【男性看護師 海外ブログ第3弾】メディカルセンターで実習をしてみた。

専門看護師
オーストラリアの2年間の大学生活の中で、実習は19週間ほど行い、実習場所も多岐にわたりました。自分が行った実習施設は、大規模な総合病院、老人ホーム、精神病院、メディカルセンター等でした。実習の場所の決定に関しては、住んでる場所や学生の希望、履修科目の内容が考慮されて決められました。過去のブログで、僕の先輩である同じくウーロンゴン大学を卒業した、かよこさんが一般病棟での基本的な実習について述べているので、今回はちょっとめずらしいメディカルセンターの実習について書きたいと思います。

↓かよこさんの書いた一般病棟での基本的な実習記事はこちら
オーストラリアと日本での看護実習の違い

メディカルセンターとは?

オーストラリアのメディカルセンター
ワールドアベニューの過去の記事でも紹介されていますが、オーストラリアでは、病気になった場合、まずメディカルセンターにいき総合診療科の医師(GP、a general practitioner といいます) の診察を受ける必要があります。日本では、風邪を引いた場合は内科を受診したり、耳の病気にかかったら耳鼻科に行きますが、オーストラリアでは緊急時以外は、必ず初めに総合診療科の先生にみてもらわなければなりません。必要であればそこから、refer といって専門医に紹介されます。

↓総合診療科の医師(GP、a general practitioner)
メディカルセンターのドクター

↓いきなり総合病院にいけない??(ワールドアベニューの過去の記事)
採血するために資格取っちゃいました。

そんなメディカルセンターで実習をしてみました。日本でいう大型のクリニック施設。自分がいったところは、約9人のドクターが日勤帯に常駐していました。予約もいっぱいで、忙しい雰囲気でした。看護師の主な業務は、傷の処置、ドクターの処置介助、ケアプラン作成、トリアージ。オーストラリアならではの患者さんは、動物に噛まれた患者さんが多かったことです。家畜、また蛇など。日本ではそのような患者さんを受け持ったことがなかった自分には新鮮で、勉強になりました。

実習一日目

メディカルセンターでの実習
オーストラリアのメディカルセンターでの実習は初めてであったため、初日は大変緊張しました。しかーし、オーストラリアの実習はとにかく自由。堅苦しい雰囲気はなく、初日からドクター、看護師に笑顔で「How are you ? Do not worry, just relax !!」この言葉に自分も緊張も一気に吹き飛びました。

さてさて、細かい施設のオリエンテーションをしてもらった後、指導者から「アキは最終学年なんだね、じゃあ私と同じ業務を全部やってもらうからね。よろしくー!」。まじかあ!!そうなんです、オーストラリアの実習では、三年生の最終学年になると、基本学生は先輩の指導のもと普通に業務(筋肉注射、点滴管理、ドクターへの報告、カルテへの記録など)をこなします。日本の実習のような行動計画などは一切なく、受け持ち患者が普通に割り振られます。一般病棟では、4人や6人を受け持つこともあります。日本でいうと、入職後の新人研修みたいな感じです。心の中では、無理無理!!英語もろくにできない自分にまかせるなんて・・・しかしこれはやるしかないと腹をくくりました。

なんとか指導者に付いて頑張っていた2日目

外来に、以前、癌の精査のため検体をとって採取部分を縫った患者さんが抜糸目的で来院。ドクターから、「じゃあ、アキ!抜糸しておいて。」ええっ!!マジですか?っと聞き返してしまった自分。しかし、もちろんというドクターと指導者の顔に本気であると気づく。日本では、看護師は抜糸は基本しないため、経験がないことを伝え、指導を仰ぐと、医師から「おっけー、簡単だから教えるよ、just relax !! 」。なんて優しいんだ。泣。 

使った物品は、以下の物を用いて行った。
抜糸

皮膚を傷つけないよう、慎重にピンセットで糸をつまみ、糸を刃でカット。糸が皮膚にめり込んでいたりと、カットするのにかなり時間がかかり、患者さんに申し訳ない気持ちになりました。この患者さんの場合は5本の糸を抜きました。無事に終わると、指導者から「よくやった!次からは問題ないね!」と。オーストラリア人はとにかく褒める、学生が何かできると小さなことでも日本人からすると大げさに感じるくらいほめてくれます。

とにかくフレンドリーで学生の自信やモチベーションをあげるのがオーストラリアの看護指導の特徴だと思います。
フレンドリーなオーストラリアの看護師

専門看護師の存在

専門看護師_写真②
メディカルセンターには、日本でいう専門看護師も常駐していました。彼らは専門のコースや大学院で学んだスペシャリスト。糖尿病患者の専門看護師に一日つき、コンサルテーションに参加させてもらいました。専門看護師は、各自に診察室が与えられ、患者さんに食生活や体重管理などを指導を行っていました。コンサルテーション時間は約20分ずつで、一日に8-10人程度の予約患者さんに対応していました。また看護師のコンサルテーション後は、かならずドクターもコンサルテーションの部屋に呼び、患者さんの自己管理状況や今後の治療方針などを一緒に話しあいました。オーストラリアでは、糖尿病患者の数は多く、深刻な健康問題となっています。そんな中、患者の自己管理や状態を専門の看護師が、時間をかけ一人一人の患者にあった指導を提供。指導の内容は、栄養面から運動など日常生活全般、オーストラリア人看護師により冗談を交えた、フレンドリーな雰囲気の中、指導は行われ患者さんも楽しみながら参加していました。

地域で継続して患者さんに常に寄り添い介入しいく看護師の役割は、患者さんの健康を促進する上で大変重要であると感じました。また、専門看護師にはコンサルテーション用の部屋がドクターと同様に与えられており、オーストラリアでは専門看護師の役割と地位がしっかり確立されている印象をうけました。

↓専門看護師のコンサルテーション用の部屋
看護師専用、コンサルテーションルーム

Tags:

LINE@はじめました!!友だちになってね!

友だち追加数
気軽に相談したいなら
LINEで友達追加がおすすめ。


海外生活事情や体験談チェック
ならTwitterがおすすめ。


最新情報・セミナー日程チェックならFacebookがおすすめ。