お名前 | 粕谷菜月さん | 留学期間 | 2024年8月ー現在 | ||
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滞在都市 | シドニー/オーストラリア | インターン先 | 施設 |
1.菜月さんのスケジュール
オーストラリアのワーキングホリデー制度を利用した「海外看護有給インターンシップ」に挑戦し、現在もシドニーに滞在中の菜月さんから体験談をいただきました。週4〜5日働きながら、旅行やイベント参加をして海外生活を満喫しているとのこと!そんな菜月さんの体験談をご覧ください。
菜月さんの留学概要
渡航国:オーストラリア
渡航都市:シドニー
留学プログラム:海外看護有給インターンシップ
渡航期間:2024年8月 – 現在
インターンシップ先:施設
お問い合わせからの流れ
2.念願の海外生活に向けて留学を決意
入職してから丸6年が過ぎた頃、自分の今後のキャリアについて考えるようになりました。認定看護師になりたいのか、それとも教育の道に進みたいのか等色々な道を考えましたが、興味のある分野がなかなか見つかりませんでした。
病棟も入職時から異動もなく同じ部署で働いていたので、リーダーや学生担当等様々な役職も経験させてもらっていましたが、次のステップとしてどうしていいのか今後の目標を見失っていました。
そんな時、たまたま看護留学の広告を見つけて、看護留学について調べ始めました。元々海外での生活に興味があり、夏休みを利用して海外旅行にもよく行っていました。入職前に、5年で仕事を辞めて海外で暮らす!と言っていたことを思い出しました。英語の勉強を始めたりもしていましたが、コロナの影響で海外にいけなくなっていたので留学に関しては一度諦めていました。
その中で、自分の資格を活かしつつ海外でも働けるという、ワールドアベニューさんのプログラムを見つけ、今の自分の次の目標に合っているなと思い参加してみようと思いました。
いつかは海外で生活をしてみたいという夢があり、通常のワーキングホリデーを考えていた事もありましたが、せっかくならば自分の持っている資格を活かして海外で生活してみたいと思い、この看護インターンを選びました。
3.仕事と勉強の両立は大変…でも渡航前に勉強できてよかった
事前のオンライン授業は、Pre-intermediateクラスからスタートし、途中からintermediateクラスにあがりました。
どの先生も分かりやすく授業をしてくれていました。最初は発言したり、先生に当てられて答えを言うのにとても緊張していましたが、徐々に慣れていきました。2人や3人のグループに分かれて少人数でディスカッションする時間もあり、出身や趣味が全く違う人とかとも話せて楽しかったです。こういった事前にプログラムが組まれていることで、強制的に勉強をするという環境が作られていたので受けて良かったと思いました。ただ、週1回だし大丈夫だろうと思っていましたが、いざ授業が始まってみると、自分の仕事のシフトと授業の予定を合わせるのが大変でした。休みが合わず夜勤明けで授業を受けていることもありました。
仕事と勉強の両立は正直とても大変でした。日勤終わりは残業もあり帰ると疲れて寝てしまい、なかなか机に向かう時間が取れませんでした。仕事のある日は30分〜1時間、休みの日は1〜2時間学習時間をとるという目標を掲げていましたがあまり達成できませんでした。通勤の時間や寝る前の少しの隙間時間にアプリや単語帳を使ったちょっとした勉強だけは欠かさず続けるようにしました。コーチングの担当者の方は、1日5分でも10分でもまずは毎日何かしら取り組むもうとしている姿勢を褒めてくださり、私の学習モチベーションを維持出来るような学習法を一緒に考えてくれました。また、オススメの参考書もいくつか教えてくださりとても助かりました。
元々英会話に通っていたので少しは英語に触れる機会がありましたが、それに加えて文法、リーディング、ライティング等の内容をオンライン授業で学習することが出来ていました。正直、現地で暮らす分には翻訳機能等を使えば誰でも生活できると思いますが、現地で仕事をするとなるとある程度の英語力がやはり必要だなととても感じました。そのため、事前にオンライン授業を受けられたことはとてもプラスになったと思っています。またこの事前の学習プログラムに、定期的にライティングやスピーキング等の課題提出があったのも良かったです。今の自分のレベルを確認出来て、英語学習のモチベーションにもなりました。
英語学習だけでなく、プログラムに参加するための書類作成も行っていたのですが、マニュアルを用意してくださったのでとても助かりました。書類内容も毎回確認してもらえたので不安なく準備を進めていくことが出来ました。
4.いざ出発!勉強と生活に慣れる毎日
1番最初の家は、ワールドアベニューさんが手配してくださったシェアハウスに約1ヶ月滞在しました。同室の子は他のエージェントを使ってシドニーに来ていましたが、同じく看護師でシドニーでアシスタントナースとして働くために来ていたのですぐに仲良くなりほぼ毎日夜は一緒にご飯を食べて過ごしていました。
滞在延長も可能でしたが学校から少し離れていたため、延長はせず新しい家を探すことにしました。色々なサイトがありますが、私は、主にフラットメイトというアプリを使って探しました。エリアや予算をなるべく絞って探して、内見には必ず行きました。中には日本人が喋れるオーナーさんもいましたが、メッセージのやりとりが基本的には英語だったのと、部屋の説明や質問ももちろん全て英語だったので最初のうちはとても大変でした。1人で内見に行くのは不安だったので、なるべく友達と一緒にいくようにしていました。悩んでいるうちに他の人の入居が決まってしまったり、掲載されている写真と全く違う家だったりしたこともありました。何件か内見に行き、最終的に、学校から徒歩圏内のエリアの家に決めました。週$300で決して安くはないお家ですが、アパート全体がとても綺麗でリビングやキッチンも広く、冷暖房完備でバスルームにバスタブがあるという私の理想にピッタリの家だったため決めました。
語学学校
午前中はテキストに沿って、文法、リーディング、ライティング、リスニングがメインの学習。午後はスピーキングクラスで、皆でディスカッションをしたりゲームをしたり、プレゼンテーションをしたりしました。週1回、金曜日のみ医療英語の授業でした。
医療英語のクラスでは、普段日本の病院で使っている器具等の英語名や、疾患の英語名など知らない単語が沢山出てきたので難しかったです。ロールプレイで、患者さん役と看護師役になって移乗介助の場面を英語で練習するのがとても難しかったけど楽しかったです。
学校以外でも、同じシェアハウスの住人が外国人なので、なるべく家に帰った時に英語で会話するようにしていました。日記を英語で書くようにしています。他には、ミートアップに参加して日本人以外の友達を作ったり、アルバイト先でお客さんと英語で会話したりするようにしています。
Certificate 3 Course
高齢者施設のモーニングシフトで実習をさせてもらいました。施設のスタッフとペアになって動き、まず朝一から利用者さんのシャワー介助、オムツ交換、着替えの手伝い、ベッドメイキングをして、その後朝食の準備をして必要であれば食事介助をしました。その後は利用者さん達とラウンジで過ごして、10時頃からモーニングティーの準備、午前中のアクティビティ参加、12時前くらいから昼食準備という流れでした。午後は施設でのアクティビティがあれば一緒に参加して過ごしました。施設の場所が遠く、朝6:30からのスタートだったため毎朝4時過ぎに起きて実習に向かっていました。
週1回の看護コースの授業では、手指衛生、ファーストエイド、リフトの使い方等を学びました。日本で既に学習済みの内容が多かったのですが、全て英語での説明だったのでとても新鮮でした。
5.仕事は丁寧さよりも圧倒的に効率重視
Certificate3 Courseを修了したら、語学学校でスピーキングのテストを受けました。
実習はどうだったか?
認知症の患者さんと関わる時何に気をつける?
部屋訪問した時患者さんが倒れてたらどうする?
患者さんが吐いたらどうする?
患者さんにとって良いケアとは何か?
チームワークを築くのにどんなことが大切?
患者さんにとって何が1番幸せだと思う?
などを聞かれました。
実際の施設でも、状況説明だったり、チームワークの事等が面接でよく聞かれるようなので自分の意見をまとめられると良いと思いました。
11月末に、実習と看護コースの授業が終わり、すぐにスピーキングテストを受けて合格をもらいました。その後は12月の頭に課題の提出がありました。クリスマスホリデー等を挟んだため、紹介してもらった派遣会社で働き始めたのは2月末からでした。
仕事紹介のサポートがあってよかったと思っています。自分でSEEK等の求人サイトを使って応募することも出来ますが、なかなか返事が来なかったり、書類の準備やリファレンスの準備が必要になってきます。面接ももちろん全て英語で行われるのである程度の英語力が無いと自分で探すのは難しいなと私は思いました。派遣登録前に必要な書類の準備等のサポートをしてくださり、不明点があればすぐに聞くことができたので助かりました。
派遣会社から送られる場所は基本的には高齢者施設です。シティーから少し離れた場所にあり、派遣される場所も毎回同じ場所とは限らないのでその点では少し不便に感じる人もいるかもしれません
業務内容は実習の時とほぼ同じで、利用者さんの清潔ケアの会場、食事介助、ベッドメイキング等です。施設によって、勤務時間が変わりますが、大体モーニングシフトは6:30か7:00から始まります。派遣会社からは基本的にはモーニングシフトの依頼が来ました。たまに、ダブルシフトをお願いされる事もあり、モーニングとアフタヌーン両方のシフトをこなしてから帰宅することもありました。友達の中にはナイトシフトばかりお願いされる人もいたようでシフトに関してはその人次第です。
オーストラリアの職場では、圧倒的に質よりも効率重視なところが日本との違いだと思います。丁寧さよりもスピードの方が大切であるため、シャワー介助や食事介助に時間がかかっていたら、同僚からすぐにもっと早くしてと言われます….笑 その分利用者さんからは丁寧で良いと感謝されます。
残業は全くなく、毎日定時に退勤しています。日本のような前残業もないためほとんどのスタッフが始業時間ぴったりくらいに来たり、5分過ぎてコーヒー片手に出勤してくるスタッフも稀にいます。笑
6.生活費を抑えながら海外生活を満喫中!
アシスタントナースの仕事は週2〜3回、多い時に週4回入っていて、他に飲食店でアルバイトをしていて週2〜3日程度入っています。両方合わせてその週にもよりますが平均週$1000〜1300程度。現在は学校が始まったため、アシスタントナースの仕事を週2、アルバイトを週2〜3に調整しています。
現在の家は家賃が週$350なので、月$1400。食費は自炊をなるべくするようにして$200程度。外食費はその月によりますが$300〜500程度。交通費は通勤の時にしか使わないので$100程度で済んでいます。1ヶ月の生活費は合計で毎月約$2000程度になるよう管理しています!
週4〜5日働きながらも海外生活を満喫しています。オーストラリア国内では1月に2泊3日でメルボルンへ行きました。1日目は全豪オープンを観にいき、2日目は汽車のツアーに参加しました。最終日は朝からカフェを巡り、お土産を買ったりシティー内を散策しました。
シドニー内の観光は、休みの日に友達とビーチへ遊びに行ったり、博物館や美術館、ボタニカルガーデンへ行ったり、朝からカフェでモーニングをしたりしています。オペラハウスのツアーに参加してみたり、朝ヨガも体験しました。シドニー市内はほぼ徒歩で回れるので観光しやすいです。郊外へ行く時は、車を持っている友達に連れて行ってもらったりしています。4月は友達とイースターショーを見に行き、6月はビビッドシドニーを楽しみました。毎週土曜日の夜にやっているダーリングハーバーの花火が私のお気に入りです。
オーストラリアライフを満喫中!
7.今後の目標と留学を考えている方へのメッセージ
年齢の制限でセカンドビザを申請することが出来なかったので、ワーキングホリデービザ終了後学生ビザに切り替えて滞在を延長することを決めました。約半年、語学学校に通い、その後日本に帰国する予定です。
日本に帰ったあとも看護師を続けたいと思っていて、外国人の患者さんが安心して過ごせるようサポート出来る看護師を目指したいと思っています。そのため、語学学校に通い、更に自分の英語力を磨くために日々勉強しています。
オーストラリアには、様々なバックグラウンドを持つ人が多く住んでいるため、色々な国の出身の方に出会い、色んな文化に触れることが出来ると思うので、留学するのにとても良い国だと思います!
アシスタントナースとして仕事を開始して、利用者さんとの会話やスタッフ同士の会話はもちろん全て英語を使用するので、留学前に英語の勉強を頑張っておくとより良い海外生活が送れると思います。
シドニーに来て、改めて日本の良さを知れて、日本に戻ってもまた看護師として働きたいと思えたし、新たな目標も見つける事が出来たので、オーストラリアに来て良かったなと思っています!
8.さいごに
体験談を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。菜月さんのアシスタントナース有給インターンシップ体験談はいかがでしたでしょうか。
菜月さんが参加したアシスタントナース有給インターンシップは、オーストラリアのワーキングホリデー制度を利用した看護師限定の留学プログラムです。勉強も仕事も旅行も、自由にアレンジできるからこそ、皆さん次第でどんな経験にも挑戦いただけます。
ご興味をお持ちの方は、定期開催中のオンライン説明会にぜひご参加ください。オンライン説明会は、カメラもマイクもOFFでお気軽にご参加いただけます。プログラムの概要や参加条件、出発月ごとの定員状況や費用、そして最新キャンペーンなどもご案内しています。
皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしています。