【体験談】自分と相手に正直でいることの素晴らしさを教えてくれた看護留学

お名前矢口明里さん留学期間2024年2月 - 現在
滞在都市シドニー/オーストラリアインターン先ナーシングホーム

1.Akariさんの留学スケジュール

オーストラリアのワーキングホリデー制度を利用した「海外看護有給インターンシップ」に挑戦し、現在もシドニーに滞在中のAkariさんから体験談をいただきました。プライベートでは、現地のオーストラリア人と関わる機会も多く、オーストラリアが好きになったAkariさんは、当初予定していた1年間の滞在の延長を検討中だそうです!
そんなAkariさんの体験談をぜひご覧ください。

Akariさんの留学概要

渡航国:オーストラリア
渡航都市:シドニー
留学プログラム:海外看護有給インターンシップ
渡航期間:2024年2月 – 現在
インターンシップ先:ナーシングホーム

お問い合わせからの流れ

2.看護留学を考えたきっかけ

何か新しいことに挑戦してみたい!と思ったことから、留学を決めました。
東京の病院で約7年間勤務していた私は、ずっと同じ環境で働いていました。何か不満があったわけではなく、仕事内容にも満足していて、人間関係も良好でしたが、何か今後の自分のスキルアップのために新しいことを始めたいと思っていました。そこでまず考えたのが、特定看護師や認定看護師のへの挑戦です。しかし、世間はコロナ禍に突入し、試験等が次々に延期されていくうちに、自分のモチベーションも徐々に下がっていってしまいました。

そんな時にふと思いついたのが、留学です。海外には昔から興味がありました。私の母親は海外で生まれて生活していたのでその時の様子を聞いたり、子どもの頃から英会話を習ったりしていたので、海外で生活してみるのはどんな感じだろうと考えることもありました。また、勤めていた病院は比較的大きな病院だったので、外国人の患者さんもたくさんいました。翻訳機も使ってはいましたが、もっとスムーズにコミュニケーションをとることができたらな、と考えていたことから、英語の勉強に対して自然と興味が沸いてきました。ワーキングホリデーという制度自体は知っていて、年齢制限があるということも知っていました。仕事は海外から帰ってきてからもすることができるし、今しかできないことをしておこうと思い、調べ始めました。

当初は通常のワーキングホリデーも考えていました。ただ、日本に帰国した時のことを考えると、医療の現場からきっぱり離れてしまうのもどうなのかと思っていろいろ調べたところ、ワールドアベニューの海外看護有給インターンシップに辿り着きました。日常会話だけではなく、医療英語を学ぶことができるこのプログラムであれば、帰国後のキャリアにも活かせるのではないかと思い、参加を決意しました。

3.1人だったら間に合わなかった!?留学に向けての準備

申し込みを済ませ、出発に向けての準備が始まりました。オンライン英語を受けたことで、留学に向けてのモチベーションを徐々に高めていくことができたかなと思います。授業の内容は、文法、リスニング、スピーキングなど、週によってトピックが変わるので、技能別に満遍なく伸ばしていくことができたと思います。週に1回の授業なので、物足りないと感じる人は、自主的に勉強しておくことをおすすめします。
2週に1回受けていたコーチングは、英語学習において良いプレッシャーになりました。笑
全く勉強をしていないと、コーチングスタッフの方に罪悪感を抱いてしまうので、何かしら勉強しておかなきゃ…という気持ちになることができました。机で勉強する時間がない時はアプリを使って単語や文法を勉強して、英語に触れる習慣を身につけることができたと思います。また、コーチングスタッフは固定されていないので、それぞれの方から参考になる話や、体験談を聞いて情報収集をすることができました。
何より一番安心だったのは、書類準備サポートです。私は書類を作成することや、期日までに提出するのがかなり苦手なタイプで、自分1人では見落としがないか心配でもありました。今回の留学の書類を抜かりなく間に合わせることができたのは、ワールドアベニューの書類準備サポートがあったおかげだったと思います。

4.充実感満載のオーストラリア生活!

海外旅行には何度か行ったことがありましたが、オーストラリアは初めてで、外国に長期滞在するのも初めてでした。実際住んでみて、オーストラリアがとっても好きになりました!交通の面では東京の方が便利だとは思いますが、オーストラリアはワークライフバランスを大事にしていて、ほどよく自然もあり、穏やかな人が多いです。長年東京で勤務していたこともあり、私はこのゆったりした雰囲気が過ごしやすいなと感じています。

新しい価値観に出会えた語学学校での日々

最初はすごく緊張しました。語学学校では、入学前にテストを受けて、自分のレベルに合ったクラスに入るのですが、私は一番上のクラスに入ることになったのです。日本にいた頃から英語が苦手なわけではなかったのですが、この時はこうなることを全く想像していなかったので少しびっくりしました。クラスメイトは日本人以外の割合も多く、同じ入学日に入学した日本人は私を含めてクラスに2人だけだったので、その時は正直少し不安に感じていました。
授業では、とにかく話す機会が多いです。先生に当てられてただ答えを言うだけではなく、自分の意見や考えを求められるようなことが頻繁にあります。最初は日本とは違う授業スタイルを初めて経験し、「自分の意見を伝えて、それが人と全然違ったらどうしよう」と心配になることもありました。
しかし、ある時から緊張は解けて、吹っ切れたように感じるようになりました。自分の意見ですし、他の人と同じじゃなくてもいいんだ、と思えるようになっていきました。これも、オーストラリアという環境がそう思わせてくれたと感じています。日本では、周りに合わせることが一般的かもしれませんが、海外のコミュニケーションで「私の意見はあなたとは違うけど、あなたの言っていることは理解できるよ。」という場面も多々あります。最初はこのように正直に意見を言い合う文化に慣れていませんでしたが、彼らはただ自分の考えを率直に話しているだけということに気づき、私も「自分の意見が他の人と違っても合わせなくていい。素直でいよう。」という思考に変わっていきました。

最高のシェアハウスに住むことができた!

最初は、ホームステイを約1ヶ月間経験しました。ご夫婦のホストファミリーで、偶然そこにもう1人ワールドアベニューで留学に来ている方と同日からホームステイをすることになりました。私のホストファミリーはそれぞれのプライベートを大事にしつつ、そこまで干渉しないタイプでしたが、もう1人の同学年の留学生と協力して過ごし、渡航直後の心細さを感じることはなく過ごすことができました。

その後はシェアハウスに移りました。1軒目のシェアハウスは、いろいろな国の方が住んでいて、キッチンとバスルームのシェアでレント(家賃)は週285ドルでした。こちらもお互いにあまり干渉しないスタイルだったので、たくさん会話をする機会はありませんでした。
そして今住んでいる2軒目のシェアハウスは、場所も環境もすごく気に入っています。シドニーの中心地から約1時間ほど離れていますが、静かなビーチがすぐ近くにあり、スーパーやモールにも行きやすいです。私とオーストラリア人の女性とかわいい2匹の犬と暮らしていて、自分専用のバスルームとバルコニーがあります。オウンルーム(一人部屋)で、キッチンとリビングだけをシェアしています。レントは350ドルと安くはありませんが、自分1人でバスルームを使えるので、とても快適になりました。オーストラリア人の女性とは、一緒にカフェに行くこともあります。現地の生の英語に触れることができることは、すごくありがたいです。

アシスタントナースとして働いてみて

Certificateのコースの後、少し体調を崩してシドニーの病院に入院していたので、その後約3ヶ月間は療養と日本に一時帰国をし、リフレッシュしてから仕事をスタートしました。現在は、紹介してもらった派遣会社と、自分で見つけた施設でのパートを掛け持ちして働いています。派遣のお仕事は週2〜3日、パートのお仕事は週3日固定で働くことができています。
パートで入っている施設の方は最近働き始めたのですが、自分で直接履歴書を配りに行きました。幸運にも、履歴書を渡した当日にマネジャーと面接をすることになり、すぐに採用してもらえることになりました。面接では色々なことを聞かれました。

・患者さんからクレームを受けた時、日本ではどうしていたか
・日本で働いていた時にどのようなトラブルがあって、どう解決していたか
・施設の利用者さんが転んでしまったらどう対処するか
・認知症の患者さんにケアを拒否されたらどうするか   
などです。

面接後は必要書類に記入をして、ものすごい勢いで採用まで進みました。この施設はシドニーの中心地から少し離れていて、日本人が少ないエリアなこともあり、スタッフの中で日本人は私だけちです。面白いことに、この施設の3分の1以上の利用者さんがギリシャ人で、日常的に英語とギリシャ語が飛び交っています。私も簡単なギリシャ語は使えるようになってきていて、まさかオーストラリアでギリシャ語を話すことになるとは思っていなかったです。笑

充実したシドニー生活

仕事だけでなく、プライベートも満喫しています。友人と一緒にシティでご飯を食べたり、カフェに行ったり、あとは古着屋さんを巡るのもお気に入りです。シドニーは都会ですが、東京ではなかなか見られないような開放感のある広い公園がたくさんあります。そこでお散歩して、ただのんびり過ごすことも好きです。
シドニー以外では、メルボルンに1人旅行に行きました!知人がちょうどメルボルンに滞在していたので、一緒にメルボルンのカフェで美味しいコーヒーを飲んだり、観光を満喫したりしました。
最近は、オーストラリア人の彼の家族と一緒に休日を過ごしたり、彼の友達とバーベキューしたりと、ローカルのような楽しみ方をしているし気がします。ネイティブと関わる機会も多いですし、絶対に旅行ではできない楽しみ方なので、今の環境はとても気に入っています。

5.これまでの留学生活とこれから

これまでを振り返って、日本にいたあの時に一歩踏み出して良かったなと思います。オーストラリアに来る前は、日本で積み上げてきたキャリアを中断することに戸惑いもありました。でも、今しかできない経験をするために、決断して良かったと心から思っています。
英語力の向上も日常的に実感しています。まだオーストラリアに来て1年も経っていませんが、現地の人から「1年未満でそこまで英語が話せるなんて!」と驚かれたことがあり、自分以外の人から評価されたのがすごく嬉しかったです。また、少しオーストラリアアクセントに染まってきているみたいなので、それもまた現地でしか身につかない生の英語に触れている感覚で嬉しいです☺︎当初は1年の滞在を予定していたのですが、ここまで伸びた英語を忘れてしまうのももったいないなと感じ、今後もオーストラリアに残ることを検討しています。まだ検討段階ではありますが、これからどうやってオーストラリアに滞在するかと、残った上での新しい目標を考えて行きたいなと思っています。

6.留学を検討している方へのメッセージ

迷っているなら、一歩踏み出してみた方がいいです。これまで海外に住むことや留学の経験がない人は、特に不安が大きいと思います。私もそうだったので、日本が恋しくなるかなとか、英語に自信がないけど大丈夫かなとか、、、、いろいろ考えて不安になるときもありました。でも、挑戦してみないと実際に自分にとってその環境がどう感じるかはわからないので、思い切って飛び込んでみてください。心配しすぎずに。

7.さいごに

体験談を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Akariさんのアシスタントナース有給インターンシップ体験談はいかがでしたでしょうか。

Akariさんが参加したアシスタントナース有給インターンシップは、オーストラリアのワーキングホリデー制度を利用した看護師限定の留学プログラムです。勉強も仕事も旅行も、自由にアレンジできるからこそ、皆さん次第でどんな経験にも挑戦いただけます。

ご興味をお持ちの方は、定期開催中のオンライン説明会にぜひご参加ください。オンライン説明会は、カメラもマイクもOFFでお気軽にご参加いただけます。プログラムの概要や参加条件、出発月ごとの定員状況や費用、そして最新キャンペーンなどもご案内しています。

皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしています。