大変なこともやりきってみれば「楽しかった」と言える経験だった

お名前横山 花咲子さん留学期間2016年1月出発-2017年1月帰国予定
滞在都市シドニー/オーストラリアインターン先ナーシングホーム

ちょうど1年前くらいの時期にアシスタントナース有給インターンの看護留学プログラムで出発された花咲子さんが、年末年始一時帰国。シドニーに戻るタイミングで、東京オフィスにお立ち寄りいただき体験談を頂くと共に、セミナーへもご参加いただきました。

セミナーでお話いただいた内容も含め、留学カウンセラーとのインタビュー形式で体験談をご紹介します。

1 留学のきっかけ

カウンセラー:留学したいと思われたきっかけは?
花咲子さん:看護師になる前、学生時代からずっと英語は好きで、いつか留学はしたいと、ずっと思っていました。日本での臨床経験は助産師として5年弱。右も左もわからず仕事に忙殺される1年から3年目が終わり、自分が目指す「看護」を真剣に考えはじめ、どんなふうに今後キャリアを積んでいくべきかを模索していた時期でした。そんなとき、病院が求める中堅層の今後と、私自身が求める看護師、助産師としての今後が「違う」なと感じるようになっていました。

実は、アシスタントナース有給インターンに参加するちょうど1年前くらいに3ヵ月間程度フィリピン留学しているんです。

カウンセラー:そうなんですか?!
花咲子さん:はい。病院を休職して3ヵ月間フィリピンに語学留学しました。帰国後、気持ちを切り替えてまた働こう!と思っていたんです。ただ、3ヶ月間では全然物足りなくて(笑)むしろ海外熱が上がってしまったのではないかっていうくらいでした。
それもある意味長期で留学しようと思ったきっかけです。

2 なぜ、アシスタントナース有給インターンを選んだのでしょうか。


カウンセラー:なるほど。でも、そうすると最初は「看護関係の留学がしたい」と考えていらっしゃったわけではないんですね。
花咲子さん:はい。最初は普通のワーキングホリデーにしようと思っていました。でも、普通のワーキングホリデーでオーストラリアとかカナダに渡航したフィリピンで出会った子たちから、「ジャパレス(日本食レストラン)仕事がない」と聞いて……、「ジャパレスでのバイトだけで1年終わってしまうなんて、意味ないな」と思うようになりました。
せっかく留学するなら今までの助産師としての経験を活かせる留学にしたいし、帰国後も患者さんとのコミュニケーションで英語が必要なとき、困らないような英語力を習得したいと思っていました。そうなると、普通のワーキングホリデーはちょっと違うのかな?と思うようになって、看護師の資格や経験を活かせる留学を探し始めました。

そこで出会ったのがワールドアベニューさんのアシスタントナース有給インターンです。

カウンセラー:しっかりと語学力を伸ばしたいと考えたときに、「語学留学」は考えなかったのですか?
花咲子さん:考えなかったですね。働きたかったんです。

カウンセラー:なるほど。ただ、それまで普通のワーキングホリデーのプログラムを見てきたのであれば、全体的な出費がやや高いなと感じたのではないでしょうか。
花咲子さん:はい。正直に言って、ちょっと高いな……と感じました(笑)
だから、一度アシスタントナース有給インターンのプログラムのご説明をいただいてから、「いいな」とは思ったものの、「他にも同じようなプランがあるのでは?」と思い、結構いろいろ調べたり話を聞いたりしました。

カウンセラー:いかがでしたか。
花咲子さん:結論からいうと、ありませんでした(笑)。
ホームページ上には「看護留学」と書いてあっても、問合せてみると、最終的にアシスタントナースとして仕事ができるのかできないのか曖昧な回答しか返ってこない会社が多かったり、病院見学だけの案内だったりで、そういった会社は「安い」のですが、「サポートがない」、ちょっと悪くいうと「いいかげん」だから、「安い」んだな、ということがよくわかりました(笑)。

そして最終的にワールドアベニューさんのアシスタントナース有給インターンに決めました。

カウンセラー:よかったです!(笑)

3 留学の準備に伴い大変だったことは?


カウンセラー:留学に伴い不安だったり、留学の準備で大変だったりしたことってありますか?
花咲子さん:不安はあまりありませんでした。「行けばなんとかなる!」と思っていたので(笑)
大変なことも特に…… あ、両親の説得でしょうか。

カウンセラー:ご両親は反対だったんですか?
花咲子さん:反対した……というより、若干今も納得はしてくれていません(笑)。だから、納得してもらって、というよりは私が押し切った!という感じでした。反対はされるだろうなぁと思っていたので、「お金も払っちゃったし、もう留学するから!」と(笑)。

カウンセラー:ははは。男前ですね!(笑)

4 渡航後の流れについて

カウンセラー:花咲子さんは、語学研修期間中、医療英語コースも受講していますよね?
花咲子さん:はい。医療英語はやっぱり「結構難しいな」と感じました。
患者さんが「リストバンドをつけている」が、そこにはどういうことが書いてあるのか?や身体の部位の名称、患者役と看護師役に分かれてロールプレイをやったり、オーストラリアの看護を講義形式で学んだりしました。どんどんレベルが上がっていくので大変でした。特に私自身、日本での臨床経験が助産師としてなので、病気の話が中心になっていくとわからないことも多くて……。私も赤ちゃんの話ならわかるのにー!!って思いながら勉強しました(笑)。
ただ、Certificateが始まってみて、医療英語で学んだ単語や表現が出てきて、Certificateの授業は医療英語を学んでない人と比べると楽…というか、授業内容の吸収が早かったと思います。

カウンセラー:なるほど。先に苦労した分、Certificateでの苦労が減った感じですね。
Certificate自体はいかがでしたか? アシスタントナース有給インターンに参加した皆さんは「ものすごく大変だったー」と言われる方が多いですが。
花咲子さん:んー…、確かに課題も多かったし、Certificate期間中は、大変だなと思ったこともあります。ただ、過ぎてみて、思うのは結構楽しめていたかな、という感じです。
Certificateでは、解剖生理学、ベッドメイキング、バイタル測定、器具の使い方などを英語で勉強します。
大変は大変ですが、もともと知っている知識だし、思い返してみると結構楽しかったです。
オーストラリアならではの勉強もできましたし。

カウンセラー:オーストラリアならではだな、と感じたことってどんなことですか?
花咲子さん:例えば、オーストラリアにはアボリジニーと呼ばれる先住民がいます。
彼らは、今までの文化的な背景もあり、医療のすべてを受け入れるわけではないそうです。アボリジニーに限らず各々に考え方や文化、習慣があり、それらを尊重しあうのがオーストラリア流の看護なようで、日本にはない、価値観?考え方?を学べたのは新鮮でした。

カウンセラー:Certificate修了後はセカンドワーホリビザ取得のため、ファーム(季節労働)に参加されましたね。どのようなところへ行かれたんですか?
花咲子さん:ワールドアベニューさんからご紹介いただいた、いちご農家に行きました。主にはいちごの集荷ですが、それだけではなくパッキングや雑草取り、苗木を植えたり、いちご以外の野菜の集荷をしたり、いろいろやりました。
当然かもしれませんが、日本では農家で働いたことはなかったので、仕事はとても新鮮で、大変でしたが楽しかったです。

カウンセラー:ファームを終え、シドニーへ戻られた10月末、お仕事をスタートされましたね。どのようなところで働かれていますか?
花咲子さん:基本的にはナーシングホームですが時々プライベートホスピタル(私立病院)で働いています。仕事はあくまでアシスタントナースなので、生活全般の介助、介護が中心です。
患者さんとの英語でのコミュニケーションは楽しいです。つたない英語でもちゃんと聞いてくれます。
やっぱり日本人のケアは丁寧みたいで、全然大したことしたわけじゃないのに、「ありがとう」ってすごく言ってもらえるので、仕事にも精が出ます(笑)。
患者さんも、働く人も、いろんな国のバックグラウンドを持っているので、「言わないと伝わらない」というところがあるのか、希望・要望を互いにしっかりと口に出してくれるので、その点はとても助かります。

あ、あと、お給料がいいので、生活するだけなら週に1~2回働けば十分です。

カウンセラー:アシスタントナース有給インターンに参加してよかったなと感じていることはありますか?
花咲子さん:患者さんとのコミュニケーションを学べるのはやはりいいところです。
他にも、ジャパレスだと給料も少ない、だから毎日働かないといけない、同じ日々を繰り返して1年終わってしまう…っていう感じで学べることも本当に少ないと思います。でもアシスタントナース有給インターンだったら日本での今までの経験も活かせるし、新しく学べるものもあるし、その点は非常によかったと感じています。

5 今後の目標&メッセージ


カウンセラー:残りわずかですが、オーストラリアでの留学生活、チャレンジしていきたいことはありますか?また帰国後の目標はいかがでしょうか。
花咲子さん:残りわずかですが、できる限り働いて患者さんとの英語でのコミュニケーション力に磨きをかけていきたいと思います。日本へ帰国後は、助産だけではなく他の科への転職も踏まえ考えています。ただいずれにしても外国人患者さんの多い病院などにチャレンジしたいと思っています。

カウンセラー:ありがとうございます。
最後に、これから渡航される皆さんへのメッセージをお願いします。
花咲子さん:医療英語も、Certificateも大変でしが、やりきってみると楽しかったと思える自分がいて、まだまだ新しいことへのチャレンジや「勉強」ってできるんだなと感じました。皆さんもせっかく時間とお金をかけての留学だから「目標」をしっかりと見据えて、頑張ってほしいなと思います。