこともあり、海外で生活してみたいという思いが一気に強くなりました。

最初は、カナダで幼児教育を学ぶことを考えていました。しかし、進路について考えていく中で、「せっかく留学するなら、これまでの看護師経験を活かせる道の方が自分に合っているのでは」と思うようになりました。

そんな時にワールドアベニューに出会い、すぐにカウンセリングを申し込みました。

3.英語だけではなく、看護経験を活かせる留学を選びたかった


留学の方法を考えていた際、語学留学やワーキングホリデーも選択肢にはありました。ただ、英語を学ぶだけなら海外に行かなくてもいいのでは、という考えがありました。

というのも、地元の沖縄は米軍基地があることもあり、英語に触れる機会がかなり多い環境だったからです。また、大学時代から英語は意識して学んでおり、看護師になる直前には3週間セブ島で医療英語コースを受講したこともありました。

それでも、実際に英語を話すとなると、思うように話せないもどかしさはありました。だからこそ、海外に行くなら、ただ英語を勉強するだけではなく、これまでの看護師経験を活かしながら、現地で実際に働く経験ができる留学に挑戦したいと思いました。

他のエージェントも調べましたが、自分が希望するようなプログラムはなかなか見つかりませんでした。インターンという名前でも、実際の内容は病院見学が中心のものが多く、学生時代に海外の病院見学を経験していた私にとっては、「見学だけでは少し違うな」と感じていました。

その中で、看護師経験を活かしながら現地で実際に働ける看護インターンは、自分が挑戦したい留学の形に一番近いと感じました。カウンセリングを受けた後にオンライン説明会にも参加し、「やっぱりこれだ」と思って、すぐにプログラムに申し込みました。

目標が決まってからは、「早く海外に行きたい!」という思いがより一層強くなりました。

4.出発前の仲間作りにもつながった渡航前オンライン英語レッスン


申し込み時の英語力は、日常会話はある程度できるレベルでした。そのため、オンライン英語レッスンも中級クラスからスタートしました。

ただ、文法には苦手意識があったので、基礎をしっかり固めるという点でとても勉強になりました。また、コーチングでは、自分のレベルや性格に合った学習方法も教えてもらうことができ、渡航前の英語学習に役立ちました。

オンライン授業を受けて良かった点は、事前に仲間作りができたことです。オンライン授業で一緒に勉強していたクラスメイトと現地で会えた時は、知っている人がいるだけで心強く感じました。

また、出発前の対面オリエンテーションでは、同じ出発月の方とも仲良くなることができ、LINEグループで連絡を取り合えるようになりました。出発日が同じ方とは同じフライトで一緒に渡航することもでき、渡航前からつながれる環境があったことは、大きな安心につながりました。

看護書類の作成も、特に大きな問題なく進めることができました。当時は大阪に住んでいたこともあり、ワクチンシートの作成をしてくれるクリニックも見つけやすく、ワールドアベニューのサポートを受けながらスムーズに準備を進められたと思います。

5.クラスメイトに支えられた学校生活

語学学校生活 

渡航後の語学学校での授業は、実践的に英語を使う機会が多く、とても刺激的でした。

担当の先生は厳しい面もありましたが、愛のある厳しさという感じで、英語力を伸ばすためにさまざまな工夫をしてくれていました。前日に学んだ内容を翌日にゲーム形式で確認したり、授業中は英語オンリーで進めたりと、ただ座って聞くだけではなく、自然と英語を使う環境が作られていたと思います。

時には、外に出てジェラートを食べながらフリートークをすることもあり、退屈することなく楽しく学ぶことができました。

ただ、最初の1週間は環境に慣れるまで少し大変で、「続けられるかな」と不安に感じたこともありました。しかし、その後に入学してきた子とすごく仲良くなり、一緒に頑張れる仲間ができたことで、最後まで楽しく通うことができました!

医療英語の授業は、文法的にはそこまで難しくはなく、ロールプレイが中心で、どちらかというと病院で使われる会話を練習する機会が多かったです。

例えば、バイタルサインの測り方や、検査にお連れする時の声かけ、施設の案内をする時のやり取りなど、実際の現場に近い内容を英語で練習できました。アシスタントナースの仕事に直結する内容だけでなく、病院や施設など、医療現場全般で使える英語を学べました。

また、学校以外でも英語を使う機会を増やすように意識していました。学校には日本人の学生が多いのですが、日本人同士でも、できるだけ英語で話すようにするなど、日常の中で英語を使う工夫をしていました。

Certificate IIIコース

Certificate IIIコースでは、教科書に沿った講義に加え、課題にも取り組みながら、
感染予防策やファーストエイドなど、介護・福祉の現場で必要な基礎知識
を学びました。

課題はクラスメイトと一緒に取り組むことも多く、平日は図書館でしっかり勉強し、土日は遊ぶというように、メリハリをつけながら進めていました。英語で学ぶこと自体が好きだったので、勉強は大変さもありましたが楽しかったです。

最終的には、1週間ほど早めに課題を終わらせることができたので、ロードトリップに行く時間も作ることができました!

実習は4週間あり、月曜日から木曜日まで実習先に通いました。実習先は比較的穏やかな環境だったこともあり、そこまで大変には感じませんでした。
日本で看護師として働いていた経験があったので、シーツ交換や介助なども大きな問題なく
対応できました。


マニュアルハンドリングで使用する器具の扱い方
も、実習先で教えてもらいながら実践できました。

6.資格取得後はセカンドビザ取得のためタスマニアへ


Certificate IIIコース修了後は、セカンドワーキングホリデービザの取得を目指して、同じプログラムに参加していた友人と一緒にタスマニアへ移動しました。

タスマニアでは、まずラズベリーとストロベリーのピッキングを約2ヶ月、その後チェリーのピッキングを約1ヶ月行いました。最後はサーモンファクトリーで約3ヶ月働き、セカンドビザ取得に必要な条件を満たしました。

そして、タスマニアからオンラインでスピーキングテストを受験し、無事に一発で合格!テストでは、尊厳についてや、腰痛がある利用者さんへの対応など、現場で必要となる基本的な内容を中心に聞かれました。

その後は少し旅行をしてからシドニーへ戻り、戻ってから1ヶ月弱でアシスタントナースとして働き始めました。

7.半年間で約180万円貯金!アシスタントナースとしての仕事内容と働き方


学校から仕事を紹介してもらい、私はエイジドケア施設で働きました。

仕事内容は、生活介助やバイタルサインの測定、移乗介助などが中心でした。実習先は比較的穏やかな雰囲気の施設だったのですが、実際に働き始めたインターン先は想像以上に忙しく、最初はその違いに驚きました。

雇用形態はカジュアル雇用で、働く頻度は時期によって変動がありました。働き始めの6〜7月頃は週3〜4日ほど、8〜9月頃は週5日ほど働いていました。12月〜2月はアシスタントナースの閑散期と聞いていたのですが、8連勤やダブルシフトに入ることも多く、何だかずっと忙しかったです(笑)

休みの日に電話が来て「今から来られる?」と聞かれることもありました。日本人は比較的まじめに電話に出る人が多いからなのか、人が足りない時に声をかけてもらうことも多かったように感じます。

私は6月から翌年2月まで働いていましたが、11月には休みを取って日本に一時帰国しました。カジュアル雇用だったので、正直「戻ってきた時に仕事をもらえなくなるかもしれない」と思いながら休みを取りましたが、シドニーに戻ってからも問題なくシフトをもらうことができました。

シフトが固定ではないため、収入には月によって差がありました。給与は、少ない時で2週間あたり約1,900ドル(約20万円)、多い時で2週間あたり約5,170ドル(約57万円)でした。

いずれも税引き前の金額ですが、勤務先にはサラリーパッケージという、生活費などの一部を税引き前の給与から支払える制度がありました。その制度の利用や、働き方・シフト数によって、実際の手取り額には差がありました。

生活費は、家賃や食費、交通費、交際費などを含めても、月1,600〜1,700ドル以内(約18〜19万円)に収まることが多かったです。家賃が週160ドルとかなり安かったことも大きかったと思います。

そのため、比較的貯金もしやすく、半年ほどで看護インターンのプログラム費用分(約180万円)を貯金することができました。

※1AUD=110円換算

8.日本とオーストラリアの働き方の違い

実習と実際の就労を通して、日本とオーストラリアでは、ケアの考え方や働き方に大きな違いがあると感じました。

まず印象的だったのは、利用者さんの自立や人権をとても大切にしている点です。日本では細かく丁寧にケアをするのが当たり前ですが、オーストラリアでは「できることは自分でしてもらう」「本人の意思を尊重する」という考え方がより強く反映されているように感じました。

例えば、ベッド柵の使用や腕をつかんで歩くことなど、日本では状況によって行われることがある対応でも、オーストラリアでは制限につながる行為として注意が必要でした。また、ラバーシーツを使わず、汚れた場合はすべて交換するなど、衛生面や尊厳に対する考え方にも違いを感じました。

働き方の面では、「自分の身は自分で守る」という意識がとても大切だと感じました。オーストラリアにはSpeak Upの文化があり、日本では言い訳のように受け取られてしまうことでも、自分の状況や意見をきちんと伝える必要があります。黙って我慢するのではなく、困っていることや必要なサポートを自分から発信することが大切だと学びました。

また、オーストラリアでは、自分の働きぶりや考えをきちんと伝える力も大切だと感じました。日本では、黙々と頑張ることが評価されやすい場面もありますが、オーストラリアでは自分が何をしているのか、何を考えているのかを言葉にして伝えることも重要です。

中には、実際の仕事ぶり以上に自分をしっかりアピールしている人が評価されているように見えることもあり、納得がいかないと感じる場面もありましたが、それも文化の違いなのだと思います。自分から伝えないと、頑張っていても周りに伝わらず、損をしてしまうことがあるのだと学びました。

そして、日本人スタッフに対する印象は悪くないと感じました。英語力がそこまで高くなくても、真面目に働く人が多く、ケアも丁寧に行うため、信頼してもらいやすい部分があると思います。

日本の看護師さんは、利用者さんの性格や特徴をつかみ、その方に合わせて関わることが得意な人が多いように感じました。なので、英語力に自信がない方でも、元々の看護師のスキルでカバーできることもあると思います。

もちろん、業務内容や対応の仕方、規律の厳しさは施設によって異なりますが、オーストラリアならではのケアの考え方や働き方に触れられたことは、とても大きな経験になりました。

9.オーストラリア各地を巡ったロードトリップ

オーストラリア滞在中は、勉強や仕事だけでなく、旅行にもたくさん行きました!

オーストラリア各地を満喫!ロードトリップの思い出

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タスマニアでは、ブルーニーアイランドやマリアアイランド、クレイドルマウンテン、ワイングラスベイ、ベイ・オブ・ファイヤーズなど、自然豊かな場所をたくさん訪れました。クレイドルマウンテンでは気温0度の中で車中泊をし、オーロラを見ることができたのが特に印象に残っています。

シドニー周辺では、ブルーマウンテンやジャービスベイ、ロイヤルナショナルパーク、ストックトン砂丘などを訪れ、クジラやイルカ、アシカにも出会うことができました。メルボルン方面ではグレートオーシャンロードやフィリップアイランド、アデレード方面ではマウントガンビアや洞窟にも足を運びました。

振り返ってみると、気づけば崖や洞窟にいることが多かったです(笑)。カンガルー、コアラ、クジラ、イルカ、アシカ、ペンギンなど、オーストラリアならではの動物にもたくさん出会うことができました。

ロードトリップでは、ホバートからメルボルン、シドニーへ移動したり、シドニーからメルボルン、アデレードまで走ったりもしました。行きたい場所へ自分で動き、いろいろな景色を見ることができたことも、留学生活の大切な思い出です。

10.留学を考えている方へのメッセージ


留学を考えている方の中には、「もっと英語力を上げてから行かないといけない」「留学するからには、何か成果を出さないといけない」と感じている方もいると思います。

でも、あまりハードルを上げすぎなくても良いと思います。海外で生活してみるだけでも、得られることは本当にたくさんあります。もちろん大変なこともありますが、振り返ってみると、そういう経験も全部笑い話になります。うまくいかなかったことや悩んだことも含めて、自分にとって大切な経験になりました。

海外は自分のことを知っている人がいない環境なので、全く違う経験をするには良い機会だと思います。私自身、日本にいたら農業もサーモン工場での勤務も経験していないです(笑)。他の参加者の中にも、ネイルサロンや帽子屋さんで働いている方がいました。

日本で看護師をしていると、看護以外のことにチャレンジする機会はなかなかありませんが、海外では自分が興味のあることをアルバイトからでも始めることができます。「看護師以外はできない」という固定概念が取り払われて、いろいろな選択肢が広がるきっかけにもなると思います。

看護師の資格があることは、本当に“保険”だなと常々思います。「また看護の仕事に戻ることもできる」と思えたからこそ、いろいろなことに挑戦できた部分もあります。

だからこそ、留学する前から完璧な英語力や明確な成果を求めすぎなくても大丈夫だと思います。海外で生活し、人と出会い、新しい環境に飛び込む中で、行ってみたからこそ見えるものがきっとあると思います!!

11.さいごに

体験談を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Ayaneさんのアシスタントナース有給インターンシップ体験談はいかがでしたでしょうか。

Ayaneさんが参加したアシスタントナース有給インターンシップは、オーストラリアのワーキングホリデー制度を利用した看護師限定の留学プログラムです。勉強も仕事も旅行も、自由にアレンジできるからこそ、皆さん次第でどんな経験にも挑戦いただけます。

ご興味をお持ちの方は、定期開催中のオンライン説明会にぜひご参加ください。オンライン説明会は、カメラもマイクもOFFでお気軽にご参加いただけます。プログラムの概要や参加条件、出発月ごとの定員状況や費用、そして最新キャンペーンなどもご案内しています。

皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしています。