海外でアシスタントナースとして働けたことを誇りに思う。

お名前玄梅 志津佳 さん留学期間2012年9月~2013年9月
滞在都市シドニー/オーストラリアインターン先ナーシングホーム

1 看護インターンシップに参加されたきっかけや理由

日本で看護師として8年勤務をし、社会経験として自分の視野を広げたいと思っていました。海外旅行が元々好きで、英語にも関心があり、本格的に勉強をしようと思い留学を決心しました。いろいろと自分で調べており、看護インターンシップのコースがあることを知り、参加しようと思いました。

2 出発前の英語力はどのくらいでしたか?また現在の英語力はどのくらいですか?

出発前は、まったく勉強しておらず、学校に来てから英語の勉強をスタート。
現在は簡単な日常生活会話は友人ととれるようになった…?!
友人や一緒に住んでいる方が会話中に訂正してくれたりしています。
仕事の指示も聞きとれるようになったが、早口になると困難…。
しかしがんばる努力はしています!!
学校の先生、スタッフの方が相談にのってくれます。

3 具体的にどのような仕事をされていますか?

勤務帯は、Morning、Afternoon、Night Shift とあります。
ナーシングホームの業務:シャワー浴介助、食事介助、トイレ介助、ベッドメイキング、病院への受診の付き添い
病院の業務(Private Hospital、100床以下):バイタルサイン、血糖測定、検査出し、外科オペ後の迎え(RNと共に)

4 日本とオーストラリアとで感じられた看護の違いを教えて下さい。

・ナーシングホーム、病院でも利用者さん患者さんの状態を把握してから、ワインやビールがTea Time に出ること。ビックリしましたが、ナーシングホームの利用者さんにとっては施設が自分の家であり生活の場であるため、オーストラリアならではのサービスだと思いました。
・リフターの使用
・残業がない
・看護師が処方でき、また、薬カートからダブルチェックしてひとつひとつ出している事。すごく時間がかかるような印象です。

5 アシスタントナースとして働いた中で印象に残っていることを3つ程度あげてください。

1)勤務中、手があいている時、施設の利用者さんの部屋や病室の環境整備など自分のできることをしていたら、現地の正看護師さんが真面目な顔をして私のところに来ました。「やばい、何かしでかしたか…。」と思ったら、「あなたの仕事は良くできている」と褒めてくださり、涙が出るほどうれしかった。実際、泣きました。(笑)
2)患者さんが、私の顔を覚えてくれており、Lovelyって言ってくれたこと。
3)日本人のニーズと外国の方のニーズの違いが非常にあること。
4)モーニングのシフトが非常に早くて、朝起きるが大変…。まだ遅刻はなし!!

6 実際にどのくらいの頻度・収入で働いていますか?

派遣会社、時間帯によって異なるようです。また、平日、土日祝日も異なります。基本的にショートシフト4h、ロングシフト8h、夜勤もあり、22時~7時までです。
時給は、平日$24~27、土日祝は$30以上です。
週3~5は勤務しています。
明細書がきて、こんなにいただいていいの?って思うこともあります。

7 今後の目標を教えてください。

英語が非常に不得意ですが、今後、海外ボランティアや災害看護など、日本に帰国してからも勉強していきたいと思っています。

8 これから飛び出される方へメッセージをお願いします。

私は31歳でオーストラリアにきました。長年勤務してきた病院を退職するのはとても心苦しかったけれど、オーストラリアでAINとして働けたことを誇りに思います。実際、良いことばかりではありません。ハードな面も多々あります。自分の看護観をみつめ直す機会にもなると思います。
オーストラリアはとても心地いいです。そして、日本の良さや家族や友人の大切さを改めて感じると思います。

9 その他コメント

Let’s enjoy Aus life!! (^_^)
オーストラリアは自然がたくさん!海は広く、緑がきれいです!!
しかし、物価が高いので、仕事するまで大変かも…。
平日は仕事、土日は思いっきり楽しい時間をすごーす(^_^)