お名前 | 濱中 麻理さん | ||
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留学期間 | 2013年5月から2017年3月 | 滞在都市 | シドニー/オーストラリア |
日本で4年制大学を卒業後、正看護師として新生児科にて3年間の臨床経験を積み、4年目のタイミングでオーストラリアにワールドアベニューの看護インターンで留学。日本で4年制大学を卒業、学士を取得していたため、オーストラリアでも、現地の大学に通わずに、師資格を取得できるということで奮闘中。現在は英語受験をクリア(OET ‘B’)し、オーストラリアの医療従事者登録・審査機関(AHPRA)と書類のやりとりを行っている最中です。
※2017年3月9日、無事、オーストラリアでの資格を取得しました。
2.オーストラリア生まれの万能クリーム☆ LUCAS’ PAPAW OINTMENT
3.オーストラリア国内なのに、イタリア街!?
4.看護師資格取得に向けて、ついに!ブリッジングコース受講。
1.OET ‘B’取得!英語力向上の一つは外国人彼氏!?
OET ‘B’を取得し、オーストラリアの医療従事者登録・審査機関AHPRA(Australian Health Practitioner Regulation Agency)へ書類を提出、ただいま審査待ちの看護師「MARI」と申します。日本で学士をお持ちの方の場合、オーストラリアで大学に行き直さずとも、資格取得できる可能性があります。ただ、OET対策を含む英語の勉強のことや、資格を取得するためのAHPRA申請方法など、わからないこと、気になることばかりです(よね?)。
今回は、皆さんが気になる(はず!)、オーストラリアでの看護師資格取得までの道のりと、併せて!!海外での恋愛事情についても触れていきたいと思います。(たぶん、これがメインになるかな・・・w)よろしくお願いします。
今回は、今回は海外男子を彼氏にして得たこと5選!!!いきなり恋愛ネタで行きます(笑)
私まったく彼氏など作るつもりがなく渡豪いたしましたが、渡豪1か月後に彼(名前:ぎーさん、32歳、フランス人)と出会い、あれよあれよと2年半の月日が流れました。この2年半の月日の中で、いろいろと……、そりゃもう、いろいろありました。今回はこの中で、「やっぱり海外の男は良い!」と思ったことをお話しさせていただこうと思います。
① 英語力が伸びる
必然的に日常会話は英語です。朝から晩まで、英語です。他愛無い話も喧嘩も英語です。特に初期のほうはお互いのことを知るために頑張って話します。文法なんて気にしていられない、ただ喋る。自分のことを知ってもらいたい、相手のことを知りたいから。そうしているうちに、自分がいつの間にか日本語を覚えたように、正しい文法が、新しい語彙が、発音が自然についてきます。実際、本からではなくて彼と話すことで取得した語彙はかなり多いです。話せば話すほど仲が良くなり、より表現できるようになる。なんて一石二鳥!
② 自分に自信がわく
英語力が伸びる理由の一つに、自分の意見をちゃんと言葉にして言わないといけない。ということがあります。こちらの人、「言わなくてもわかるでしょ」という概念はありません!言わないと分かりません!嬉しかったら、嬉しい!と言いましょう。この訓練を乗り越えると、自分の意見が言える!ということで自信になります!
もう一つ、女子的な目線から言うと、自分の意見をちゃんと言ってくれる=愛情表現がストレートです!頑張っておしゃれをすると「かわいい!」ヘアセットをすると‘Oh nice!’料理を作ると‘Mmm, C’est bon!(おいしい)’など、とっても大げさにほめてくれます。すると!!もっと女子力上げよう、頑張ろう!と思えます(単純……私だけ?(笑))
③ 友達の輪がぐっと広がる
彼はフランス人、もちろんフランス人の友達たくさんいます!彼らを通じてオージーはもちろん、イギリス、カナダ、スイス、タヒチ!など、たくさんの国の人と出会うことができます。まずは彼と話して英語力を伸ばし、さらにほかの国の人たちと会話し、さまざまな英語のアクセントにも耳が慣れてきます。せっかくの海外生活、多国籍の人と友達になれるって素敵じゃないですか?
④ 文化が違うからこそ、分かり合える
最近、よくテレビなんかでも紹介されているように、日本文化が大好きな外国人が増えてきています。私の彼、ぎーさんも例外なくこの中の一人です。私の家には彼がもともと持っていた浮世絵の画集、普通の家にはないであろう、居合道の刀やガチ日本人形など、自分が日本で住んでいた時には興味もなかったものが、たくさんあります。客観的な新しい目線で日本を見ることができて、「やっぱり日本て魅力的な国なんだなぁ」と再確認します。そして「日本人で良かったぁー」と一緒に日本茶を飲みながらホッとする。そんな一時が好きですw
⑤ 優しい
そして‘Last but not least.’ 優しいです!これに尽きます。重い荷物、持ってくれます。ドア、開けてくれます。たとえ拙い英語でもちゃんと話を聞いてくれます。例えばOETに受かった時には、シャンパンとチョコレートをくれました。
「紳士か!コノヤロウ。」と心の中で叫んでしまいました。
特にありがたく思っているのが、虫と闘ってくれること(笑)。
小バエ、蛾、G、出現した日には、彼を現場に残し、私は立ち去るまたは、別室に籠ります。感謝してます。
言葉の壁は確かにあって、大変なこともありますが、その分それ以上に良いことたくさんありますよ!
2.オーストラリアでの生活紹介‐オーストラリア生まれの万能クリーム☆ LUCAS’ PAPAW OINTMENT
オーストラリアに来て、そろそろ4年目を迎えようとしています。もうすぐ始まるVIVID SYDNEY*も、私にとって「4回目かぁ」と時の流れを感じるこの頃です。
* VIVID SYDNEY:https://www.vividsydney.com/
そんな思い出に浸りながら、今日は「シドニーで有名っぽいけど試したことないシリーズ」として、この赤い入れ物に入ったクリーム、LUCAS’ PAPAW OINTMENTルーカスポーポーオイントメントについて紹介します。
LUCAS’ PAPAW OINTMENTとは??
まずはこの商品について、簡単にまとめてみました。
① 代表的な成分
100%Queensland産パパイヤ ←これが効果の秘密らしい。
② 効果・効能
・やけど
・日焼けのあと
・軽い傷
・虫刺され
・皮膚炎、湿疹
・にきび
・傷んだ毛先に
など、パパイヤに含まれるパパイン酵素には高い消毒・解毒作用があるようです。
③ 美容効果もあり
唇に塗ってもOK.プルプルになるので、中にはグロス代わりに使う人もいるとか…
④世界のセレブ御用達
100年以上愛されていると言われるこのLUCAS’ PAPAW OINTMENT。オーストラリア出身のミランダ・カーや、カーラ・デルヴィーニュ、ロージー・ハンティントン・ホワイトレイなど、そうそうたる面々も愛用しているのだとか。
このパパイヤが…
LUCAS’ PAPAW OINTMENTとの出会い
日本ではなかなか手に入らないけれど、こちらシドニーにある薬屋さんならどこでも見かけ、よくワゴンセールもしている、この何だかすごいらしいLUCAS’ PAPAW OINTMENTですが、
私は正直
「シドニーの割に安いし、どうなんだろ…… JurliqueやAESOPのオーガニックな物のほうが良いんじゃないかなぁ」
としか思っていませんでした。
ところが、一時帰国から帰豪したら、、、↓↓↓
ある!!!!赤いボディーが存在感ばっちり!!
フランス人彼氏のぎーさんが‘Je l’ai acheté car il parait que c’est efficace!’(訳:なんだか気になってたから買ってみたよー。いろいろ効くみたい!)と言っていましたが、私はまだ「いや、どうなの!??」程度。
ところが先日、お腹を出して寝ていたためか虫刺されが5つほど…泣
オーストラリアの蚊は日本のものと種類が違うためか、一度刺されると1週間は消えない。そして赤く腫れあがり物凄く痒い。そこで、ぎーさん「ooo-la-la、あの赤いやつ虫刺されにも効くみたいだよー」と言うので塗ってみました!
開けてみるとほのかな香り、ドロッとしているけど少量でもよく伸びる、まるでワセリンのようなテクスチャー・・・
これがなんと効く!!
かゆみが収まり、治るのが若干早くなった気がするのです。
お土産リストに追加されました。
まとめ
まだ日本では公式には発売されていないようですが、シドニーに滞在される方は一度試してみてはいかがでしょうか?
3.オーストラリアでの生活紹介‐オーストラリア国内なのに、イタリア街!?
良く晴れていたので、行ったことのないところに行ってみよう!と思い立ち、一度訪れてみたかった、シドニーのイタリア街Leichhardt(ライカート)、新イタリア街として位置付けられている、Haberfield(ハーバーフィールド)へ足を伸ばしてみました。シティから西へ公共交通機関で30分ほどのところにあります。
国旗からもわかるように、オーストラリアはイギリスからの影響を多く受けていますが、実はイタリアからの移民もたくさんいます。(これに関連した映画“Looking for Alibrandi”もおすすめです。シドニーに住んでいたら分かる場所で撮影されていて親近感が湧くし、青春の甘酸っぱい映画です。)
まずは長くイタリア街と言われているLeichhardtから。中心を通るNorton Streetにはイタリアン料理のお店、映画館、イタリアの食材を扱ったお店がたくさんありました。ピザ食べ放題一人17ドルのサインも見かけました!
そして、スーパーには、さすがイタリア、パスタの種類が豊富!!!スパゲティにペンネにニョッキ…
ハムー!生ハムー!!
チーズ!
冷凍庫にはジェラートも!
この小さいバンビーノサイズのアイスを買いたかったけど、まだまだ歩くのでここでは我慢……
今夜は家に帰って、ワインとオリーブと生ハムとで乾杯かしらと期待が膨らみます♥♥
その後、バスで10分ほど乗車し新イタリア街と言われるHaberfieldへ。
Leichhardtに比べると小ぢんまりとしています。それでも所々にイタリアを感じさせるGrocery stores、そしてケーキ屋さんがありました。お馴染みIGAスーパーマーケットまでもイタリア仕様です。
さて、疲れたしそろそろ帰ろうかというところに、人だかりを発見!Pasticceria PAPA!!気になって中を覗くと、あらー!!!すーてーきー♥なんで今日が誕生日じゃないんだー!と思ってしまうくらい素敵なケーキが広がっていました。ちゃっかり、イタリア名物Cannoliカンノーリをゲット!
このお店は、シドニーの人気ビーチ、ボンダイビーチにも支店があるようです。試す価値ありです!!
本日の戦利品はこちら!Cityではなかなか見かけない物を買ってみました^^ さて、どんな料理にしようかなと考えるのが楽しみです!
どちらのエリアもアジア人はほとんど見かけませんでした。そんな雰囲気になんだか異国情緒を感じる一日でした。そろそろ暖かくなってきたので、散歩がてらシドニーのイタリア街をあるいてみてはいかがでしょうか。
番外編:せっかくなのでポケモンGOもしてみました。なんとオーストラリア限定と言われている、ガルーラをゲット!!
4.看護師資格取得に向けて、ついに!ブリッジングコース受講。
さて、OET‘B’取得後、看護師資格取得に向けて、AHPRAへ必要書類を提出、審査が続いていましたが、ようやく、看護師資格取得のために必要なブリッジングコース受講指示が出て、次のステップへ進むことができました!
それが、ブリッジングコースと呼ばれるIRON(Initial Registration for Overseas Nurses)です。
つい先日、このIRONコース(Initial Registration for Overseas Nurses)が始まりました。今日は、オーストラリアの看護師免許資格取得にまつわるIRONコースが始まるまでに起こったこと、それまでの流れ、について情報共有させていただければと思います。
※この時点で「IRONコースってなに?」と思っている人が多々いると思いますが、話の流れで後にでてきますので、このまま縦読みを続けていただけますと幸いです。
<目次>
1.OET合格後・・・
2.AHPRAに書類提出完了・・・
3.IRONコース入学
1. OET合格後・・・
「やったー!!OET受かったー!!!」
「涙と汗と努力が報われたー!!!」
……という喜びもつかの間、書類集めという現実に引き戻されます。この書類集めが簡単なようで、ややこしい!!
AHPRA (Australian Health Practitioner Regulation Agency) という機関に資格取得のための審査をしてもらうための書類です。
AHPRAとNMBA(※技術審査の団体)両方のWebsiteを照らし合わせて見てもらうと必要書類が何か見えてくると思いますが、基本的に①出身大学、②勤務していた病院、③厚生労働省にコンタクトを取れば揃います。大学と病院と相談しながら書類を作成してもらいます(←ここだけの話、しつこく相談、譲歩しまくっても出してもらえないものがありました。)
原本で提出してはいけないので、ほとんどの書類(看護師免許の英文証明など関係機関から直接提出が求められているもの以外)は、原本のコピーを持ってJP(Justice of Peace ※公証人)という役職のおじさんかおばさんが居るところへ行ってCertified Copy(認証コピー)にしてもらったものを提出します。私は年末だったのでJPがすでに終了していたこともあり、一部警察でもらったものがありましたが、AHPRAに提出した際に認められず、受理されませんでした。
タウンホールや図書館、病院にいるJPさんに頼むのが確実です。
2. AHPRAに書類提出完了・・・
AHPRAに書類を提出すると、早ければ2ヶ月、遅ければ6~9ヶ月ほどで「あなたのRegistrationは棄却されました」という驚くメールが届きます。一瞬「ガーン!!」ってなります。でもここでも落ち着いて本文をよく読むと、「IRONコースに行ってね」という文章があるはずです。なので、この一見恐怖のメールはは、実は♥HAPPY MAIL♥なのです。このメールがないとIRONコースに行けないのでとても大切。
このメールが来たら、我らが頼れるワールドアベニューのスタッフの出番です。さささささーと、学校に連絡を取ってくれ、訓練学校への入学手続きをしてくれます。
※ちなみにIRONコースとは
日本で大学出身かつ臨床経験がある人を対象にした訓練所。12週間ほどのコースで、座学と実習があります。この訓練所を卒業してもう一度AHPRAに申請すると、憧れのオーストラリア看護師免許取得となります。(2017年3月現在の情報)
つまり、看護師登録への道をすごいシンプルに言うと…
OET合格 → IRONコース → 看護師登録 → ヤッターヾ(≧∇≦*)ノ
3. IRONコース入学
私のクラスには、ネパール人、インド人、フィリピン人、あともう一人私のソウルメイトで日本人の女の子(同じくワールドアベニュー経由)がいます。今現在2週間目!まだ一週間しか経っていませんが、たくさんのことを学びます。例えば、アボリジニのこと、衛生のこと、糖尿病のこと、論文の書き方など。医療用の電子辞書必須です。クラスのみんなは英語に慣れていることに加え、驚く程知識が豊富なので、私は薬の名前や病気の名前についていくのに必死。ほんとに必死です。でもみんなとっても良い人たちなので結構楽しいです。そして先生はRN=正看護師として実際に病院で勤務しているので、タイムリーな情報も教えてくれます。
私にとってすごくトリッキーだったのは、Medication Calculationのテストです。すごく単純な算数なのですが100点を取らなければいけません。これが相当大変でした。さらに5mlを5mLで、2時5分は02:05hrsで、1000μgは1,000microgで答えないと点がもらえないなど細かいルールがたくさんあって、もう、頭が爆発寸前!!なんていうときも(笑)。
授業に加え、オンライン講座も受講しなければならず、盛り沢山な濃い毎日を送っています。実習先はまだ未定。。。私は新生児科での経験しかありませんが、皆一般病棟に行くようです。例えば、ある程度外科で経験がある人の場合は、外科病棟も有りうるようですが、私みたいな一般病棟ほぼ初心者は、リハビリ科や慢性期病棟に行くようです。どうなることやら。。。
それでは、一旦本日はここまで!平日は8時-17時で学校なので(笑)
また演習などコース内容は近々更新させていただきますね!
Merci!