ニュージランド 正看護師資格取得 看護留学情報

ニュージランド看護留学の概要

自然豊かでのどかな国、ニュージランド。オーストラリア同様、日本からの時差も比較的少なく、治安がよく安心して留学できる国として人気です。その魅力から近年移民が増加し、やや物価の上昇が見られるものの、アメリカやイギリスなどと比較すると全体的な留学費用は押さえられるため人気の高い留学国の一つです。看護留学の状況としては、他の英語圏と比較すると、給与面もやや低めで最先端医療というよりは介護医療、終末期ケアが優れた国です。
ニュージーランドで正看護師になるためには、大きくわけて2つの条件を満たさなければなりません。

条件1.ニュージーランドの看護協会が認める学士レベルを修了していること。
最短3年間(フルタイム)のコースを入学から5年以内に修了していること。

条件2.英語力の規定を満たすこと (IELTS7.0またはOET‘B’以上)

( 条件3.直近5年間で正看護師として最短2,500時間以上の臨床経験の証明 )

ニュージーランドでの看護師資格取得の条件を満たせているかどうかは
ご自身でニュージーランド看護協会の公式サイトから確認することができます。

ニュージーランドでの
正看護師資格取得の流れ

日本で正看護師資格をお持ちの方の場合

日本ですでに正看護師資格を有している方の場合でも、4年制大学を卒業している方の場合と、専門学校・短期大学を卒業している方の場合と、ニュージーランドで看護師になるまでのステップが異なります。
※ニュージーランドで看護師になるための条件1に「最短3年間(フルタイム)のコースを入学から5年以内に修了していること」とあり、専門学校・短期大学卒の方でも、ニュージーランドでの学士に相当するのではないかというご質問もいただきます。しかし、弊社では原則、ニュージーランドが定める学士は4年制大学卒と同等とし、専門学校・短期大学卒での、下記のステップでの看護師資格取得への挑戦は推奨いたしておりません。

4年制大学卒 (看護学部)の方

STEP 1 IELTS7.0またはOET‘B’を取得する
ニュージーランドで看護師資格取得するためのファーストステップは英語力です。他国と同様に高い英語力を求められるため、まずは語学留学で英語力をしっかりと高めましょう。
STEP 2 Nursing Council of New Zealand (ニュージーランド看護協会)にて審査・合格
学士卒業証明書、成績証明書などと併せて日本の正看護師免許証など、 Nursing Council of New Zealandが定める必要書類を提出、審査を受けましょう。審査が無事終了すれば、晴れて、看護師登録となります。
※条件3を満たせていない場合、STEP2の後、看護師登録の前に看護専門コース Competence assessment programmes (CAP)を受講する必要があります。無事、修了後、晴れて、看護師登録、ニュージーランドで看護師として働けるようになります!Competence assessment programmes (CAP)とは座学と実技と併せて学ぶ2~3ヵ月程度です。期間や費用、内容詳細は開講している教育機関により異なります。

専門学校・短期大学卒の方

2013年まで、ニュージーランドでの看護師資格の際に学士取得は必須条件ではありませんでしたが、現在では、ニュージーランドの学位 (看護学部)と同等の教育課程を修了していることが求められています。また、2015年に看護師資格登録に際する必要手続きなども変更いたしており、今後も看護師資格取得に伴う条件や申請手続き内容は予告なく変更となる可能性がございます。最新の条件についてはニュージーランド看護協会の公式ホームページをご確認ください。

STEP 1 IELTS6.5から7.0相当まで英語力を伸ばす
ニュージーランドで看護学部に入学するためには、 IELTS6.5から7.0相当の英語力が必要です。まずは語学学校にて大学入学に必要な英語力までしっかりと伸ばしていきましょう。

STEP 2 Polytechnic (ポリテクニック)または大学へ進学・編入 (オニュージーランド看護協会が認める看護学部)
ニュージーランドの学位はすべてNew Zealand Qualifications Framework (NZQF)によって詳細が定められ10段階で証明書 (Certificate)から博士号までレベル分けされています。ニュージーランドで看護師資格を取得するためにはNZQAでレベル7に指定されている学士 (看護)を取得しなければなりません。
NZQAがレベル7に指定する看護学士のコースを提供している教育機関は、大学ともうひとつ、Polytechnic (ポリテクニック)と呼ばれる教育機関があります。これらのコースに進学または編入します。

STEP 3 卒業 (在学中にIELTS7.0またはOET‘B’を取得)
ニュージーランドで看護師資格を取得するためには、レベル7に該当する学士の取得と併せて英語力の証明が必要です。
学士を取得したものの、英語力の規定が満たせていないため、看護師資格を取得できなかった……とならないように、在学中に、看護学の勉強と併せて英語試験対策にもしっかりと取り組みましょう。

STEP 4 Nursing Council of New Zealand (ニュージーランド看護協会)にて審査・合格
学士の証明、英語力の証明、併せて、日本での正看護師資格の証明や無犯罪証明書など提出し、看護協会にて審査を受け、合格すれば晴れて、ニュージーランドで看護師として働けるようになります!


日本で正看護師資格をお持ちでない方の場合

日本で高校を卒業されたばかりの方、また看護師資格は有していない方の場合、ニュージーランド看護協会が認める看護学士を取得、看護協会が定める試験に合格する必要があります。
STEP 1 IELTS6.5から7.0相当まで英語力を伸ばす
ニュージーランドで看護学部に入学するためには、大学、ポリテクニックいずれに一定の英語力が必要です。まずは語学学校にて大学入学に必要な英語力までしっかりと伸ばしていきましょう。
日本の高校を卒業されたばかりの方の場合、大きくわけて3種類の中から進学ルートをお選びいただけます。

進学ルート1 → 語学留学後、大学附属のファウンデーションコースへ進学、その後大学へ進学
進学ルート2 → 語学留学後、ポリテクニックへ進学
進学ルート3 → 語学留学後、大学進学

進学ルート1の場合、求められる英語力は、IELTS5.5~6.0相当
進学ルート2の場合、求められる英語力は、IELTS6.5~7.0相当
進学ルート3の場合、求められる英語力は、IELTS6.5 から7.0相当 が必要です。

STEP 2 大学進学またはポリテクニック (オースニュージーランド看護協会が認める看護学部)へ進学・卒業 (ニュージーランド看護協会指定の試験に合格・在学中にIELTS7.0またはOET‘B’を取得)
ニュージーランドではアメリカやカナダ、日本と異なり、国家試験というものが存在しません。したがって、大学またはポリテクニックにて取得すべき単位を取得、学士を修了すれば、看護師になることができます。ただし、英語力だけは別です。大学を卒業しても、英語力に関しては看護協会が定める英語試験で公式スコアを取得し、証明する必要があります。
就学期間中に英語試験の対策にもきちんと取り組みましょう。

STEP 3 Nursing Council of New Zealand (ニュージーランド看護協会)にて審査・合格
ニュージーランドでの学士証明書、成績証明書などと併せてNursing Council of New Zealandが定める必要書類を提出、審査を受けましょう。審査が無事終了すれば、晴れて、看護師登録となります。働けるようになります!


ニュージーランドで「看護師」として就職できる可能性

ニュージーランドにはPost Study Work Visaと呼ばれ、ニュージーランドのポリテクニックや大学を修了している方の場合、卒業後に一定期間滞在、就労が可能なビザ(制度)が存在します。
看護師の場合、NZQAのレベル7を修了します。レベル7以上に指定されているコースを1年以上就学し修了している方の場合、卒業後、1年間滞在・就労する機会が与えられます。看護学部を修了し、看護師として就職が決まっている場合は、Post Study Work Visa(Employer assisted)といって、2年から3年間滞在、就労が可能です。
ただし、ご注意いただきたいのは、「看護師」はニュージーランドで長期的に不足している職業リスト (Long Term Skill Shortage List)ではなく、Immediate skill shortage list、つまり、直近で不足している職業リストにしか記載がありません。直近で不足している職業リストとは、言葉通り、「今」ほしい職業であって、いつ必要とされなくなるかわからない職業でもあります。アメリカやイギリス同様、資格は取れても働けない…… 働けたとしても永住権取得までとなるとかなり可能性が低い(または取得できなくなるリスクの高い)といえます。

オーストラリアで看護師資格を取得し、永住権を保持している場合、ニュージーランドでも働くことが可能です。
ニュージーランドで看護師になることを考えると、オーストラリアで看護師を目指し、オーストラリアでもニュージーランドでも働けるという状態を目指す方がよいかもしれません。