お名前 | 今井 晶子 さん | 留学期間 | 2012年7月~2014年7月 | ||
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滞在都市 | シドニー/オーストラリア | インターン先 | ナーシングホーム |
1 看護インターンシップに参加されたきっかけや理由
高校時代、留学を体験し、そこから海外での生活に興味を持ちました。しかし、それから大学に進み漠然と海外で生活することを夢見たまま社会人3年目になりました。病院での看護も一通り身につけ、自信も付いたため、次に何か新しいことをしたいと色々探索している中で、留学の夢を思い出しました。
しかし、実際はお金もそれほどなかったので(笑)留学ではなく、インターンシップならお金も稼げる(お金に困ることはない)と思い参加することを決めました。
2 出発前の英語力はどのくらいでしたか?また現在の英語力はどのくらいですか?
大学受験、大学での英語の授業以来、sydneyへ来るまで、全く英語は勉強していませんでした。強いて言うなら、海外旅行で英語を使う程度。
現在はここに来て半年経ちましたが、日常生活の中ではあまり困ることがなくなりました。
3 具体的にどのような仕事をされていますか?
– 食事介助
– シャワー介助
– オムツ交換
– 不穏なレジデントの見守り・・・など。
主に入居者の身の回りのお世話をしています。
4 日本とオーストラリアとで感じられた看護の違いを教えて下さい。
日本よりオーストラリアの看護は看護師や働いている人たちも配慮されていると思います。
・勤務時間外の残業はほぼゼロ(時折、入居者の方も「あなた何時に終わるの?」と聞いてきます笑)
・No Lift精神(自分たちで持ち上げるのではなく、Lifterなどを使用して、腰に負担をかけないようにする)
その反面、日本のほうが丁寧な看護を提供していると実感する場面も結構あります。患者さんや入居者さんにとっては日本のほうが良い気がします。(私が日本人だからかな?)
5 アシスタントナースとして働いた中で印象に残っていることを3つ程度あげてください。
・まだ働き始めて間もない頃、仕事がなかなか進まずに挫けそうになった日がありました。その時にケアしていたおばあちゃんが「あなたは本当にステキよ。本当にありがとう」と感謝された瞬間、すごく嬉しかったです。
・なかなか私の言うことを聞いてくれない方が「あなたのJapanese-Englishなんか聞きたくないし、誰か英語の分かる人を連れてきなさい!」と怒り始めたとき。認知症の方だったのは分かっていましたが、なんだか悔しくて涙が出そうになりました。
6 実際にどのくらいの頻度・収入で働いていますか?
午後に4時間働いて$100くらい稼げます。
私はだいたい1日4時間の午後シフトを週3~4回しています。そのうち1回以上8時間ほど働けば$500/週以上稼げます。
7 今後の目標を教えてください。
今はセカンドビザを取るためにファームへ行く準備をしているところです。
2年目はもっともっと外人の友達をたくさん作りたいです。
日本に帰ったら、海外での経験や英語を活かせる仕事をしたいと考えてます。
8 これから出発される方、または現在検討されている方にアドバイスをお願いします。
違う国で生活するという経験は、日本で想像していた以上に大変なことも多いですが、それ以上に得るものも多いです。
日本の良さを再度確認したり、日本の外にいるからこそ今まで当たり前だと思っていたことに感謝したり。
私は海外での生活を体験できたことも嬉しいですが、日本の良さを知れたことがすごく良かったと思います。もし、今の生活が退屈だったり、何か新しいものを探しているならぜひ来るべきだと思います。