オーストラリアと日本での看護実習の違い

^CA37E184DC9EBF1EDF14EBAD69D99018B90B50753F29D6A3EC^pimgpsh_fullsize_distr初めまして。かよこです。ただ今、大学生活最後の看護実習中です。
オーストラリアでの看護実習はカリキュラム上で800時間と決まっていて、大学就学中のうち、約5ヶ月を実習時間に費やします。日本の看護実習は約1年なので、日本と比べると半分ぐらいで終わっちゃいます。実習内容も様々で、私は急性期、慢性期、老年看護、精神看護、訪問看護を経て、今はICUでの実習中です。
外国での実習経験を重ねたことで、オーストラリアと日本での看護実習の制度ややり方の違いを目の当たりにしました。特に私が感じた違いの部分を紹介したいと思います。

1. 厳しい上下関係がない

学生の頃はとにかく看護師さんがこわくて行動計画の発表、実習中に何か聞きたいときやお願いしなければならないときは本当に緊張しました。自分が看護師になって看護師の多忙さを身をもって経験してからは学生にいつも優しくできない事を理解できるようになりましたが学生の頃はそんな事情は知るよしもありませんでした。皆さんにとっても学生の頃は「看護師と話す=緊張する」が常だったのではないでしょうか?比べて、オーストラリアではお国柄か「分からないことは何でも聞いて。」や「○○って分かる?」など教えることが大好きな看護師がとても多いように感じます。ですので、たとえ初歩的な事を聞いたとしてもほとんどの看護師が快く教えてくれます。分からないことを分からないと表現しやすい環境なので、自分次第でどんどん臨床に応じた知識を深めることができます。また休憩室やカフェテリアも共有なので休憩を一緒にとってランチしたりおしゃべりしたり、とにかく全般的にフレンドリーな環境に恵まれています。
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2. なにごとも経験

私が看護学生の頃の実習は「日々の看護計画表」や「看護展開」などとにかく記録物の提出に追われていました。一方オーストラリアの実習は、大学への提出用の記録の量は圧倒的に少ないですが、かわりに実際の看護記録をカルテに書きます。また日本での実習中はバイタルチェックと清拭以外はほぼ見学だったような気がします(看護学校や大学によって少し違うかもしれません)。今のICUの実習では、筋注・皮下注、CVPテスト、抗生剤のミキシング、CVのライン交換、点滴ポンプの設定、術前のECG検査、吸痰、簡易血液検査、申し送りなど全て看護師の監督下で学生が行うことができます。事前に注意事項の確認や患者さんにどう説明するかの予行演習を行いアドバイスをくれたりします。実施後も「これ参考になると思うよ。」といろいろな資料をくれたりします。また看護師のレベルも様々で知識経験の豊富な看護師とペアを組んだ日はその日だけで実習1週間分の経験と勉強ができたと思うくらい充実します。先日も「血胸と気胸の見分け方は?」や「C-PAPの設定のPpeak, PEEP, VT, MV, f-spn, P-suppって何か分かる?」と質問されて情けないことに半分くらいしか答えられませんでしたが、私のペアの看護師はその後にとっても丁寧に分かりやすく説明してくれました。私はいつもそんな看護師とペアを組むようにしています。

3. 実習中のヘッドハンティング

とある日の自習中、看護師から突然「かよこ、Vickyが呼んでるからoffice行って。」と言われ「Vickyって誰?」と聞くと「なに言ってるの!?うちの師長よ!」って、、、、「えぇっ!!!!!!!私か何した?!何か患者さんからクレーム!?」とドキドキしながらofficeに行くと「うちの看護師から評判聞いて一度話してみたいと思ってたの。コーヒーどう??」って、、、1時間くらい私のこれまでの経緯や看護についての話をして「卒業後はうちで働かない??」とお誘いを頂きました。私の友人でもヘッドハンティング的な経緯で病院に就職したケースも多く、多人種・多文化の国オーストラリアでは能力重視の傾向が強いのではないかと思います。自己アピール力の弱い日本人には少しデメリットになりそうな気もしますが、日本の看護レベルは正直に言ってとっても質が高いので、今まで日本でしていたような看護をしていれば必ず誰かの目に留まります。

最後に

初めての実習では、日本での看護学生時代の記憶とのあまりのギャップに戸惑い、「これって本当に実習?」や「こんな実習で何か学べるのだろうか?」と疑問を持ったりもしましたが、気持ちを切り替えて「今日は○○を勉強しよう」や「今週中に○○が出来る様になろう」など目的を持ったり、疑問に思ったことを積極的に聞いたり調べるようにしました。
気持ちを切り替えてからは、「単なる実習」ではなく、「本当に学びの多い充実した実習」として大切な時間を過ごせるようになりました。切り替えって大事ですね!

英語力ほぼ0でオーストラリアに来てはや4年。まさか本当に看護師になろう(予定)とは思ってもみませんでしたが夢は叶うものであり、叶えるものだと思います。オーストラリアに来てから知り合った外国人の友人の中にも看護師から医師になった人や、物理学者から看護師になった人、教師から看護師になった人など本当に様々です。人それぞれに目標や夢を持ってそれを実現できるのがここオーストラリアの何よりの魅力だと思います。

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